優子

抑えられない気持ちに
つい「好き」と言ってしまった

でも先生はそれには何も答えず触れる事もなく
いつものように喘いでいた

好きなのに・・・こんなに好きなのに

先生は大人だから
身体だけって割り切れるんだね・・・

いつかこの関係にも終わりが来るんだ・・・


一度も試合を見に来ない先生
私は三年生になっていた

「これが最後の公式戦なんだ一度くらい見に来てよ」

「気が向いたらね」

そう、毎回この言葉を言われる
気が向く事なんて無いくせに・・・

その日初めて先生のからだに傷をつけた

白くてスベスベな先生のからだに歯形を・・・

キスマーク一つ付けた事なかった先生のからだに・・・くっ


試合は最終日まで勝ち進みあと二つ勝てれば

まだまだ先生との関係も続けられるけど
たぶん・・・ううん絶対に無理

相手は強豪校で私達の学校はここまで残ってるのが
奇跡だと言われてるんだから

最後の夜だったけど
いつものように先生を抱いて
何も言わずに家へ帰った

さよなら先生本当に大好きだったよ