好きだと言われてからキスはたまにしていたけど
それ以上は何も起きない

たまに甘えるように肩にもたれ掛ってきたり
膝に寝ころんでくるから膝枕をしてあげたりする程度

女の子同士ってしないの?

大学時代付き合っていた彼とは卒業を機に
あまり会えなくなって自然消滅

好きだと思ってたけど追いかけるほどでも無かったから
そんなに好きじゃなかったのかな?

でも優ちゃんは違う

縁日の時、居なくなっていた事に心臓が止まるかと思ったし
目が見えるようになってヘルパーの仕事が必要なくなっていても
こうやって毎日会いに来てるから・・・・

完治してドイツに帰っちゃったらどうしよう・・・
自然消滅なんてヤダ!

お金を貯めて休みを取って毎月会いに行きたい
こんなふうに思えるのは優ちゃんだけ

だから陽菜、勉強したの

女の子同士がどうやって愛し合うのかを

陽菜は優ちゃんにもっと触れたい・・・
抱きたい抱かれたいって思うけど
優ちゃんはどうなんだろうか・・・
好きだけど抱き合うのは嫌なのかな?

だから思い切って聞いてみた

そしたらずっと抱きたかったって言ってくれて
二人共同じ気持ちだったんだって・・

あ、でも優ちゃんの方がずっと前から思っててくれたんだよね
それなのの気づかなかった陽菜は男の人と・・・

ごめんねという気持ちを込めて自分で服を脱ぎ優ちゃんの目の前に立った

「優ちゃん」

陽菜を見た優ちゃんは目を大きくさせ驚いたかをを一瞬だけみせたけど
すぐその大きな瞳からは涙が溢れてきて

「にゃんにゃんありがとう(涙)」

そう言うと抱きしめられた

「ベットへ行こう」

コクンと頷くと陽菜の手を引き
片手で涙をぬぐいながら先を歩く優ちゃん

ベットの縁に着くと陽菜の方を向き

「本当にいいの?」

眉毛をハの字に下げ自信なさげに聞いてくる

そうこの眉毛・・・よくこの眉毛になってたよね

陽菜の恋バナを聞きながらこの眉毛をして微笑んでたっけ・・・

「にゃん・・にゃん?」

「フフフ、どんどん下がっていくね」

「へぇッ?」

眉毛を指でなぞりながら

「優ちゃんも脱いで」

「あっ・・・うん・・」

後ろを向いて脱ごうとするから反対側に回り込んで覗くと

真っ赤な顔をして「もう(汗)」と慌てる優ちゃんが可愛くて
頬にキスをするとさらに赤くなった(笑)

でも、脱ぎ終わると陽菜の肩を持ちベットに倒され
覆いかぶさってくる優ちゃん

陽菜の頬を撫でながら

「ずっとこうなる事を夢見てた
ずっと陽菜で妄想してた」

「他の人ととは?」

「向こうで付き合ってみたけど長く続かなかった」

「なんで?」

「妄想の中の陽菜と比べちゃってたから」

「本物を見て幻滅した?」

「ううん・・・想像より凄くて興奮してる(笑)」

「ごめんね、陽菜忘れちゃってて・・・」

「いいんだ、今こうやって触れる事が出来てるんだから」

「これで夢がかなう?」

「かなえたい夢の方は努力すれば叶えられるって思ってたけど
今のこの夢の方は絶対に叶わない夢だと思ってたから
なんか起きたら夢でしたってなりそうで怖いんだ(汗)」

「大丈夫だよ、温かいでしょ?」

「うん、それにスベスベでモチモチ(-∀-`) 」

「変態さんだ(笑)
先に叶っちゃうね(бвб) 」

「っ・・うん、陽菜のおかげだよ本当にありがとう(涙)」

「もう!泣かないの(怒)お預けにするよ(笑)」

「だめ!(汗)」

必死に首を横に振るから腕を首に回しひきつけてキスをした