入れ違いに入ってきた小さいの

「あれ?陽菜いたんだ」

「あ、うん・・・」

「何々、二人で何話してたの?
もしかして大島さんの悪口じゃないでしょうね(笑)」

「他愛もない話だし・・・」

「ふーん・・・あ、今から練習見に来る?」

「今日はやめとく」

「そっかー残念」

眉毛を下げて残念がる先輩

「さーて行くか」

「行ってらー(*`ω´)」

「あれ?帰ったんじゃなかったの」

「戻ってきた、小嶋さん帰るんだったら途中まで一緒に帰る?」

「良いんですか」

「えぇぇ!ダメダメ麻里ちゃんもろ好みじゃん(汗)」

「ゆっぴーの彼女に手は出さないよ(*`ω´)たぶん(笑)」

「たぶんじゃダメじゃん
ずるいずるい大島さんも一緒に帰りたいのに」

「ほら、早く行かないと才加に怒られるよ」

「あぁーもう、陽菜気を付けるんだよ
危なくなったら逃げるんだよ」

そう言うとカバンを持ち走って行った

「・・・・・」

「ゆっぴーがいなくなると静かだね(笑)」

「そうですね」

帰り道、嬉しいはずなのに話も弾まず空気も重かった

「ただいまー」

「おかえり」

「お母さんは?」

「買い物」

「そっか」

「あれ?姉ちゃん趣味かわったんだ」

「なんで?」

「へんなキーホルダーつけてるから」

「え?」

カバンを見ると・・・これ陽菜のカバンじゃない(汗)
あの時間違えたんだ

どうしよう・・・・明日学校で渡せばいっか

メールだけしてベッドでゲームをしてたらいつの間にか寝ちゃってたみたい



ピンポーン

「はーい」

「あれ、弟さん?お姉さんとそっくりで男前じゃん」

「どなたですか?」

「あ、申しおくれましたお姉さんの恋人です(-∀-`) 」

「え、まじ、お姉ちゃんとうとう告ったんだ」

「そうなんだよねぇ〜(-∀-`) 」

「でも、聞いてたイメージと違う
背が高くてモデルみたいでかっこいいのーて言ってたのに」

「好きな人の事?」

「そう、篠田先輩美人さんなんだよーて毎日聞かされてたからさ
そう言えば最近聞かないと思ってたら付き合ってたんだね」

「そ、そうあばたも笑窪で好きな人の事は
良く見えるって言うからねアハハハハ」

「そうだね、これからも姉をよろしくお願いします」

「う、うん・・・・」

「今呼んできますね」

「い、いいよカバン持ってきただけだから渡しておいてじゃーね」


陽菜が寝てる間にそんな事があっただなんて知らなくて


お腹が空いて起きて行くと

「お姉ちゃん篠田さんがカバン持ってきてくれたぜ」

「篠田先輩が?なんで?」

「とうとう告ったんだなやるじゃん」

「ちゃんと名前聞いたの?」

「恋人だって言ったから篠田先輩って言ったぜ」

「ばか、違うの今の恋人は大島先輩なの」

「うそ!まじか・・・わりー(汗)」

「もう、最悪じゃん起こしてよね」

どうしようバレちゃった・・・

結果的には良かったのかな?

でも何でこんなに苦しいんだろう・・・罪悪感?

明日カバン持って行ったとき謝って本当の事言わなきゃ・・・・だよね・・・