優子

携帯アラームが鳴り響く音で目が覚めた

急いで止めて寝返りを打つと
目の前には目鼻立ちの整った綺麗な顔が・・・

陽菜は男なのに綺麗だなー・・・

私はいつも童顔って言われるし
男の子みたいに騒いでるし
落ち着きないから愛想つかされないようにしなきゃ

昨日汗かいちゃったからシャワー浴びなくちゃ

陽菜何度も攻めてくるから意識飛びそうでやばかった

「もうムリ!」

て言っても

「俺の方が無理!」

とかわかんない事言ってくるし・・・

時間無いから早く浴びなきゃ(汗)

寝ている陽菜のおでこに軽くキスをして
起き上がろうとしたら

「きゃっ!!(汗)」

腕を掴まれ抱き寄せられた

「キスはそこじゃないだろ(бвб) 」

そう言って口を塞がれる

「起きてたの(汗)」

「音おっきすぎなんだよ」

「寝てるふりしてずるい(怒)」

「お前がブツブツ独り言呟いてんのが面白くてさ(笑)」

「もう・・・シャワーしてくるから
先にご飯食べてていいよ」

「起きてすぐ食えねえし俺も浴びる」

「じゃーすぐ入ってくるね
あっ!十秒数えるまで向う向いてて」

「・・・・・・」

「早く(汗)」

無言で反対を向く陽菜
その間に下着を拾ってユニットバスへ行かなきゃ

「いーち、にーい、じゅう」

「えっ?ちょっと(汗)」

振り向いたらこっちを向いたまま数えてて・・・

「もう、最低(汗)」

「アハハ早く入れー」

「うう・・・バカ(汗)」

慌ててドアを開けた

下着を付けてタオルを巻いて上がり

「どうぞ」

トランクスだけはいてベットに腰掛けてる陽菜

「おう」

入れ代わりに入って行った

ご飯先に食べちゃおーと

「あ!俺のパン」

「おいしそうだから半分食べちゃった(´-∀-)」

「・・・・・」

「私の半分あげるから」

「・・・・・」

「パンぐらいで拗ねないでよ」

「拗ねてねえよ」

「早くしないと集合時間に遅れちゃうよ」

私は着替えてあるから後は髪の毛をセットするだけ

ドライヤーがあるバスルームに入って行く

全部整経て部屋に戻ると

「まだ用意できてないじゃん(汗)
あと五分しかないよ(汗)」

早く早くってせかしてもマイペースを崩さない陽菜
仕方ない・・・

「先に降りてるからなるべく急いでよ」

荷物を持って部屋を出てエレベーターを待っていると

「ゆっぴーおっはー(*`ω´) 」

「篠田君おはよう」

「ニャロは相変わらずゆっくりさんかな(笑)」

「そうなの、あれ?あっちゃんは?」

「朝ご飯が足らないって言って先に降りてコンビニへ買いに言った」

「あんなに買ってたのに?」

「寝る前にも食べてたからね(笑)」

「それで太らないのが羨ましい」

「だねー敦子の不思議(笑)」

「あっエレベーター来ちゃった、陽菜まだかな」

部屋の方を見るとドアが開いて出て来るところで

「エレベーターきたから早く(汗)」

それでも急ごうとしない陽菜

開ボタンを押して待っていると他のお客さんが乗って来た

「すいませんもう少し待ってください(汗)」

て言ってる所へやっと乗り込んできた

ロビーに行くとあっちゃんは戻って来てて
三人で椅子に座って待っていた

「遅いよ、三分遅刻(怒)」

「みーちゃんごめん(汗)」

「なので三人にジュースを奢って貰います」

「えーニャロのせいなのにー」

「麻里子はいいでしょあっちゃんの分なんだから」

「納得(*`ω´)」

「優子と陽菜は私とさっしーに奢る事!」

「はーい・・・」

「これから遅れるごとに何か奢って貰うからね♪」

やばい(汗)陽菜のおしりをたたいて
早め早めに動かないと毎回奢らされそう(汗)