木「ねえ、その議員と息子ってまだ政界にいるの?」

優「父親は由里子のボスである財務大臣」

吉「うそ・・・・じゃー息子は・・・」

優「そう、私のボス、東京都知事」

全「えぇぇぇ!!」

陽「知ってて秘書になったの?」

優「私は前都知事から秘書をしてるんだよ
わざわざ向こうからやってきてくれて当選した日
嬉しくて泣いちゃったよね(笑)」

菜「でも名前を聞いたら覚えてたんじゃ・・・」

優「あの時誘拐されそうになったのは陽菜
だから私の名前はどこにも出てない」

陽「私会った事あるよ、当選しましたって総理の所に挨拶きたもん」

優「名前だけじゃなく顔を見ても何の反応もしなかった陽菜をみて
ホッとしてたよね(笑)」

陽「だから優子あの時笑ってたの?」

優「必死で笑うのを我慢してポーカーフェイスを装っていたのに
陽菜には見破られちゃったんだよね(;´-∀-)」


そりゃー知事より優子をずっと見てたし
小さいころから一緒だったんだから分かるし


指「優子ちゃん本当にやるんですか?(汗)」

優「やるよ、今すぐにじゃなくて
もう少し悪事が溜まってからだけどね」

菜「今でさえ、裏で色々やってるみたいなのに
まだ出てくる感じ?」

優「凄いよ〜まだまだ出て来る、
他の秘書は知らないみたいだけど
第一秘書の私には全部御見通し」

吉「そうなったらうちのボスもタダじゃすまない・・・」

優「だろうね、そっちも叩けば埃が出て来るんじゃない?」

吉「叩き加減にもよるけどね(笑)」

指「と言う事はどちらかを懲らしめるともれなくもう一方も懲らしめることになる」

菜「俄然面白くなってきた」

優「でもまだだよ、もう少しトップでいて貰わないと
私も職を無くしちゃうからね」


職を無くしても家に戻れば使い放題のお金があるはず
今はマンションで一人暮らしをしてるけどね
それも自分のお給料だけで・・・
陽菜なんて家賃出して貰ってて
たまにお小遣いまで貰ってるのに・・・


木「そう言えば優子って実家なの?」

優「違うよ」

菜「じゃー一人暮らし?」

優「一応ね」

吉「一応ってどういう意味?」

陽「もういいじゃん仕事の話しようよ(汗)」

菜「はぃ?陽菜が積極的に仕事の話とか今頃外は大雨だわ」

吉「ちょっと黙って!優子何か隠してるでしょ」

優「別に隠してたわけじゃないよ
聞かれたことないから言わなかっただけ」

木「だからそれは何?」

優「え・・・・陽菜が夕飯食べにくる?」

吉・菜・木「どういう事(怒)」

陽「仕方ないじゃん料理できないんだから」

吉「だからってどうして優子の家に行くのよ」

陽「だって・・・・」

菜「だってなに?(怒)」

陽「部屋が隣だから(бвб) 」

「・・・・・・・・・・・はぁぁぁ!!?」


もう、だから言いたくなかったのに―

優子が家を出るって言った時
陽菜も一人暮らししたいって言うとお父さんに凄ーく反対されて
どうしてもダメだって言うからプチ家出したんだよね
勿論優子の部屋にだけど(笑)

ずっと家出したままでもよかったんだけど
優子が今のままだと何も解決しないし
私もついて行ってあげるから話し合いなさいって言われて

仕方なく戻ると
優子と同じマンションなら許すって言ってくれて何とか脱出

最初はコンビニやお弁当やさんのお弁当食べてたんだけど
様子見に来てくれた時に
それじゃ体壊しちゃうでしょって怒られて
だって料理できないの知ってるじゃん!て言ったら
朝は無理だけど夕飯作った時は一緒に食べようって言ってくれて
叫びそうになったよね(бвб) 


でも裏家業してからはここで夕飯食べることが多くなって
部屋に行く回数が減っちゃったのが玉に瑕だけど・・・


木「毎日じゃないよね?」

優「もちろんだよ、視察でいなかったり
ここで食べて帰る日が最近多いからね」

吉「これからは毎日ここに集まろう」

菜「うんうん、それ賛成」

陽「何言ってんの?」

木「情報はちくいち報告し合わないとね」


誰か嘘だと言ってぇー(泣)