「ニャロ、ゆっぴーどこ行ってたの」

「社長、専務、ご無沙汰しております
挨拶が遅れ申し訳ございません」

そう言えば何故姉妹なんだろう・・・
だって288歳なら明らかに専務より年上なはず・・・
それよりも人間と姉妹ってどういうことなんだろうか・・・

「陽菜、たまには家に帰ってきなさい」

「あそこは私の家じゃない
仕事は好きだからしてるだけ
それが嫌ならやめてもいいんだけど」

「ニャロ!」

「わかった・・・好きにしなさい」

寂しそうに離れていく社長

「・・・・・・・」

「何その顔、まあ読まなくても理由なんてわかるけど
・・・・今日帰ったらすべて教えてあげる」

「いいんですか(-∀-`) 」

「起きていれればだけどね(бвб)」

ニヤッと微笑上から私を見下ろすじょ・・・・陽菜さん

「昨日あれだけ(汗)」

「はぁ?私に意見する気」

「いえ・・・申し訳ございません」

「わかればいいの、さーて顔も出したことだし帰ろう」

「えぇぇぇぇ!!?」

「だってこんなの食べても美味しくないし
愛想笑いするの疲れるんだもん」

こんなに美味しそうなのに・・・・

「・・・・少しならいてあげるから
その間にお腹いっぱい食べて体力付けて」

あぅまた読まれた(汗)

「今読まれたって思ったでしょ
優子の顔は読まなくても分かりやすいの(笑)
表情がコロコロ変わるから何考えてるのかすぐわかっちゃう」

「そうなんですか(汗)自分ではポーカーフェイスを
貫いてるつもりなんですけど」

「今度録画しといてあげようか(笑)」

「結構です(汗)」

麻友常務の挨拶が終わり乾杯したとたん

「10分で出るからね(бвб)」

そう言われてもまだみんな料理に手を付けてないから
端の分だけ取ろうと思ってたのに

「優子ちゃんこれ美味しいで
あの真ん中のローストビーフ絶品やから食べや」

「美優紀専務私はこれだけで十分ですから(汗)」

「あかんてほらおいで」

みんなにじろじろ見られながら真ん中の料理をお皿に取り
端のテーブルで急いで口へ詰め込みドリンクで流し込んだから
全然味がわからない(涙)

それでもお腹はいっぱいになるわけで・・・

「お待たせいたしました」

「もういいの?まだよかったのに」

あなたが10分とか言うからでしょ(怒)
とは言いません
もちろん表情も変えずにすましている・・つもり

出来てるよね?

何故かクスクス笑う陽菜さんに

「コートを頂いてくるので玄関へ行っていて下さい」

何も言わずに玄関へ足を向けられたから
急いで取りに行くと

「あれ?もう帰るん」

「申し訳ございません陽菜常務の体調がすぐれませんので」

「へぇー優子ちゃんでも嘘つくんや」

「え?(汗)」

「読んでへんで、さっきあんなに元気やったし
弱る物何もないんやから体調崩すわけないやん」

「そうですよね・・・申し訳ございません」

「まあ、来ただけでもビックリやからしゃーないか
うちもついて行こかな(笑)」

「いや・・・それは・・・(汗)」

「うそやし(笑)これ以上嫌われたくないから諦めるわ」

「ありがとうございます、ではお先に失礼いたします」

頭を下げまた急ぎ足で・・・


「おそい〜(怒)」

「申し訳ございません(汗)」

今日はあと何回謝まる事があるんだろうか(汗)