優子
こじぱが私の事を?
私もこじぱが・・・・
でも、未来の無い私が、私も好きだよなんて言えない・・・
悲しませるのをわかっているから
このまま友達のままで・・・
こうやって会えるだけで十分幸せだから・・・
「ゆっぴー今日も調子よさそうだね(*`ω´) 」
「先生のおかげで何とか調子よく過ごしてます」
「またまたー、篠田のおかげじゃないでしょ
毎日足繁く通う可愛い彼女のおかげでしょ(*`ω´) 」
「ち、違いますよ、彼女じゃー・・・」
私の事をゆっぴーと呼ぶこの先生
白血病の世界では名医と言われてるらしいんだけど
患者に変なあだ名を付けて廻ってるらしい(笑)
「そろそろ考え変わったかな?」
「・・・・・」
「体が元気な時に始めた方が治療しやすいから」
「もう一度受けたらまた少しは生きていられますか?」
「勿論、この病気はね治る可能性が有るんだよ
希望を持っていればおばあちゃんになるまで生きる事だって
出来るよ(*`ω´) 」
「あと一度だけ頑張ってみようかな」
「よし!善は急げだから来週の月曜日から始めよう
その前にもう一度家族の方に来てもらえるかな」
「いとこでもいいですか?」
「そうだったね、身内の方ならいいよ
いやーゆっぴーがその気になってくれて
篠田は嬉しいよ、抱きしめてキスしたい」
「それ、パワハラですよ(笑)」
「だってゆっぴー可愛いんだもん
篠田ドストライク(*`ω´) 」
「あちこちで言ってるって聞いてますよ(笑)」
「誰?そんな事言いふらしてるのは(笑)」
「治療が始まるとまたあまり動けなくなりますよね」
「そうだね、投与中は副作用があって
嘔吐やけだるさ、免疫力が落ちるから
誰か身の回りの世話をしてくれる人が必要なんだけどね
また、ヘルパーの人を頼んでおこうか?」
「そうですね、お願いします」
「それじゃそろそろ来るころだから
篠田は退散するとしますか(*`ω´) 」
そう言うと手をひらひらさせながら病室を出て行った
「来週からか・・・勉強見るの無理だなー・・・」