パパに空港まで送って貰いラウンジへ

「こじはるちゃん」

「志穂さんお待たせ」

「陽菜?」

「こちら志穂さん
実は今回の旅行、少しだけ仕事なの
黙っててごめんね」

「その話ここだとどこで漏れるかわからないから
個室へ行くわよ」


みんなには旅行だとしか言ってなかったんだけど
水面下で大きなプロジェクトが動いていた
そのプロモーション撮影もかねてのヨーロッパ旅行


「他のスタッフは先の便で行ったから
この便は私とあなた達だけよ」

「成功するといいね、陽菜(-∀-`) 」


何も聞かず応援してくれる優ちゃん


「本当にごめんね、優ちゃんは大丈夫だって言ったんだけど
極秘だから絶対にダメだって言われてて・・・」

「いいよ、そのおかげでこうやって旅行出来るんでしょ?」

「うん、でも半分は本当に旅行だから」

「気にしないで私はその間一人で美術館巡りしてるから」

「えーと・・・・優ちゃんにも協力してほしいんだ 」

「私に?」

「うん・・・ダメかな 」

「ダメじゃないけど私で役に立つの?」

「優子さんしかこじはるちゃんのエロスを引き出せないですから 」

「エロスって・・・・・変な撮影じゃないよね 」

「何考えてんの(汗)志穂さん変な言い方しないで下さい!
単純だからすぐ誤解しちゃうんですから」

「ごめんなさいね(笑)」


モデル時代からずっと温めてきた計画
ゆっくり人脈を広げ大切にしてきてやっと夢がかなう




「ビジネスクラスじゃなくてもよかったのに 」

「今をときめく大女優さんが何言ってるの(笑)」

「でも、この世界はいつ失脚するかわかんないでしょ」

「優ちゃんは大丈夫だよ」

「なんで言い切れる?」

「だって陽菜がついてるから(бвб) 」

「その自信・・・なんか大丈夫な気がしてきた(笑)」

「でしょ あ、そろそろだから行こう」

「え?でもその便は」

「敵を欺くにはまず見方から!これは鉄則ね(бвб) 」

「さすが陽菜」


スペインじゃ無く、先にフランスへ飛ぶ
そこで撮影をして買い物をしてからスペインへ
だから誰にもホテルを教えてない

なにもそこまでしなくてもいいんだろうけど
バレて先に報道されるのは嫌だからね


現地に着きタクシーで現場へ

「凄い(-∀-`) これ全部陽菜が着るの?」

「優ちゃんのもあるから」

「私も着るの!?」

「小さい人でも似あうドレス
優ちゃんをイメージして作ったの」

「ありがとう、うれしい(-∀-`) 」

「さあ、二人共シャワーを浴びてきて
あ、急いでるんだから変な事たらダメだからね(笑)」

「わかってますよ(汗)こんな所で襲わないし
襲うのは夜景の綺麗なホテルに取っときます」

「は、陽菜(汗)」

「大島さんもこじはるちゃんにかかったら方無しね(笑)」

「恥ずかしい 」


世間では優ちゃんが夫と言う立場になってるけど
実は逆、主導権は陽菜が握ってるからね


「この為に体絞ってたんだね」

「絞ってたの知ってたの?」

「体見たらわかるよそれに・・・」

「それに?」

「陽菜の胸が小さくなっちゃってたもん 」

「仕方ないじゃん、体重落とすと脂肪の胸も落ちちゃうんだから 」

「私はあんまり小さくならないもん」

「それは陽菜のおかげ(бвб) 」

「どう言う事?」

「陽菜が揉んであげてるからサイズ変わんないんだよ
だから陽菜のサイズが落ちたのは優ちゃんのせいだね 」

「そ、それは陽菜があんまり触らせてくれないからじゃん(汗)
私がしてるのにすぐ体勢入れ替えて襲ってくるからでしょ 」

「可愛い優子が悪いからやっぱり優ちゃんのせい(笑)」

「そんなぁー 」


体を拭いてお互いにボディクリームを塗りあい
パウダーで仕上げて出て行く


「二人共いい体してるわねー惚れ惚れしちゃうわ 」

「色々と鍛えてますから(笑)」


そこからはプロに任せヘアーとメイクを仕上げ
ドレスを身にまとうと


「陽菜・・・・・・」

「ん?どうしたの」

「綺麗すぎて心臓が痛い」

「何言ってんの四捨五入でアラフォーだよ(笑)」

「昔と全然変わんない!
色白だし胸だって下がってないし腰はくぼんでるし
どうしようドキドキしてきて苦しい 」

「優ちゃんだって子供産んだのに全然変わんないよ
自分の姿鏡で見て、凄く綺麗だから」

「・・・・・・・これが私?」

「似合ってる 」

「さすがこじはるちゃんバッチリね(笑)」

「当たり前だし(笑)」


それから何着も着替え一日中撮影をしてホテルにチェックイン


「疲れたー(-∀-`) 」

「明日はPV取るから」

「うん、ねえここ小さいホテルだけど
内装凄くいいねベットも可愛いし・・・
あ、陽菜見て見てお風呂も可愛いよ(-∀-`) 」

可愛いのはしゃいでる優子だから(бвб)

優ちゃんが喜ぶように事前にあちこち調べてこのホテルにしてよかった

「明日も早いし早くお風呂入っちゃお」

「うん(-∀-`) 」



「えーと・・・・明日早いから寝るんだよね?」

「そのために早くお風呂入った」

「じゃーなんで私の上にいるのかな?」

「フランスでの初夜?」

「だ、ダメでしょ マークとかついちゃいけないし
しっかり寝ないと目が腫れちゃうよ(汗)」

「陽菜がデザインしたんだよ、どこに付けたら目立たないかとか
熟知してるから大丈夫!それにするために早くお風呂に
入ったんだから寝る時間はまだたっぷりあるよ(бвб)」

「えーと・・・お手柔らかにお願いします 」

「大丈夫フランスにふさわしい初夜にするから」


どんなだよーて愚痴る優ちゃんの唇を塞いでやった