コンコンコン



「どうぞ」

「失礼します」

「なんだ、大島じゃないか
ノックなんてするから生徒かと思ったぞ」

「私も生徒ですけど」

「アハハハそうだったな(笑)」

「ひどいよ野呂ちゃん(汗)」

「そういえば最近こなかったが
何かしてるのか?」

「仲間と友情を深めてました」

「今更か」

「今更でーす(笑)」


野呂ちゃんがいて安心したのもつかの間


「遅くまでいて小嶋先生に迷惑かけるなよ」

「え、もう帰るの?」

「ちょっと野暮用だ」


ガチャッ


「野呂ちゃん用意でき・・・・ゲ、ゆっぴー(汗)」

「え、篠田先生・・・えぇぇ!!?」

「あちゃーバレちゃった?(*`ω´)」

「バレちゃったじゃ無いぞ(汗)
いいか誰にも言うなよ」

「見返りは?」

「お前な」

「今から二人にしてあげるよー
ほら早く行こう」

「え?どう言うことだ」


いいからいいからと言いながら出て行った二人

そして沈黙がどれくらい続いただろうか


「篠田先生と野呂ちゃんが
付き合ってたなんてビックリアハッ(;´-∀-)」

「・・・・・・」

「でも先生は大丈夫か・・・・」

「どうしてそう思うの」

「だって、彼女いるでしょ?」

「彼女?誰の」

「小嶋先生に決まってんじゃん」

「て言うかなんで小嶋先生呼びなの?」

「それは・・・・先生だからだよ!」

「でも、今までにゃんにゃんて言ってたじゃん」

「それは・・・・
もうすぐ卒業だからケジメ!かな・・・」

「野呂先生の事はまだ野呂ちゃんて言ってた!」

「うっさいなぁー呼び出された用件早く言ってよ
私帰りたいんですけど!(怒)」

「・・・・私何かした?」

「え?」

「優ちゃんが嫌がるような事した覚えないんだけど」

「そ、それは・・・もうすぐ卒業だから
友達との時間を大切にしようと思って・・・」

「本当にそれだけ?」


はっきり言ってスッキリフラれよう
ウジウジしてるのは大島優子らしくないからね


「私、先生の事ずっと好きだった」

「・・・・・」

「あれだけアピールしてたんだから気づいてたよね」


コクンと小さく頷く先生


「なのに何の進展もないし・・・
そりゃそうだよね先生が好きなのは篠田先生だし
何ならショートボブの可愛い恋人がいるんだから
進展するわけないか」

「それ誰の事言ってるの?」

「誤魔化したって無駄だよ
あの日デートしてたじゃん
あ、もしかして篠田先生に失恋したから
やけになって遊んでた?(笑)」

「はぁ?そんなことするわけないし」

「まあ、私も失恋したって事
失恋したのに普通の顔して通えるほど
私メンタル強くないんで」

「・・・・・」

「と言う事で失礼します」


椅子から立ち上がりドアへ歩いて行こうとしたら
後ろから抱きしめられていた