コンサートも無事終わり、次の日、二人で秋元先生に呼ばれた

「優子君の事を少し調べてみたんだが、おばあさんが亡くなってから
健康保険には入ってなかったし、中学を卒業と同時に住民票も外されていたよ」

うな垂れてしまった優ちゃん

「やっぱり私は・・・・この世に存在しないんですよね 」

「死亡届が出されたわけじゃないからもう一度取る事はできる
もう18歳になっていて自分で持つことが出来るからそれでいいかい?」

「はい!お願いします」

「今、小嶋君と住んでいるんだったよね?」  

「・・・・はい・・」

「ちょっとそれはまずいかもしれない

「どうしてですか、今日まで何も言われなかったのに(怒) 」

「今はまだ知名度も低いが、これからはそうもいかなくなるからね」

「でも、優ちゃんまだ一人だと・・・・それに陽菜も・・・」

「AKBは恋愛禁止なのは知ってるかい?」  

「・・・はい」

「バレたら守ってやれないぞ」  

「それでもかまいません!」

「こじぱ!だめだよ(汗) 」 

「いいの、陽菜は優ちゃんと出会えて変れた、
チームKううんAのメンバーだって
優ちゃんと出会ったから今があるんだよ」

「別々に暮らしても活動は一緒だし、会えるから我慢するよ」

「陽菜は我慢できない!
 優ちゃんは陽菜のビタミン剤なのいなくなると弱っちゃう」

「そうか、わかった、では同じマンションに部屋をもう一つ借りればいい
それなら一緒に出てきても大丈夫だろ?」

「でも、私、そんなにお金持ってません・・・」

「先行投資と言うことにしといてあげるから 」 

「ありがとうございます」

部屋を出て

「よかったね優ちゃんこれからも宜しくね」

「こじぱ! 出会ってくれてありがとう、大好き♪ 」

「陽菜も大好きだよ 」

優ちゃん、あなたに出会えてよかった



fin


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