指原さんに今日は戻ってこれないかもしれないと言ったら
頑張ってねと言われた

やっぱりみんな知ってるんだね

お風呂は自分の寮で入っていくので
九時に伺いますと言ってある


初めて会った時みたいに
ずっとお話ししてて朝・・・
な〜んて事にならないかな・・・

もしかしたらそのつもりかもしれない
みんなが居たからああ言ったけど
ルナ様そう言う事嫌いそうだもん

来るから抱くだけって言ってたし・・・
私が望まなかったら大丈夫だよね?


一般寮を出て特別寮・・・とは名ばかり
見た目はマンションそのものの前へ着いた

大体、夜間外出禁止だって言ってる割に
誰も見回りしてないってどう言う事?
誰か私を見つけて連れ戻してよ(;´-∀-)

あたりを見渡しても誰もいないから
仕方なくはルナ様の部屋へのエレベーターに乗った


「ふぅ・・・・・」


ドアの前で大きく息を吐きだし気持ちを落ち着かせ

外に備え付けられてるボタンを押す

その上にはたぶんカメラがあって
誰が来たのかすぐわかるようになっている


「本当にマンションだよこれ」


寮ならこんなもの必要ないからね
一般寮には鍵なんてついてないし
入り放題だけどお嬢様方だから
事件は起きない‥‥と思う


自動で鍵が開きドアも自動で開いた


「失礼します・・・」


前は明るかったのに今日は薄暗い

中へ入るとまた自動でドアが閉まった


「ルナ様どこですか・・・」

「こっち(бвб) 」


いつも食事をするところには誰もいなくて
声をかけると奥の部屋から声が


そこへ近づき中を覗くと大きなベッドがあり
その上にルナ様が座っていた


「そこにパジャマが置いてあるから着てみて」


指さされた方を見ると
どう見てもお揃いのパジャマが置いてある

パジャマを着ると言う事は
寝ながら話をするって事かな・・・

だってそういう事するなら着る必要ないもんね?


「向こうで着替えてきますね」

「別にそこでもいいのに」

「埃が立つといけないので(;´-∀-)」

「わかった、待ってるから早くしてね」


リビングへ出て急いで着替え
自分の服はたたんで置いておく


「お待たせしました」

「あぁーやっぱり優ちゃん似合う(бвб) 」

「ルナ様も可愛いです」

「ふふふありがとう
でもルナ様は嫌かも」

「でも、みんなそう呼んでるし(;´-∀-)」

「優ちゃんには名前で呼んで欲しい
一番最初は呼んでくれてたでしょ」


初めて会って話し込んだ時は何も知らなくて
陽菜先輩って呼んじゃったけど今は(;´-∀-)

「陽菜様でもいいですか?」

「様はいらないけど何かと言われそうだからそれでいいかな」


そう言いながら自分の横をトントンと叩く
ここへ来いって言う事だよね


「失礼します(;´-∀-)」


ゆっくりベッドへ上がり隣に座る


「優ちゃんのお母さんてどんな人だったの?」

「うっすらしか覚えてませんが
凄く優しくていつもお月様の話をしてくれてたと思います」

「あの絵本のお話し?」

「はい、陽菜様が持ってらっしゃるのは
一番初めに書いた絵本です」

「そっか・・・陽菜もお会いしたかったなー」


ほら、やっぱりお話しだけじゃん
みんな脅すからドキドキして損しちゃった

そこからは気持ちが軽くなり
初めて会った日のように話が弾み
先輩が総代だと言う事を忘れちゃってたんだ