優子
寝てると誰かに呼ばれてる気がして・・・
頬には暖かくて柔らかな感触がしてゆっくり目を開けると
・・・・・女神?が微笑んでいた
一瞬ここ何処? て思ったけど
「ゆうちゃん(бвб) 」
て言う甘くて優しい声が聞こえて・・・陽菜(-∀-`)
意識がはっきりしてきた
布団に入るように促すと珍しく陽菜から抱き着いて来て
ちょっと照れる(汗)
抱かれる方が多いけど
寝るときとか抱き付くのはいつも私の方からで
陽菜から甘えてくるのは珍しいからドキドキしちゃう
「陽菜と出会ってくれてありがとう(бвб) 」
それは私の方だよ陽菜
頭を撫でていると初めて出会った時の事を聞いて来た
そう言えば初めて聞かれたかもしれない・・・
陽菜は私が昔を思い出す話は決してしなかった
あの頃の事を忘れたわけじゃない
忘れる事なんて出来ない・・・
あれが当たり前だと思っていた小さな世界にいた私を
こんなに大きな世界に連れてきてくれた陽菜
育ての親でもあり今では最愛の人
でも、何であそこで寝ちゃったんだろう・・・
少し思い返してみても理由はわからない
偶然?それとも・・・
ただ、そこだけが明るく、温かそうに見えて・・・
横になって丸まると誰かに包まれてるような気がして・・・
いつの間にか眠ってしまっていた
あそこに着いた時周りは暗かったけど
マンションのほとんどの窓からは光が漏れていて
そんなに遅くじゃ無かったと思う
帰宅する人も沢山いたはずなのに
見つけてくれたのは陽菜だけで・・・
ううん、もしかしたら見て見ぬふりをして
通り過ぎて行ってたのかもしれない・・・
警察に通報されたり起こされたりしていたら
陽菜に出会えてなかったんだよね・・・だから
「そんなの決まってるじゃん(-∀-`) 」
「えっ?」
「陽菜と出会うためにあそこにいたんだよ(-∀-`) 」
「むぅ・・・答えになってないし 」
唇を尖らせて怒ってるけど本当にそう思うんだから仕方ない(笑)
「スキ♪ 」尖った唇にチュッとキスをすると
「もう・・・」て、照れながら微笑む陽菜
これからも陽菜と優陽を全身全霊をかけて守り愛していくよ
陽菜は幸せですか?
私は幸せです
あなたに出会えて
Fin
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