優子

 

 

「行ってらっしゃい」

 

「終わったら連絡するから携帯持っててよ」

 

「心配しなくても大丈夫だよ

あっちゃん達もいてくれるし

何より優がいるんだから」

 

「そうだけど・・・・」

 

 

学校行事に参加した事がないから

他のお母さんたちと面識がない事に心配で仕方ない陽菜

 

「行ってらっしゃい」

 

もう一度そう言って行ってらっしゃいのキスで送り出す

 

 

「さーてと」

 

優を起こすにはまだ早いし

あっちゃん達も11時頃に来るって言ってたし・・・

とりあえずお昼の準備だけして・・・と考えていると

 

ガシャンガシャン

 

おっと、ヒップ君の餌を入れ忘れてた(笑)

 

「ごめんよ相棒(笑)」

 

少しムッとしてるのは気のせいか

 

水を補充し餌を入れてあげて

トイレ掃除をしてあげる

 

こっちはこれでよし

みみの餌も入れたし

優が起きてきても朝ごはんはすぐ出来るから

今からは一人の時間だ

 

ソファーに寝転び本を読む

 

 

「・・・・・・カタン・・・キャンキャン・・・しぃー(汗)」

 

物音で意識を取り戻す

どうやら寝てしまっていたみたい(笑)

 

「・・・優子ちゃんおはよう」

 

「おはよう」

 

時計を見ると9時43分

 

二時間も寝ちゃってたよ(汗)

 

「ご飯すぐ出来るから座ってて」

 

「はーい(-∀-`)」

 

パンと目玉焼きとウインナーっていう

オーソドックスな朝食

 

「いただきます(-∀-`) 」

 

もちろんヒップもみみもすでに食べ終わっていて

私たち二人を見てる

 

「みんな来るかな」

 

「来るって言ってたんなら来るでしょ」

 

「うん・・・」

 

「少なくても来てくれた子達で楽しくやろう」

 

「うん(-∀-`) 」

 

食べ終わって服を着替え準備していると

合鍵であっちゃん達が入って来た

 

「あっちゃんいらっしゃい(-∀-`) 」

 

「優子ハワイぶり(∵)」

 

「ハワイぶり(-∀-`) 」

 

「早かったね」

 

「する事無いし早めに来てみた」

 

「早いから少し飾り付けしようと思ってるんすけど」

 

「いいねぇ〜しようしよう」

 

保育士の二人だからそう言うのはお手の物

 

30分ほどで結構な飾りが出来た

 

「すごーい(-∀-`) 」

 

「うん、凄いさすが」

 

 

コンコン

 

ドアをノックする音が聞こえ返事をすると

女性二人と子供三人が入って来た

 

「こんにちは」

 

「こんにちは大島です」

 

「存じております(笑)」

 

「凄いですね、これ今されたんですか?」

 

「あっちゃん達がしてくれたの」

 

「あっちゃん?」

 

「小嶋の妹です」

 

「その友達です」

 

挨拶する二人

 

「今日手伝ってくれます」

 

「そうなんですねありがとうございます」

 

「他に何かする事ありますか?」

 

「あとは・・・そろそろテーブルの準備とかしていきましょうか」

 

椅子を置くと狭くなるから立食パーティ

 

テーブルを並べジュースを置く場所を分けておく

 

「ホットケーキに合うかどうかわからないんですが

チキンナゲットを作ってきました」

 

「うちはポテトを」

 

「子供達喜びますよ」

 

あっちゃんが味見しようとしてたかみなに止められてる(笑)

 

「どれくらいの大きさにしますか」

 

「小さめにして好きなだけ食べれるようにしようかと思ってます

男の子と女の子だと量が違うでしょうし」

 

「そうですね、その方がいいですね」

 

「コンコン、失礼します」

 

「あ、いずりな先生(-∀-`) 」

 

「いずりな?伊豆田先生じゃなかったっけ?」

 

「生徒や先生からはいずりなって呼ばれてるので

大島さんにも呼んで欲しいです♪」

 

・・・・名指しされても(汗)

 

「そろそろ先に焼き始めようか」

 

「そうですね」

 

「優子もお手伝いする!」

 

「みんな来るまでだぞ」

 

「うん(-∀-`) 」

 

「優子ちゃんいつもお手伝いしてるんですか?」

 

「何でもしたがるので一緒に出来る時はさせてます」

 

「凄いですね、うちなんて邪魔になるから

まだ何もさせてないんです」

 

「私も休みの時だけですよ

普段はほとんど陽菜がしてくれてますから

休みのときくらい楽をさせてあげたいので」

 

「はぁ・・・うちの主人にも聞かせてあげたい」

 

「アハッ男性はなかなか難しいですよね」

 

そんな会話をしていると

子供たちが次々に入ってきた