優子

はるなと出会って半年

初めての時は無理やりで・・・怖くて嫌だったけど

いつの間にかいるのが当たり前になり
日に日に好きになって行く自分がいて
早く赤ちゃん作ってはるなと一緒に生きてきたいって
思うようになっていた

はるななんて今じゃー人間みたいに食事もするしお風呂も入ってる

本当は食事しなくても生きて行けるし
お風呂に入らなくても体は綺麗になるんだって

でも一度私が入ってる時に何故か入って来て
まあ、そこで襲われたわけなんだけど・・・
湯船に一緒に浸かってたら気持ちよかったらしく
病みつきになったんだって

夜寝る時までは一緒に居っるんだけど
朝目を覚ますとどこにもいなくて寂しい・・・

でも朝ご飯を作っていたらいつの間にかテーブルに座ってて
一緒に食べるんだけど・・・

前に一度だけどこに行ってるのか聞いたことがあったんだけど
どこにも行ってないよ(бвб) てかわされた

それ以来その話には触れてなかったんだけど
たかみなの話を聞いてるとあつこさんもいなかったみたい

もしかしたら私だけじゃ満足できなくて
人間の女の人の所に行ってるのかも・・・

記憶を消せるんだから騒がれないのもうなずける

人間と結婚するあくまもいるんだから
はるながしててもおかしくないよね・・・

やっと好きって言えるようになったのに・・
っ・・・その人が先に妊娠しちゃったらどうしよう・・
私捨てられるのかな・・

何で妊娠しないんだろう・・・
もしかして子供出来ない体なのかな(涙)

「優ちゃん・・・優子!」

「ふえ?」

「今日気持ちよくなかった?」

「ううん、そんな事ないよ、えーと・・・
陽菜とするといつも気持ちいい(照)」

「じゃーなんでそんなに眉毛下がってるの?」

「うえっ・・・な、何でかな(汗)」

「・・・言わないんだったら心読むよ(怒)」

「あぅ・・・えーとね、もし私がこのまま妊娠しなかったら
私は人間のままだからどんどん年を取るでしょ」

「うん、ハーフと言っても人間で
あくまの子供を宿して初めてあくまの血が動き出すんだから
それまでは人間の速さで年取っちゃうね」

「でも、私のパパもママも私が10歳の時死んじゃったんだ
パパがあくまなら死なないんじゃないの?」

「言ってなかったっけ?
人間があくまの子を宿すとね
そのあくまは人間になるかあくまのままでいるかを
選ばなくちゃいけないの」

「なんで?あくまのままでも十分生活していけるじゃん」

「人間があくまの子を生み落すとき凄いエネルギーがいるから
母親は死んじゃうんだよね」

「でもママは生きてたよ?」

「優ちゃんのパパが人間になる事を選んだからから
ママは生きてたんだろうね」

「どう言う事かわかんない(汗)」

「あくまが人間になると自分の人間界で換算した寿命の半分だけ生きれて
その寿命を女性にあげる事が出来るの、でも残りの半分だけだけどね」

「・・・・・?」

「例えば優ちゃんのパパの寿命が80歳だったとして
その半分は40歳
20歳で人間になりました残り20年を半分こして
10年ずつ生きれるて言う事」

「っ・・・私のせいでパパとママ死んじゃったんだ(涙)」

「違うよ、優ちゃんのパパはあくまでいることも出来たんだよ
人間の女性を死なせたくなくて
短くても一緒に居る事を選んだんだと思う
好きな人の子供を育てる事が出来て
短くても二人は幸せだったんじゃないかな」

「じゃーはるなも人間との子供が出来たら
私より早く死んじゃうの」

「はぁ?何いってんの、なんでハルナが死ななきゃいけないの?
それに優子は人間と言ってもハーフであくまになるんだから
関係ないでしょ」

「私じゃ無くて、他の人との子供が・・」

「はい?優子としかしてないのに出来るわけないじゃん(怒)」

「でも、朝居ないし・・・っ・・・」

「どこにも行ってないって前に言ったよね(怒)」

「っ・・・夜中に目が覚めた時もいないじゃん・・・(涙)」

「はぁ?」

「ううぅ・・私じゃ物足りないから・・っ
他の人間の所にも・・・」

「はぁぁ・・・あのね、
人間界で姿を見せとくのって結構体力いるんだよ」

「へぇ?」

「特に優子を何回もアンアン言わせるのに凄い体力使うし
吐き出すと一気に消耗するんだよね」

「・・・・・」

「だから人間の目には見えないけどちゃんと隣で寝てるよ」

「うそ・・・隣を触っても何も触れないし
はるなのいい匂いもしないよ」

「姿が消えてる時はハルナの意志でものを触る事は出来ても
人間が触る事は出来ないの匂いもそう」

「じゃーずーと隣で寝てたの?」

「だからそう言ってるじゃん(怒)」

「だからご飯食べるころになると
いつも現れてたの?」

「寝てたらいい匂いしてくるんだもん
食べるときは姿見せないと食べれないからね」

「しらなかった・・・あくまも大変なんだね(汗)」

「そうだよ、だから早く妊娠してあくま界に戻ろうね(бвб) 」

「でも・・・」

「まだなんかあるの」

「私妊娠できない体なのかもしれない・・・」

「それは絶対ない!あくまに不妊は無いから」

「そうなの?」

「そうだよ、だから早く妊娠するために
明日から朝もする(бвб) 」

「む、ムリ!朝は無理(汗)」

「なんで?アッちゃんに負けたくないもん」

「競争じゃないでしょ(汗)」

「あくまに子供が出来るとその父親の方、
ハルナのあくまとしての格が上がるの」

「へぇーそうなんだ」

「それが女の子だともっと上がる」

「ふーん・・」

「だから早く作ってマリコやアツコより上になりたい」

凄い向上心があるんだ・・・

「違うよ、ただ二人より偉そうにしときたいだけだし(бвб) 」

「あ、今心を・・・」

「ふふ、たまにね(笑)
さーてと今日はもう一回出来そう♪」

「う、うそ(汗)」

「ハルナ嘘つかないから(бвб) 」

だ、だれかたすけてぇ〜(汗)

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