陽菜
秋の体育祭なのに何この暑さ(汗)
水分を取ってもとっても蒸発して行く感じ
気分悪くなったりしんどくなったりしてる生徒で
ごった返してる救護テント、ひどい子は保健室で寝かせてる
全然休む暇がなくお昼も食べれない状態で
トイレに行くふりをして教室にお弁当を置いて来た
せっかく頑張って作ってきたのに・・・
一緒に食べたかったなぁー・・・
何とか隙を見つけお弁当を食べながらメールを見ると
(美味しかったよ(-∀-`) )
出たいんだろうなーて思いながら午後からの競技を見ていると
「えっ!?ウソでしょ(汗)」
「どうしました秋元先生?」
「ゆ・・篠田君が騎馬戦に出てるんですけど」
「・・・あぁほんとですね、足はもういいんですかね」
いいわけないじゃん(怒)
もう・・・なんかあったらすぐ病院連れて行かなきゃ
いざと言うときの為におばさんにメールをしておいた
競技が始まると病人そっちのけでグランドに集中(笑)
あぶなっ・・・ふぅ・・・意外にすばしっこい土台
あっ!囲まれた(汗)
グンと伸びをしたかと思ったら
すとんと身をかがめ敵の間をすり抜けて行く
凄い!練習なんてしてないはずなのに・・・
結局優ちゃんのクラスが1位になり飛び跳ねて喜んでる
退場する時目が合ったからここに来るように合図したんだけど
分かってるよね?
少しすると前で支えてた子と二人でやって来て
同時に頭を下げ
「俺が頼みましてん、優子はあかん言うたんやけど
人数すくななってたし、それに・・・勝ちたかったから・・・
優子は悪くないんですねん(汗)」
「でも、最終的に決めたのは篠田君だよね?」
「はい・・・すいませんでした」
「増田君だっけ?リレー出るんでしょ
もう行っていいよ(бвб)
篠田君は怪我見るから残って」
「すまん優子(汗)」
そう言って肩を叩き走って行った
「はぁ・・・・(бвб) 」
「ごめん!本当にごめん(汗)
でも、足何ともなかったよ(-∀-`) 」
「それは結果論でしょ!もし捻ったり打ったりして
悪化したら手術するの延びちゃうんだよ(怒)
そしたら治るのも遅くなって
サッカー間に合わなくなるんだからね(怒)」
「わかってるけど・・・今も大事なんだもん
このクラスは今年でしかないんだもん・・」
そう言われると何も言えないじゃん・・・
足を軽く見て
「もういいよ、席に戻って応援してきなさい(бвб) 」
「はい・・・失礼します」
肩を落としたまま席に戻って行った