陽菜

日本には28日の朝に着いた、みんなはいつも通り麻里ちゃんが送って行く

俺達は優子を実家に送り届けて30日の朝に迎えに来るからと言って
家に帰って来た

本当は離れたくなかったけど、家族水入らずの時間も大切だから
2泊だけ・・・それ以上は無理だと訴えた!

兄貴たちはレナさんが妊娠中だから飛行機はやめといた方がいいと言う事で
レナさんの実家で年を越すことになったらしい

レナさんのお父さんはおやじの取引先の社長で沢山の会社を経営している

だからレナさんはいわゆるお嬢様
社長夫人となるべく教育を受けてきてるわけで、
まあ俺と合うはずないよな 兄貴で良かったよ

俺なんかと結婚してたら壊れてたかもしれないなー

毎日

「ねえ、怒ってる ・・・」

ブルブル・・・考えないでおこう

それにしても暇! DVD見ても面白くないし、TVも特番やってるけど・・・

優子今頃何してるんだろう・・・携帯を開いて画像を見る

これ見たら優子怒るだろうな〜優子に黙って寝てる時の写真撮って保存してある
もちろん裸の写真も・・・にひひ

おう、これは初めての夜、 グアムの俺の部屋で・・グヒヒ

優子の初めては全部俺が貰ってるもんなー

はあー俺仕様の優子に染まって行くのがたまらねえ

なんて変態チックな回想に浸っていたら携帯がブルって飛び上がりそうになった

画面には’俺の優子’の文字が

「もしもし、なんだ寂しくなったのか(бвб) 」

「それは陽菜でしょ!お母さん達凄い荷物を持って行こうとしてていくら
言っても聞かないから陽菜からも言ってよ」

「いいぜ、電話代われよ」

「もしもし、陽菜君いつも優子がお世話になっちゃっててごめんね
私達までお世話になっちゃうから少しでも迷惑かけないように
使うものは全部持って行こうとしたら優子がうるさくて 」

「お母さん方の着替えだけでいいですよ、後は何でもありますし
足りなかったらスーパーもありますから」

「そう、悪いわねーじゃー荷物減らすわ」

「もしもし、陽菜ありがとう♪じゃー30日にねバイバイ」

「ちょっ・・・ま・・・プープープ・・・」

なにーそれでけ、もう切れてるし・・・寂しいのは俺だけかよ(怒)

なんかムカついてきた優子のくせに!・・・はあ・・・優子ぉ・・・

またホルダーを開いたのは言うまでもない