(あと10分ほどで着きます)

(焦らずに来てください)

そういうメールのやり取りをしていた時

「キャッ!・・・イッター・・・(涙)」

派手に転んじゃって膝を打ち付けた

「あぁぁーもう」

恥ずかしすぎて周りを見れず
起き上がり鞄を持ってひたすらサロンを目指す

「いらっしゃいませ」

「こんばんは、お願いします」

用意してある紙ショーツに着替えていると

「あぁあぁっ」

「どうしたの(汗)」

「私の膝がぁ(涙)」

「血だらけじゃん、何があったの」

「さっきコケちゃって(汗)
ズボンだったし破れてなかったから大丈夫だと思ってたのに」

「だから焦らないでって言ったのに」

「ううぅぅ・・・」

「意外におっちょこちょいなんだね」

「意外じゃないです(涙)」

「ちょっと待ってて」

隣の部屋へ行き救急箱を持って戻ってきて
処置してくれた

白衣の天使じゃん(´-∀-)

マスクしてなかったらもっと良かったのに・・・

「ん?私の顔に何かついてる」

「白衣着てるし天使だなーて思って(´-∀-)」

「・・・・・・」

「いや、変な意味とかないですから(汗)」

「わかってる、これでよしじゃー始めようか」

「お願いします(´-∀-)」


今日の施術は少し強めだからコリがどんどんほぐれて行ってるのがわかる

「じゃー上向いて」

「・・・はーい・・・」

一瞬夢の中へ行ってた(汗)

上を向いて目をつむっているともう我慢できなくて・・・
意識が飛んじゃった

「んっ・・・・んん・・・はぁ・・・」

「アァッ・・・」

自分の声で目を開けると驚いた顔をしてる陽菜さん

「ヤダ(汗)変な声出しちゃった(汗)」

「よほど気持ちよかったのかな(笑)」

「すいません(汗)」

「丁度終わりかけだったから良かったけどね」

壁にかかる時計を見ると・・・うそ(汗)

「すいません30分もオーバーしちゃって
追加料金払うので請求してください(汗)」

「いいよ、起こそうと思えば起こせたんだし
頑張ってるご褒美(бвб) 」

「やっぱり天使だぁー(´-∀-)」

「寝てる時お腹鳴ってたけど
もしかして夕飯食べてないの?」

恥ずかしい・・・寝てる時とか最悪じゃん

「終わったのがぎりぎりで
お昼にサンドイッチ食べたっきりコーヒーだけで凌いでました(汗)」

「そんな事してたら倒れるよ」

「大丈夫!私こう見えて体は強いんです
あぁ・・・でも風邪はすぐひきますけど(汗)」

「それ強いのかな?(笑)」

「体力には自信があります!」

「今から軽く食べに行こう」

「いえ、迷惑かかるんでコンビニでおにぎりでも買って帰ります」

「ダーメ!ほんとに倒れちゃうよ
終わったら下で待って、着替えて降りるから」

「すいません」

洋服に着替えてる間後片付けをしてる音が聞こえた

「着替えてくるから終わったら下へ行っててね」

「はーい・・・あ、お金まだ払ってないですよ(汗)」

「もう締めちゃったから後でもらう」

「わかりました」

着替え終わり

「下で待ってますね」

隣の部屋に声をかけ玄関を出た