優子

4泊分の荷物を持ち東京駅で待っていたら

小さいリュックを背負った子供二人が走ってきた

「優子たんおはよう(-∀-`) 」

両側から抱き付かれ顔がほころぶ

その後ろからおそろいの帽子をかぶり
サングラスをかけた女性と
あたりまえだけど変装グッズを身に着けていない
スレンダーな美人さん(-∀-`)

「おはよう(бвб)」

「おはよう、おはようございます!」

「おはよう、珠理奈までお世話になっちゃってごめんね」

「大丈夫ですよ、チビ優も楽しそうだし」

「チビ優?」

「ややこしいからチビ優て呼ぶことにしたんです」

「へー・・・邪魔だったら本人に言ってね
ちゃんと言い聞かせてあるから 」

「いや・・・邪魔だなんて 」

「朝食べてきてないからごはん買ってくる
優子も何かいる?」

「私は食べてきたから大丈夫だよ」

「わかったー(бвб)」

そういうとコンビニに入って行った

その後ろ姿を見つめていると

「ニャロさ結構揺れてるよ(*`ω´)」

「えっ!?」

「本当は優子の事気になってるけど
ゆっぴーがいるから自分の気持ちを抑えてるんだよね
あの子不器用だからさ2つの事一度にできないんだ
優子に気持ちが行っちゃうとゆっぴーの事が
おざなりになっちゃうと思って奥にしまいこんでるみたいだよ 」

「そうですか・・・」

「優子の気持ち次第だと思うんだよね(*`ω´)」

「麻里ちゃんありがとう 」

「ニャロにはさ幸せになってもらいたいんだ
女の子ばっかりの真ん中でしょ
小さいころからあんまり主張しない子だったから
親もほったらかしで甘えることを知らないっていうか
本当の愛を知らないっていうか・・・・」

「・・・・・」

「だからゆっぴーを引き取って
自分がしてほしかった事とか言ってほしかった事
愛情を探し見つけては注いでるんだと思う
優子が本気ならニャロに愛を教えてあげてほしいな(*`ω´)」

「そのつもりです!私、陽菜もチビ優も同じくらい好き!
気持ちでは麻里ちゃんには負けるかもしれないけど
他の人には負ける気がしないですから」

「今回の旅行はいい機会だと思うよ
チビ達、疲れたら少々大きな音出しても起きないから 」

「麻里ちゃん 」

「篠田の大切な妹、泣かせないでね
あっ!鳴かせるのはいいけどね(*`ω´)」

「なに?誰を泣かせるの(бвб)?」

「おっと・・・そろそろ時間でしょ、楽しんできてね(*`ω´)」

「うん、麻里ちゃん送ってきてくれてありがとう(бвб)」

「帰りも迎えに来てあげるから電話して」

「わかったー、行ってきます(бвб)」

「いってきまーちゅ(´-∀-)」

「ママバイバイ!」

手を振りながら口パクで

(頑張れよ(*`ω´))

って・・・大島さん決めるところはきめれる子

頑張れ自分(笑)