今日は初めてのお給料日

心配してたけど毎日何かと仕事があるようで
今日は何をしたとか、どこまで行ったとか
ご飯を食べながら教えてくれていたから
少しだけ期待して銀行へ

記入した通帳を見ると


「嘘でしょ(бвб)」


一十百千万・・・

何回数えても変わらない

当たり前だけど

とりあえず5万円だけおろし麻里ちゃんのマンションへ


「いらっしゃい」

「あれ、今日休みだったんですか?」

「久しぶりににゃろが来るんだから
子供の面倒見てろって言われてね(汗)」

「何か言ってるの〜?」

「挨拶してるだけだよ(汗)ユナちゃんも俺が見るから
ゆっくりしていって」

「ありがとうございます(бвб)」

「にゃろ、ユナちゃんいらっしゃい(*`ω´)」

「いい旦那さんで幸せじゃん」

「ゆっぴーも面白くて飽きないでしょ(笑)」

「それ馬鹿にしてるでしょ(怒)」

「してないしてない、毎日楽しそうだなーて思っただけ」

「じゃー一日交換してみる?」

「遠慮しておきます(*`ω´)」

「それよりケーキ買ってきたから食べよ」

「あら、ケーキ屋さんのケーキ」

「ケーキなんだから当たり前でしょ」

「いつもはもったいないってスーパーのを買ってくるでしょ」

「今日は給料日だったから奮発した」

「思ったより多かったんでしょ(*`ω´)」

「・・・・・・(бвб)」

「あら、図星(笑)」

「優ちゃんの話だとそんな大したことしてないと思うのに
こんなに貰ってもいいのかなってちょっと気が引ける
と言うか変な事してないか心配(汗)」

「なになに、十万くらいあったの?」

「もっと」

「十二、三万?」

「その倍くらい(бвб)」

「え、ヤバい仕事してるんじゃないの?(汗)」

「ここの所、人探しが多かったけど
相変わらず何でも屋っぽいよ」

「四人分の給料払ったら無くなるでしょ?」

「家賃安そうだし、経費あんまりかけてないっぽいし
節約してるのかな?」

「一度調べてもらった方がいいんじゃない?」

「え〜お金かかるじゃん」

「なんなら才加に調べさせようか?」

「無料でお願いします(бвб) 」

「事件でもないのに調べられないって(汗)」


横で子供二人を見てくれていた秋元さんが
慌てて会話に入って来る


「仕事の合間にちゃちゃっと出来るでしょ(*`ω´) 」

「出来ないよ」

「妻の親友が困ってるというのに
役に立たない刑事でごめんねぇ〜」


わざとらしく謝る麻里子


「・・・・・わかったよ、少しだけだぞ」

「それでこそ篠田の旦那様だ(*`ω´) 」

「お、おう
で、何と言う探偵事務所なんだ?」

「宮澤王子の探偵事務所」

「真面目に聞いてるんだけど(*`ω´) 」

「真面目に言ってるんだけど(бвб) 」

「いかにも怪しいな(汗)」

「所長は宮澤佐江っていう人で
彼女がゆきりん、後関西弁で話す
京都人と大阪人」

「名前は覚えてないんだね(汗)」

「(бвб) 」

「ニャロにそれを求めてはいけないよ才加
所長の名前だけでも覚えてるのすごい事なんだから」

「ちょっと待って・・・宮澤佐江・・・」

「知ってる人?」

「聞いた事あるような・・・・どこで聞いたんだろう」

「思い出せゴリラ(*`ω´) 」

「ゴリラとはなんだゴリラとは(怒)」

「暗記の訓練させなきゃ」

「だから訓練て・・・訓練・・・そうだ訓練だよ!」

「一人で納得してないで早く話せ!」

「二年下の学年で卒業式の前日に辞めた奴がいて
確かそんな名前だったと思う」

「やめさされたの?」

「それがあの過酷な訓練に耐え抜き成績トップでありながら
やっぱり警察官じゃなくて探偵になりまーすと言って
退所届を紙飛行機にして教官に飛ばし
笑いながら出て行ったらしい」

「ふざけぐあいがその人だ(бвб)」

「これは極秘なんだが
人を捜す能力がずば抜けていて
どうしても捜せない人物を
そこに依頼しているという噂を聞いた」


そこに優ちゃんの聴覚と嗅覚をプラスしたら
もっとすごい事になる・・・・


「それが本当だとしたら報酬がいいのも分かる(*`ω´) 」

「もしかして凄い所に就職したって事?」

「ニャロに散々怒られて泣きながら謝ってたのにねぇ〜(笑)」

「・・・・・・(бвб) 」


この事は黙っておこうっと(笑)