優子
手術は無事に終わり
なんと!二日目の今日からリハビリが始まった
「いっ、痛い痛い、無理!まだ動かせねえって(汗)」
「こうやって少しずつ動かしておかないと
固まっちゃったらもっと痛いのよそれでもいいの?」
「今でも痛いのにもっととか耐えらんねえ(涙)」
「男のくせになに泣いてんだよ(笑)」
「うっせー!何しに来たんだよ(怒)」
「泣いてる顔を写真に撮って家族LINEに載せてやろうと
思ってよ(笑)」
「帰れチビ」
「お前お兄様に向かってチビって言うな!(怒)」
「もう、なんでそうやってすぐ喧嘩するのかなぁー
優ちゃんお見舞い持ってきたよ」
「あっちゃんは相変わらずいい女ぜ(´-∀-)」
「当たり前だろなんてったって俺の・・・」
「フッ・・・俺のなんだよヘタみな(笑)」
「黙れ!敦子は俺の・・・俺の恋人だよ!!」
「みなみ・・・」
「か、帰るぞ敦子」
「うん、優ちゃん頑張ってね」
「あっちゃんありがとね」
「俺には?」
「見せつけてんじゃねえよ、早く帰れ」
「まったく・・・じゃーな、頑張れよ」
「おう・・」
二人が帰った後もリハビリ続き・・・
ハァ…やっと終わった・・・
「ぐったりしてどうしたの?」
「ううぅにゃんにゃん(涙)」
「声もガラガラじゃん」
「叫びすぎてかれちゃった」
「何で叫んだの?」
「リハビリのお姉さん可愛い顔してスタイルもいいのに
ひどいんだぜ」
「もっとしてもらえばよかぅたのに・・・
なんなら陽菜がしてあげようか」
「うわっ!やめてごめん(汗)」
「嘘だし・・で、最後まで頑張ったの?」
「早く治りたいから頑張った」
「フフ、えらいえらい」
そう言って頭を撫でてくれてるんだけど
「キスがいい・・・」
「もう・・・」
辺りを見回して誰も見てないのを確認すると
軽くチュッてしてくれた
「デヘヘ⊂^⌒⊃_д_)⊃ 」
「優ちゃんは強い男の子なんだから
明日からも頑張れるよね?」
「お、おう、当たり前ぜ(´-∀-)」
くぅ・・・さすが俺の嫁転がし方が絶妙だぜ
「あれ?今日誰か来たの?」
「みなみとあっちゃんが来た」
そこに置いてあった袋を覗く陽菜
「なにーこれ面白ーい(笑)」
「なんだ?」
袋の中身をベットの上に並べて行くと
コラーゲンたっぷりグミにコラーゲンドリンク
カルシウム豊富なクッキーとカルシウム入りヨーグルトドリンク
「これで早く良くなるね(бвб) 」
「ああ・・・」
「いいお兄さんしてるじゃん」
「きっとあっちゃんが考えて買ってきてくれたんだよ」
「これは、言わないでほしいって言われたんだけどね
昨日陽菜の家に来てどんな物を取ったら早く良くなるのかって
みなみが聞きに来たんだ」
「そんなの、父ちゃんか母ちゃんかゆき姉に聞けばいいのに」
「家族に聞くのは照れ臭かったんじゃないかな」
「・・・・」
「聞いたの内緒だよ(笑)」
ちっ、みなみのやつ兄貴面しやがって・・・
「ニヤニヤしないの(笑)」
「してねえし(汗)」
「フフフ、ドリンク冷やしとくね」
「ああ」
「あ、そうだ、おばさんから聞いた?」
「何を?」
「結婚式」
「俺と陽菜の?」
「そんなわけないでしょ(бвб) 」
だよな・・・まだまだ先だよな・・・
くそー早く年を取る食べ物ないのかよ!!
http://mblg.tv/puna/category/11/?p=20
質問のお返事です
だれにいい姉ちゃんって言われたんですか?
同室の大学生のお兄さんのところにお見舞いに来てた友達です
優ちゃんて呼んでいるしどう見ても中学生じゃないから
お姉さんと勘違いしたわけですね
では本編をどうぞ
優子
「優子時間が少しはやまっ・・・・
お前朝から何盛ってんだよ(怒)」
にゃんにゃんに甘えてたらいきなりカーテンが開いて
とーちゃんが入ってきた
慌てて俺を引きはがし
「おじさん、おはようございます」
「陽菜ちゃんおはよう、こんな変態な息子だけど
見捨てないでやってくれよな」
「はい(笑)」
「うっさいなー何の用事だよ」
「あぁそうだった、お前のオペの後に
もう一つオペが入ったから30分早まったから
いいに来てやったんだった」
「えーじゃーもうすぐじゃん」
「そう言うことだな、局部麻酔だし
別に用意することもないから大丈夫だろ」
「お、おう・・・・」
「早めに来てよかった(бвб) 」
「ホント助かるよこいつが逃げ出さないように
見張っといてくれ(笑)」
「逃げねーよ、かあちゃんと同じこと言うなよ」
「あいつもそう言ってたのか?
さすが以心伝心♪」
「けっ、じじいとばばあが何言ってんだか、イテッ(汗)」
「麻酔せずオペしてやろうか」
「お、お父様よろしくお願いします」
「よーし!もうすぐ看護士が迎えに来ると思うから
今のうちにトイレにいっトイレ、なーんちゃってガハハハ」
「・・・・・・・(бвб) 」
笑いながら病室を出ていった父ちゃん・・・
きっと恥ずかしかったんだろうな(笑)
「早く行っといで」
「うん・・・にゃんにゃん帰っちゃうの?」
「手術終わるの待ってるよ
早ければ1時間ぐらいで終わるし」
「えーと・・・」
「ん?なに」
「この部屋で待っててほしくない・・・」
チラッと大学生のほうを見るとあぁーて顔をして
下のカフェで雑誌読んでるねって言ってくれたから
ほっとした
それから少しして車いすを押して迎えに来たかーちゃん
「えー美人の看護士さんがよかっ・・・・う、嘘です」
横からの突き刺さる視線に体が震える
自分で車いすに乗りにゃんにゃんを見ると
「手術室の前まで押していってあげるね(бвб) 」
「甘えたな変態息子でごめんなさいね」
「変態は余計だろ(怒)」
「夫婦で同じこと言うんですね(бвб) (笑)」
「あら、あの人も言ってたの?やっぱり愛ね♪」
「ケッ、年寄りが何言って・・・」
「何か言ったかしら(怒)」
「いえ、何も言ってません( ̄д ̄)」
やばいやばい手術中は無防備だからな
逆らっちゃいけないぜ
優子
「優子・・・優子起きなさい」
母ちゃん・・・・
「うわっ学校(汗)」
慌てて飛び起きてあたりを見ると
「あれ?」
「何寝ぼけてる、朝ご飯持ってきてあげたわよ」
そうだ今日手術だから病院だった
「10時からの手術逃げちゃダメだからね(笑)」
「に、逃げねえよ、俺は男だぜ」
「そうね、姉弟の中で一番偉そうで
その癖一番怖がりだけどね(笑)」
「煩いやい、もういいから仕事に戻れよ」
「はいはい、30分前にまた来るわね」
「べ、別に来なくても・・・・」
「いいの?」
「・・・・・・」
「トイレ早めに行っておきなさいよ」
「わかってるよ」
「食べた食器は「わかってるって」
「じゃーね」
俺の頭を撫でて病室から出て行った
ちっ、いつまでもガキじゃねえっつうんだよ
ご飯を食べて食器を片付けに行こうとベットから降りると
「あれ?どこかに行くの?」
にゃんにゃんが入って来た
「これを持って行こうかと」
「貸して、陽菜が行ってきてあげる」
俺の手からトレーを取持って行ってくれた
「いい姉ちゃんだな」
「・・・・・」
姉ちゃんじゃねえし(怒)
「何膨れてるの(бвб) 」
「何でもねえよ」
ムッてしてたらにゃんにゃんが戻って来た
「歯磨きと顔洗って来たら?」
「うん」
洗面用具を持ちトイレへ向かった
ふーさっぱりした(´-∀-)
病室へも戻ると大学生と楽しそうに話をしてるにゃんにゃん
「・・・・・・」
俺が戻って来たの気づいてないじゃん(怒)
大学生と目があいその視線に気づいたのか
後ろを振り返り俺と目があった
そのままベットに上って布団をかぶる
「何怒ってるの?」
「怒ってないし」
「怒ってるじゃん」
「眠いだけだよ」
潜り込みながら答えているとカーテンが閉まる音が聞こえて
ベットの端がくぼんだからきっと陽菜が座ったんだと思う
布団がめくられ横を向いてる俺の耳元で
「おはよのキスまだしてないよ(бвб) 」
ゆっくり顔だけ向けると
唇に優しくキスしてくれて
「ヤキモチ妬いた優ちゃん可愛い」て囁いて来た
「ヤキモチなんか妬いてないやい」
「拗ねた優ちゃんも可愛いよ」
「くっ・・・男に可愛いって言うな(怒)」
微笑みながら頭を撫でようとするから
咄嗟に腕を払うと少し悲しそうな顔をしたから
胸がキュッと締め付けられた
「っ・・・ごめん」
「いいよ、陽菜が悪いんだから
でもね、陽菜には甘えて欲しいかな
かっこいい優ちゃん好きだけど
可愛い優ちゃんも好きだから」
「男なのにいいのかよ」
「陽菜と優ちゃんは恋人でしょ」
「にゃんにゃん・・・」
ギュッと抱きしめてもう一度キスをした
優子
平気な振りしてるけどやっぱり手術は怖くて・・・
もし失敗してサッカー出来なくなったらと思うと
陽菜と結婚できなくなるよなー・・・
だって大学行って働くってなった時の陽菜の年は・・・
ネガティブな事ばかり考えていると夜もちゃんと寝れなかった
先生と親父たちが来て手術の説明をしてる
入院は二週間だけど長引く場合もあるだとか
リハビリはすぐに行いますとか
気がめいっちゃうぜ
陽菜は職員会議で遅くなる日以外は毎日来てくれるって
言ってくれてるけど・・・やっぱ寂しいそれに・・・
四人部屋で良かったよ個室だったら怖くて一人で居れないもんな
説明が終わり先生が出て行くと
「お父さんとお母さんも手術に入るからな」
「別にいいのに・・・」
ちょっと嬉しいけど強がってると
「大事な息子だからな!」
頭をポンポンと叩き病室を出て行く親父
「こんな時にしか一緒に居てあげられなくてごめんね」
「かあちゃん・・・」
少し微笑んで出て行った
「・・・・・・」
「優ちゃん良かったね(бвб) 」
「べ、別に・・・(汗)」
「ふふふ、顔ニヤケてるよ(笑)」
「うっさいなー(汗)」
「そろそろ陽菜も帰るね、大丈夫?」
「うう・・・大丈夫じゃない・・・」
「じゃー大丈夫になるおまじない」
そう言うと音が鳴らない様にチュッと優しくキスしてくれた
「明日も来るから」
「うん」
「あ、それと・・・ここの病院お化けは出ないからね(笑)」
「うっ・・・・」
「ふふふ」
頭をなでなでしてくれてじゃーねって言って帰って行った
・・・なんで分かったんだろう・・・
俺の事なんでもわかってくれてるいい嫁だぜ(´-∀-)