優ちゃんがそんな事を考えていたなんて思ってもいなかった
たまに見る動物番組で寿命の話してたかな・・・
そうだよね優ちゃんは犬だから長く生きても後・・・・
だからって優ちゃんの子供を産むのはやっぱり勇気がいる
それにいつ人間になれなくなるかもわからないし・・・・
死にたくない!
一緒に年をとっていきたいって!
涙を流しながら叫ぶ優ちゃんに胸が苦しくなる
何も言えないでいると
寝ると言って寝室へ行ってしまった
すぐ追いかけることが出来ないでいる陽菜は卑怯なのかもしれない
「はぁ・・・・どうしたら良いんだろう・・・」
とりあえず
「優ちゃんお風呂入ろ・・・・・・そのままだったらベットで寝させないから」
ガバっと起き上がると部屋の端へ行き壁に向かい丸まって寝る優ちゃん
「そのまま寝る気」
「どうせ犬に戻るから一緒だろ」
そうだけど・・・・はぁもう
「一回だけ(бвб)」
すごい速さで陽菜の前まで来てコクコク頷いてる優ちゃん
もちろんしっぽはブンブン音がなるんじゃないかっていうくらい・・・
ていうか床にあたっててバシバシなってるんだけどね(笑)
犬だから単純なのかな
もう機嫌が治って
「お風呂はいろぜ(-∀-`)」
「そのまま寝るんじゃなかったの?」
「そんなこと言ってない、犬に戻るから一緒って言っただけだぜ♪」
確かにそうだけど・・・・やっぱり賢いのかな?
「今日したら休みの前の日になるまでしないけどいい?」
「う〜ん・・・・いつ休みになる?」
「水曜日に1日休みもらってる」
「今日が水曜日って何回寝るんだ?」
そっか曜日とか日付はわかんないか
「今日入れて5回寝たら水曜日」
「だったら五回目の時だな・・・・わかった我慢する」
「ふふふ、いい子(бвб)」
頭を撫でてあげると気持ちよさそうな顔をして抱きついてきたから
抱きしめ返してあげた
そして待ちに待った火曜日の夜
陽菜はそんなに待ってないけど・・・・・
優ちゃんは人間に変わらず
水曜日の夜も犬のままだった