始まった準決勝戦

スタート音と共にダントツのスタートを切った優子先輩

チームはずっとトップのままゴールテープを切った

「やったー!!(бвб)」

明日また優子先輩の走りが見れる

「この順番がベストやな」

「うん、私もそう思ったしさすが優子」


その日の夜もみんなでお風呂に入り先に寝る
もちろん手を繋いで

昨日と違う所は
少し枕を近づけ何故か向かいあって見つめ合っている

それというのも
明日は今日よりも早く起きないといけないから
ゆっくり眠りに入れるようにって
先輩たちは部屋から出ていって居ないから


うぅぅぅ・・・恥ずかしい(汗)


「無理やり残ってもらってごめんね」

「いえ、マネージャーの仕事ですから
それに授業サボれて嬉しいです(бвб)」

「仕事か・・・・
私はにゃんにゃんに最後の走りを見てほしかったんだ」

「・・・・・・・・・・・」


どういう意味に取ればいいの(汗)


「ごめん、いきなりこんなこと言っても困るよね
明日は今までで一番最高の走りをするから見ててね」

「はい(бвб)」

「おやすみ」

「おやすみなさい」

そう言うと上を向いて寝てしまった


陽菜に見て欲しかった?
陽菜にだけ、とは言ってないけど・・・
そういう意味だよね?

なんで?

それから悶々としてなかなか寝付けないでいると
ドアが開く音がして先輩たちが戻ってきたから寝たふりをする


「二人共ちゃんと寝てる(笑)」

「昨日より距離近くない?(笑)」

「隠してるつもりだけど布団の中で手を繋いでるの丸わかり♪」

「可愛いよね〜」


バレてたんじゃん(汗)


「優子ってああ見えて緊張しいじゃん」

「だーね、見せないようにしてるけど
夜とかなかなか眠れないってよく言ってる」

「やのにこの気持ちよさそうな顔(笑)」

「全部小嶋さんのおかげだね」

「うん、残って貰えてよかったよ」


陽菜のおかげ?
他の人じゃダメって事?
それとも誰かそばにいてこうやって手を握っていれば大丈夫って事?

余計に眠れなくなっちゃったじゃん(汗)

会話が途切れるとすぐテレビの音が聞こえて来た
まだ10時過ぎだからドラマやってるみたい

このドラマ録画してきてない(汗)
でも今はすぐ見逃し配信してくれるから困らないか

でも何となく声だけ聴いてたら知らないうちに眠っていた



「にゃんにゃん、朝だよ」

今日も大好きな優子先輩の声に起こされる
朝だからかな、いつもよりしゃがれてる声
この声を録音しておいて毎朝の目覚まし音に使いたい
だってこんなにスッキリ起きれるんだもん


「おはようございます(бвб)」

「あはっおはよう(-∀-`) 」


静かに用意をし
今日はすべての荷物を持って部屋を出る

「にゃんにゃんてなんでいつもそんなに荷物多いの(笑)」

「優子先輩が少なすぎるんですよ」

「そうかな、必要なものは全部入ってるけど」

「私も全部必要なものです(бвб)」

これでも少ない方

だって二泊も多く泊まるって思ってなかったもん
全部の分持ってきていたらもっと多かったと思う


下着とか着替えがなかったから
近くのコインランドリーに行こうと思ったら
先輩たちも洗濯するって言って一緒に行った

遠くにいくときは洗濯するらしい
だから少ないんだね
来年はそうしよーと(бвб)