「にゃんにゃんごめんね」

「何が?」

「ひどいこと言って」

「もうその話はおしまい
こうやって陽菜の腕の中にいるのが答えだから」

「うん」




28日の朝イチの飛行機で東京に出てきた
空港まで迎えに来るというにゃんにゃんを説得

じゃー駐車場で待ってるから!
と全く引き下がらないから私のほうが折れた

荷物をトランクに入れ助手席に乗ろうとしたら
後部座席に引き込まれ熱い抱擁と熱い口づけ

「優ちゃん痩せた?」

「勉強のし過ぎかな(;´-∀-)」


半分嘘、本当はにゃんにゃんの報道があってから
気になって落ち込んで精神的に参ってた


「にゃんにゃんは太った?」

「ひどーいモデルに太ったは禁句だよ」

「あ、ごめん(;´-∀-)最後に会ったときより健康的になったかなって(汗)」

「あの時は、ねぇ・・・・
今は麻里ちゃんが毎日美味しいご飯作ってくれるし
休みの日はうっくりしてるから」

「・・・・・・・」

「そんな顔しないの、優ちゃんが泣くのを我慢して
電話してくれたおかげなんだから」

「にゃんにゃん・・・・・」

「会えなかったのは辛かったけど
絶対に大学合格するでしょ?
そしたらずっと一緒にいれるんだからって
自分に言い聞かせて我慢してたんだよ」

「私と一緒に住んでくれるの?」

「何いってんの?そう約束したでしょ
忘れちゃったの(怒)」

「ううん・・・・・覚えてるよ、だから必死に勉強してたんだもん」

「よし、話はいつでも出来るから早く帰ろう、そして抱く(бвб)」

「にゃ、にゃんにゃん(;´-∀-)まだ朝だよ」

「愛し合うのに朝も昼も夜もない!」


そう言いながら運転席へ移動してる


「優ちゃんはそこに乗ってて誰とすれ違うかわかんないから」


「うん」



で、部屋に入ってそのままベッドに連れて行かれ今に至る


「お腹空いたかも」

「さっきからグーグーなってる(笑)」


時計を見るともう四時


「デリバリー頼もうか」

「うん、今日は作れそうにないかな(;´-∀-)」


もう無理って言ってもまだ足りないって言われ
これは陽菜の誕生日の分、これは夏に行けなかった旅行の分
などなど理由をつけられ最後にクリスマスの分で
さっきやっとやめてくれた(汗)


起き上がり服を着るのを手伝ってくれて
リビングへ行くと同時にチャイムが鳴る


「もう注文してたの?」

「そんなわけ無いでしょずっと一緒にいたのに」


そうだよね・・・・誰だろ


モニターを見ると見たことのある顔がニコニコしながら写っていた


「なに、忘れ物?」

「夕飯一緒に食べようと思ってさ
鍋の用意買ってきた(*`ω´)」

「鍵持ってるでしょ」

「盛ってる現場に遭遇したら悪いでしょ」

「バーカ」


すぐ鍵を開けて入ってきた篠田さん
初めて会うんだけどなんか嫌だなーて思ってたら
その後ろから今テレビで見ない週は無いと言うほど出ている女優の


「あっちゃん!?」

「あれ?知り合い?」

「ごめんなさい、学校でみんなあっちゃんて呼んでるから(;´-∀-)」

「アハハあっちゃんでいいよ、はじめまして」

「は、はじめまして大島優子です」

「ふふ、前田敦子です」

「むぅ・・・何真っ赤になってるの
あっちゃんの事好きなの(怒)」

「いや、国民的女優さんだよ、
普通は絶対にこんなに近くで会えない人だよ
緊張するに決まってるじゃん(;´-∀-)」

「陽菜だって有名なモデルなのに(怒)」

「そうだけど、にゃんにゃん以外の有名人に初めて会ったからさ(;´-∀-)」

「ねえねえ篠田も一応有名なモデルなんだけど(*`ω´)」

「一応は黙ってて(бвб)」

「はいはい、篠田は鍋の用意でもしましょうかね」

「あ、手伝いま・・・・イテテテテ(;´-∀-)」

「アハハハハほらこの時間に来てよかったでしょ」

「うん(∵)」

「敦子が早く見たいって言ってたんだけど
ニャロが絶対に一度で済むはずがないからって止めてたんだ」


見透かされてて恥ずかしい・・・・ていうか
私達の関係を知ってるってこと?
なのにあんなベタベタした写真とか
甘いツイートを載せたりしてるの?


「なんかすごい睨まれてる気がするから
自己紹介します
私は超スーパーモデルの篠田麻里子、
主にニャロのお世話係をしています
そしてこの方が本当の篠田の恋人」

「恋人?え?あっちゃんが!?」

「いわゆるニャロはカモフラージュ(*`ω´)」

「うそ・・・・・」


だったら言っといてよ(;´-∀-)


「教えてくれればよかったのに私しゃべんないよ」

「知ってる、でも聞いてこなかったでしょ
どういう関係?とか私のこと嫌いになったの?とか」

「そうだけど・・・・」

「それに信じてくれてると思ってたんだけど違ったの?」

「信じてた!信じてたけど不安だったんだもん」


ごめんねと言いながら頭をなでてくれるにゃんにゃん


「テレビつけてもいいかな(∵)」


割って入ってきてリモコンを取りテレビをつけるあっちゃん


「ニャロは電気鍋とお皿用意して」

「わかった」


二人だけで残されてなんか気まずい(;´-∀-)

「高校生なんだって?」

「は、はい年明けに受験です」

「大学生か〜いいなぁ
私高校も満足に行けてなかったから・・・・」


確か16歳の時にデビューしたんだっけ


「別に学校なんか行かなくてもちゃんとお仕事してるし
国民的女優さんですよ!私なんてなりたくても絶対になれないし
大学行くより全然凄いです(-∀-`) 」

「アハハハ大島さんて面白いね」

「?」

「陽菜が好きになるのわかる気がする」

「あっちゃん取らないでよ(бвб) 」

「歳が一番近いから気が合うかも」

「だーめ!優ちゃんは陽菜のなんだから!」

「敦子には篠田という立派な恋人がいるんだから
浮気は許しませんよ」

「保護者の間違いでしょ」

「シクシク・・・」


「ねぇにゃんにゃん、あっちゃんてあんなキャラなの?」

「そうだよ、普段はドS」

「うそ・・・清純なイメージが(;´-∀-)」

「麻里子なんてずーと尻に敷かれてるから」

「こらこら、ファンのイメージを壊すようなことは言わないでよ」

「大丈夫です!誰にも言いませんから(;´-∀-)」

「当たり前だろ(∵)」

「・・・・・・・(;´-∀-)」

「あんまり優ちゃんをいじめないでよ(бвб) 」

「麻里子が遅いから悪いんだよ」

「敦子は今、お腹すきすぎて凶暴化してるので
誰も逆らわないように(汗)」




ご飯を食べ終えるとテレビで見るあっちゃんに戻っていて
篠田さんが後片付けを全部してくれて


「ではよいお年を、大島さんは春にまた会おうね」

「会えるように頑張ります(汗)」


二人は仲良く寄り添いながら帰っていった


「合格してもしなくても住むんだから」

「それはお父さんが(;´-∀-)」

「陽菜達の気持ちが変わらなければって言ってたでしょ」

「うん、そうだねそうだよね」

「これからもよろしくね優ちゃん(бвб)」

「こちらこそ宜しくおねがいします(-∀-`)」

「じゃーこれ優ちゃんのパスポート」

「ん?あ〜・・・・ありがとう」


グアムに行くって言ったときに作ったまま置いていったパスポート
これを見るとあの時のことを思い出しちゃうかも

でもどうして今渡されたのかな


「後一時間ほどでタクシー来るからお風呂入っちゃお」

「・・・・はい?」

「だからタクシーが来るの」

「どうして?」

「ハワイに行くからだよ」

「うそ、じゃー私明日からここで一人なの?」

「何言ってるの優ちゃんも行くに決まってるでしょ」

「うそ・・・・」

「ほら早くしないと」

「ちょっとまって私何も聞いてないし用意もしてきてない」

「いるものは向こうで揃うから」

「でも(;´-∀-)」

「一度ドタキャンしてるんだから
行かないなんて言わないよねぇ(бвб)」


それを言われると・・・・・


「一時間しかないんだからお風呂では一度しかイカせれないけど
向こうでた〜くさん愛してあげるから我慢してね(бвб)」




誰か嘘だと言ってー(。-∀-)




おしまい