お店の前でタクシーを降り中へ
オシャレだけど女子大生が気軽に通えそうな
イタリアンのお店だ
だからこの服でも全然大丈夫と言っても
陽菜が選んでくれた私服だから
その辺の普段着よりも全然オシャレなんだけどね(;´-∀-)
よく来てるのか
ご来店ありがとうございます
どうぞこちらへ
と、名前も何も言っていないのに
奥へと案内されドアは無いけど
個室のような空間の場所へ入ると
見覚えのある顔が
「ヘイ!ハルナ」
「ハイ!キャサリン(бвб) 」
キャサリンさんとの会食だったの?
前もって教えておいてよ(;´-∀-)
今日は二人の秘書?が後ろに立っていた
一人はこの前の紳士、もう一人は東洋系の女性
ボーイが椅子を引き陽菜が席に座ると
「私達も座りましょうか」
と流ちょうな日本語(笑)を話すから
すぐ日本人だと分かった
もちろんフルコース
まずはワインで乾杯してオードブルが運ばれてくる
陽菜とキャサリンさんは二人で話してるから
秘書は秘書同士で話すことに
「平田と申します」
「大島です、前回はいらっしゃらなかったですよね」
「私はキャサリンが日本に滞在する時だけ
雇われている秘書で呼ばれない限り付き添いません」
「通訳の様な役割も兼ねてるんですか?」
「そうなりますね」
あぁ・・・だから前回は居なかったんだね
だって陽菜には通訳がいらないもん
ん?だったら今日はどうして呼ばれたんだろう・・・・
もしかして私の為?
なわけないか(;´-∀-)・・・ないよね?
「あれ、キャサリン!?」
後ろからする声に顔を向けると
「麻里子・・・・・・どうして」
「たまたま食べに来たんだよ
いやーこんな偶然てあるんだねぇ
もしかして運命(*`ω´) 」
「はぁ?あり得ないし(怒)」
「篠田達もご一緒していいかな
席も空いてるみたいだし」
男性の方の秘書を一つ席をずらさせ
キャサリンの隣に座るとすぐにオードブルが運ばれて来た
注文してないよね?
それにすぐ持ってこれるって
まるで初めから人数を7人と言ってたかのよう
そうだよ、きっとそう
偶然?運命?
ううん、絶対に違うと思う
私は見逃さなかったよ麻里子さんが声をかけてくる前に
平田さんが一瞬目を上に向け
口角が少し上がったところを