「陽菜ごめん」


いつも謝るのは優ちゃんの方だったね


「ううん陽菜もごめん」


明日にはまた行ってしまうのに喧嘩してる暇なんてな無かったのにね


「行こう」

出された右手に左手で答える

エレベーターを降りロビーまでの間に仲直り


「お待たせ(бвб)」

「ちょっと、あんた達(汗)」

「いいじゃん、仲間なんだから(∵)」

「そう、こじゆうの復活(-∀-`)」

「あぁ〜もう、心配して損したよ
高い料理いっぱい食べてやるんだから(ΘωΘ)」

「篠田はこうなる事分かってたけどね(*`ω´)」

「嘘だね、こじぱが結婚する時
どれだけのLINEが送られてきたことか
ぜ〜んぶ優子に関してのことばっかりだっただろ」

「余計なこと言うんじゃないよ」

「イデデデで(汗)」

麻里子につねられてる才加(笑)

「みんなほんとにゴメン
でも今の仕事が終わったら日本に帰ろうと決めたから
みんなで生活補助よろしくね(-∀-`)」

「仕事って何してるの?」

「ん?女優だよ」

「え、でも・・・何かに出てたら情報入ってくるでしょ」

「芸名使ってるし
チャイニーズ系アメリカ人ハーフて事にしてたから
誰も大島優子だと気づかないみたい
まあ、メジャーな国じゃないっていうのもあるし」

「だから暮らしていけてたのか・・・
佐江達も知ってたの?」

「知らないよ、連絡はこっちからは送るけど
優子からはほとんど返事が帰ってこないし
今どこの国にいるとかも知らなかったんだよ
知ってたら無理矢理にでも見に行ったのに」

「ほら、そうなるでしょ
いくら気をつけていてもそこから絶対にバレるんだよね」

「確かに・・・」



吹っ切れた優子は昔の優子に戻っていた
ううん、離れていた分を埋めるために
更にパワーアップしてたかも(笑)




「はぁ・・・・楽しかった(бвб)」

「うん、こんなに日本語で話したのも聞いたのも久しぶりだったから
テンション上がりまくったよね」


部屋に戻ってきてまた二人っきりだけど
今度は全然気まずくなくて
むしろ心地良い感じ


「ねえ」

「ん?」

「日本に帰ってくるっていつ決めたの
部屋出るまでそんなこと言ってなかったじゃん」

「それは・・手を出したら当たり前のように繋いできた時かな
あぁ・・・これが私の望んでた幸せだなーて」

「えへっ?意味わかんない」

「陽菜はわかんなくていいの」

「むぅ・・・なにそれ」


ちょっと拗ねてみせたら唇にチュッとキスしてきた

「もう、あの頃じゃないんだから
今はいいけど日本に戻ったらこんなこと出来ないね・・・」

「日本に戻ったら友達に戻るから
今日は・・・今だけは陽菜を私のものにしていいかな」

「これって・・・・浮気になるのかな・・・」

「違うよ、心はずっと繋がってたんだから
旦那のほうが浮気じゃん
私は本命!」

「変な理屈(笑)」

「愛してるよ陽菜、今までも、
これからも、ずーと、死ぬまで愛してる」

「陽菜だって・・・」

「我慢しなくてもいい?」


コクって頷くとフワッ優しい笑顔になり抱きしめられていた