。。「麻里子が年下だったらキングに選ばなきゃいけない人だったと思うけど
同級生だから駄目だった」

「そっか、両方が卒業しちゃったら次を選べないもんね」


「うん、それに・・・・陽菜が麻里子と付き合うことはないから」

「どうして?」

「陽菜は優子が好きだし
麻里子も・・・・・・」


「麻里子に好きな人がいるの?」

「言いたくない・・・・・」

「もしかしてお姉ちゃん?」

「違うし」

「じゃー・・・・・前のクイーン?」

「違う!」

「もしかして三人の中の誰か?」

「そんなふうに見えたことある?」

「ないか・・・・」

「もういいじゃん」

「そうだね」


陽菜じゃなければ良いんだから


「まさか私だったりしたら笑えるけど(-∀-`)」

「・・・・・(бвб)」


陽菜を笑わそうと冗談で言ったつもりだったのに
困った顔をする陽菜


「うそでしょ・・・・・」

「陽菜と同じだけ見守ってきたんだよ
そうなってもおかしくない」

「いや、だって・・・すごく冷たかったしさ」

「陽菜もだし」

「いや、陽菜も始めはそうだったけど今はこんなじゃん
でも、麻里子は全然変わんない・・・というか前より怖い時あるよ」

「それは、陽菜はクイーンで恋人になったからで
キングを守るのにきびしいのは当たり前」

「でも、色々な言動が陽菜の事が好きだって言ってたよ?
自分でさえ苦しみを止めてあげる事が出来ないとか」

「それは親友としてだと思う
入学してからずっと一緒だったし
キングといない時、守ってくれてたのは麻里子だから」


まさかの展開に驚くばかりだ


「あぁーもう、だから言いたくなかったのに
麻里子を意識しだしたら駄目だよ」

「そ、そんな事しないよ(;´-∀-)」

「ほら、意識してんじゃんむぅ・・・」



その時      グゥゥゥ・・・


「・・・・・・・(бвб)」

「だって夕飯食べてないだろ」

「そうだよね・・・陽菜もお腹空いた」


ピンポーン


「はーい」


インターフォン越しに


「ご飯出来たけど来る?」

「わざわざ来てくれたの?」

「メールや電話してるのに二人共でないから」


陽菜のは鞄の中だけど優子のは多分机の上にあったのに
気づかなかった(汗)


「どうするの?」

「お腹空いたから行く」





「すご、今の短時間で作ったの?」

「保存食ように冷凍してるのもあるし
冷蔵庫にあるもので作りました」

「・・・・・・美味しい(-∀-`)」

「ありがとうございます」


あの麻里子が照れてる?
優子は気づいてないかもだけど陽菜にはわかる

麻里子は料理上手だし掃除もできる・・・・
それに比べて陽菜は?

勝てるものと言えば・・・・・・可愛さだけじゃん(汗)


優子が麻里子のことを好きになったらどうしよう・・・・


「陽菜食べないの?美味しいよ」

「知ってる」


だって毎日作ってくれてるから


無言で全部食べ終え部屋へ戻ろうとしたら


「先に帰っておいて私片付けしていくから」

「いえ、キングにさせるわけには」

「だから、家にいるときはキングって言わなくてもいいって(-∀-`)」

「しかし・・・・」

「年下なんだから
優子!でも優子ちゃん!でも好きなように呼んでくれていいから」

「では・・・・・・ゆっぴー・・・」

「はい?」

「優子のゆを取ってゆっぴーと呼ばせていただきます」

「まーた変な名前つけてるし(бвб)」

「またって・・・・もしかして陽菜にもあだ名があるの?」

「ニャロ(*`ω´)」

「にゃろ?」

「何もしない気まぐれ猫みたいだからなんだって」

「ねこかぁーじゃー私はにゃんにゃんと呼んでいい?」

「いいけど学校では絶対に呼ばないでよ」

「分かってるって(-∀-`)」


本当に大丈夫かな(汗)