「こんばんは(-∀-`) 」
「いらっしゃいませお待ちしてましたよ」
「初めまして(бвб)」
「まあ、本当に綺麗な方だ事
大島さんがうらやましいわ」
「こんな顔で悪かったですね
寒いんだから早く入って貰ったら」
「ごめんなさいねつい嬉しくて
どうぞ入ってくださいな」
荷物を持ってくれようとするから
「今日はたくさんあるので大丈夫です、部屋は?」
「そうですか、お部屋は前回と同じですので二部屋使ってくださいね」
「今日、他のお客様は?」
「もちろん貸しきりですよ」
「え、でも、予約したのは昨日で」
ニコニコしながら陽菜の方を見る女将さん
「まさか・・・・・」
「一月前からご予約いただいてたんです
大島さんには内緒にしてほしいってね」
「休みってわかってすぐ電話したの(бвб)」
「まじか・・・・言っといてよ〜」
「お食事は20時からでよろしかったですか?」
「え!?」
陽菜に向かって言うからどういう事?て言う顔をすると
「先に撮影してしまった方がゆっくり美味しいお料理食べれるでしょ」
ってしたり顔で言ってくる
確かにそうだ、お酒も美味しいし飲み過ぎるとカメラがブレそう(笑)
「今日は天気も良かったですし綺麗な星が出ますよ
それにお月さまも殆ど真ん丸(笑)」
「楽しみだな(-∀-`) 」
「後1時間もすれば日が隠れるので
それまではどうなさいますか」
「陽菜は部屋でウックリする」
「じゃー私はスポット捜しに少し歩いてくるよ」
「え〜陽菜一人で待つの?」
「服を出してどれを着るか決めてて(笑)」
「わかった、そうする」
「では一人分だけのお茶を用意しますね」
「よろしくお願いします」
荷物を部屋に運び入れカメラと携帯だけ持って外へ
堤防に上ると下に砂地の場所があり
遊泳区域ではないけど遊べるようになっていた
「ここ良いかも、あ、でも砂が入るって嫌がるかな(;´-∀-)」
裸足だとまだ寒いだろうし・・・・う〜ん・・・
ファインダー越しに覗いてみるけど
やっぱりこの場所からあそこを撮りたい
お願いするしかないか(;´-∀-)
取りあえず下に降りて場所に落ちていた枝を立てておく
「結構人がいるな・・・・・」
特にアベックが多いから
デートスポットなのかもしれない
いなくなってくれれば良いんだけど・・・・
もうすぐ夕飯の時間だしいなくなるよね?
な~んて思いながら海を眺めていると夕陽が反射していて・・・
あわてて携帯を開く
「もしもし陽菜?いますぐこっちへ来て(;´-∀-)」
「え〜話が面白くなってきたところなのに〜」
「日が暮れちゃう前にも撮りたいんだ(;´-∀-)」
「わかった何着ようかな〜」
「そのままで良いから早く!」
「えぇ〜」
洋服を選んでたら絶対に夕日が隠れちゃうよ(;´-∀-)
陽菜なりに急いできてくれたのがわかるけどもう少し慌ててきてほしかった(涙)
おそらく後数分で日が落ちてしまう
「そこに立って適当に動いて」
「ねえ、なに怒ってるの?」
「怒ってないから早く(汗)」
「むぅ・・・・なんかむかつく(怒)」
プーと膨れた顔も絵になるんだから本当に綺麗
無視して撮り続けているとプイッと横を向いたラインが光に反射する
「綺麗だ・・・・」
「何か言った?」
「愛してるよ陽菜!」
途端に照れた顔をして恥ずかしそうに
「陽菜も愛してる〜」
そう叫ぶ姿をファインダー越しに見てるのがもったいなくて
数枚だけ撮って駆け寄り抱きしめる
「ふふふ、ドラマの撮影みたい(бвб)」
「撮影で他の人に抱きつかれるとかたぶん見てられない(;´-∀-)」
「女優になるつもりはないので大丈夫でーす(笑)」
「やば日が沈んじゃったよ(;´-∀-)」
「でも明るい(бвб)」
「うん、星が照らしてくれてる」
一緒に宿へ戻り着替えてもう一度撮影へ
「十分すぎるくらい撮れたからおしまーい(-∀-`) 」
「おなかペコペコ(бвб)」
「おいしい料理とお酒が待ってるよ」
「楽しみ(бвб)」
その夜は四人で朝方まで飲み明かし
お昼までぐっすり
「時間オーバーしちゃってすみませんでした(;´-∀-)」
「貸し切りなんですから気にしなくていいですよ(笑)」
「また二人で来てくださいね」
「次は友達も連れてきて良いですか(бвб)」
「賑やかになりそうね(笑)」
峰岸さんと高橋さんも連れてきてあげたいって言う陽菜
あと一年ほどでアイドルを辞めようと思ってると言われたときは
これこそスクープじゃん!と思ったよね(笑)
辞めるまでにたくさん思い出作るのって言ってたから
その一つなんだろうな