優子
陽菜は凄い
女優で精一杯な私を尻目にドンドン新しい事にチャレンジして
自分の世界を広げて行っている
私が今こうして女優の仕事を安心してできるのも陽菜のおかげ
本当に陽菜に出会えてよかったなーていつも思う
いくら感謝してもしきれない位だ
私に何が出来るのか、何をしたら喜んでくれるのか
毎回考えてサプライズしようと思っても
そのはるか上のサプライズを毎回してくれる
たまに私って陽菜に必要なのかなって思っちゃうときがある
私は陽菜無しでは生きていけないけど
陽菜は私が居なくても大勢の仲間や家族がいるから・・・
「優ちゃん」
情事が終わり背中から抱きしめられたまま考え事をしていたら
名前を呼ばれてビクンてなってしまった
だってスースーという寝息が聞こえてたから
とっくに寝ているもんだとばかり思っていたから(汗)
「陽菜がこうやっていろんな事が出来るのは
優ちゃんがそばに居てくれてるからなんだよ」
「・・・・・」
「陽菜のする事に文句も言わず付き合ってくれて
励ましてくれて一番近くで応援してくれて・・・
優ちゃんが居るからどこまでも突っ走って行けて
頑張れるんだよ」
「ううぅぅ・・・・ 」
「優ちゃんが居なくなったら陽菜生きていけないと思う」
「わだじも・・・・」
「だったら負のオーラ出さないで(бвб) 」
「なんでわかっちゃうの?」
「何でかな?こうやって触れあってると感情の変化がすぐわかっちゃう
優ちゃん限定だけどね 」
「私はわかんない・・・ごめん・・・」
「それだけ陽菜の方が優ちゃんの事を好きだって事」
その言葉を聞いて
体を向かい合わせにして目を見ながら
「違うよ、私の方が何倍も好きだもん
陽菜は血のつながったお父さんとかお母さん、弟の事も好きでしょ?
私はいないから・・・その分も陽菜に愛情が行ってるんだから」
「優陽は?」
「優陽は・・・愛してるけど陽菜に対する愛とは違うから・・・」
「陽菜も同じだよ家族に対する愛情と
優ちゃんに対する愛は違う
だったら私達おんなじくらい愛してると思わない?」
「・・・・・そうなのかな?」
「そうだよ、だからもう不安にならないで
陽菜はしたい事をしてるだけ
優ちゃんのしたい事は?」
「女優」
「それでいいじゃん」
「うん・・・ありがとうにゃんにゃん(-∀-`) 」
「また抱きたくなったけど明日早いからもう寝よ」
「うん、オヤスミ(-∀-`) 」
「おやすみ優ちゃん」
触れるだけのキスをして目を閉じた