優子
いつの間にか眠っていたみたいでゆっくり戻る意識の中で
首筋に何かが触れていて耳元では
「優ちゃん好き」て囁く甘い声
たぶん・・・キスされてるよね?
どうしよう、心臓がバクバクしてきたからばれちゃうじゃん(汗)
今起きました!みたいな素振りをして気づいてないふりをする
このまま向き合い抱きしめてしまいたい衝動を必死に抑える
だめ!ダメだぞ優子我慢するんだ!
その場を逃れようとするも
まだこのままがいいと言うこじぱに
リモコンだけ取らせてほしいと言って何とかゲット
これで少しは気が紛らわせる
そこからはお笑い番組を見ながら二人で笑い
この人面白いよねーとか
このコンビ好きーとか
このギャグすきなのーとか・・・
どうやらこじぱはお笑いが好きだという事が判明(笑)
人は見かけによらないよね
「そろそろ準備しようかな」
「もうするの?早くない」
「早めに食べてイルミネーション見に行こう」
「えー行くのだるい(бвб)」
「この近くにあるんだよ(-∀-`) 」
「うそ!陽菜知らないよ」
「この時期学校にあんまり来ないでしょ」
そういえば赤点取らない限り終業式まで来ないかも
「じゃー行く」
「ケーキは帰ってきてから食べようね」
「うん」
そんなに大きくはないけど色遣いが独特で
一人で見に行ってたんだよね
夕飯を終えしっかり着込んで外に出たけどやっぱり寒い
「カイロ買わなきゃだね」
「あるよ(бвб)」
「え?持ってきたの?」
「ううん」
「ん?どういう事?」
「優ちゃんがカイロだよ(бвб)手貸して」
恋人つなぎをさせられ陽菜のコートのポケットの中に二人の手を入れると
「ほら、あったかいでしょ(笑)」
「っ・・・で、でも、もう片方の手が・・・」
「それは我慢してくださーい(бвб)」
「ええぇぇー(笑)」
「たまに手を変えればいいでしょ(бвб)」
首を傾け覗き込んでくる
「そ、そうだね(汗)」
にゃんにゃんと話していると癒されるけど
どんどん好きが大きくなっていくから苦しいかも(汗)