俺とお前と時々親友♂ U-30

麻里子

大学の食堂

「ニャロの家に間グループの会長が来たって事か? 」

「さっきからそう言ってるだろ 麻里ちゃん耳悪くなったの?」

「西日本を牛耳ってる間グループだぞ!何しに家まで来たんだ?」

「それがさ、優子の事気にいっちゃって、膝に座れだの、
ハグさせろだのしつこくてさー」

「もちろん言うととおりに・・・・」

「させるわけないだろ(怒) 」

「えー!会長だぞ!機嫌を損ねたら大変じゃないか(汗) 」

「全然平気だったぜ!優子のトレーナーと知り合いだったらしく
話が弾んで最後には’優子のバックアップさせてくれー ’
なんて言いだすし勝手な爺だぜ 」

「・・・・・それって凄い事だよ 」

「そうなのか?」

「会社的にはどうなったんだ?」

「そっちも、もちろん、おやじとも意気投合しちゃってさ酒飲みながら
夜遅くまで話してたらしくてさっそく四国に大型施設作るみたいだぜ 」

「・・・・・・すげーな、また小嶋グループが大きくなるぞ」

「俺はまだ与えられた仕事をするだけだからよくわかんないけど
俺達が役に立ったのは間違いない、優子なんて凄く喜んでさ
あいつの嬉しそうな顔見てたら俺まで嬉しくなってきてよ・・・
夜なんてクックックッ」

「それはこじつけだよ陽菜君・・・ 」

「うらやましいんだろ」

「・・・でも、ゆっぴーには凄いプレッシャーになるんじゃないのか?
小嶋と間がスポンサーだなんて、日本で負けるわけにはいかないだろうし
世界でも入賞しないとって頑張りすぎないか?」

「あいつ、いまいち俺達の企業の大きさ分かってないみたいで、あえて教えてないし
もしそうなっても俺がいるから大丈夫だよ 」

「ニャロは疲れさせるだけだと思うんだけど 」

「むぅ・・・どう言う事だよ 」

「敦子から聞いたんだけどさ、一晩でどれだけやってんだよ 」

「それは・・・・その時になんねえと分かんねえし 」

「だろ!ゆっぴーはそれが普通だと思ってたみたいで、敦子に聞いて
ビックリしてたらしいぞ 」

「変なこと吹き込むなよ、麻里ちゃんが弱いだけだろ(怒) 」

「篠田は平均です(*`ω´) 」

「だってよー・・・あいつマジで気持ちいいんだって
止まらなくなるって言うか・・・可愛いし、あの声であんな顔されたら
たまらなくなって、俺の息子が復活しやがるんだから仕方ねえだろ 」

「ゆっぴーは体力あるからニャロに付き合えてるけど
普通の子らは無理だったんじゃねえの?」

「他の奴らの時なんて1回したら飽きてたからな 」

「・・・・・ほどほどにしといてやりなよ」 

「分かってるよ、これでも最近は抑えてるんだから 」

ホントにもう・・・普段運動しないくせにどこにそんな体力があるんだか(笑)

しかし・・・ゆっぴー将来の事で悩んでいたみたいだけど
すでに一生分の仕事をしたような気がするんだけど・・・

ゆっぴーてある意味凄いよね

小嶋と間の凄さをわかって無くて、息子と結婚するわ
会長に気に入られるわ・・・

自分はオリンピック目指してるし・・・・

恐るべし無邪気なゆっぴー(笑)

俺とお前と時々親友♂ U-29

陽菜


まさか、トレーナーと爺が知り合いだったなんて・・・・

世の中は狭いっていうやつか?

自家用ヘリで来るらしく近くのヘリポートまで迎えに行く

優子は練習が終わって先に帰って着替えてるはず

「おおー陽菜君、お出迎えご苦労!」

「ようこそいらっしゃいました、父と母と妻も家で待っております」

「かたい挨拶はやめて気楽にやろうや!」

「はい・・・」

家に着くと

「立派なお屋敷やなー」

「ありがとうございます」

玄関では四人が並んで出迎えていた

「おおーー佳代ちゃん久しぶりじゃのー メール貰った時はびっくりしたぞ」

「寛平ちゃんお久―♪ 相変わらずのスケベ顔だね 」

「アヘアヘ(笑) 」

なんて言う挨拶をしてるんだこいつらは・・・これが関西の挨拶なのか?

あっけにとられていたおやじが

「どうぞお入りください」

やっと口を開いた

「いやーそれにしても小さくてかわいいね♪」

ハア!?何頭に手を乗せてるんだよ(怒)
払いに行こうとしたらおやじに止められた

「寛平ちゃん、気を付けないとセクハラになるよ」

「おーすまんすまん、さっきから後ろからの視線が痛いからの 」

「まあ、ほどほどにね(笑) 」

「それにしてもまさか佳代ちゃんが付いていたとわなー
優子ちゃん大船に乗ったつもりでいていいからね
佳代ちゃんは世界一のトレーナーじゃから」

「はい、私もそう思います安心してすべて任せられますから 」

「ちょっとやめてよ(汗) いくら褒めても何もあげないよ」

「そうなのか、今日久しぶりにマッサージしてもらおうかと思ったんじゃが」

「それぐらいはお安い御用です 」

「何年振りやろか?」  

「6年は経つかなー」

「今年大阪マラソンに出るんじゃが2・3日前から来てくれんか?」

「今は優子の方が優先だからね」

「私なら3日ぐらい空けても大丈夫ですよ!」

「おおーやっぱりいい子じゃな しかし、わしの道楽と世界大会では
違いすぎるからのー」

「いえ・・・そんなこと・・・」

「しかし、こんなに小さいのにどこにあんなパワーが潜んでいるのか
不思議でなー一度会って話して見たかったんじゃ」

「私はただ走るのが好きなだけで・・・陸上をやらせてもらってるだけで幸せだし
大切な人達がそばで支えてくれていると思うと頑張れるんです 」

「愛されとるんじゃな、ずっと視線が痛いわ(笑) 」

「すいません、うちのバカ息子が(汗) 」

「いやいや、バカならこんないい子を嫁には出来んじゃろ
口は悪いが気はいいやつそうじゃしの」

「おれ・・じゃない、私、変な事言ってませんけど?」

「ワッハッハ!気づいとらんみたいじゃが心の声がたまにもれとるぞ 」

「げっ・・・・しまった(汗) 」

「まあ、嘘がつけんやつは、わしは好きじゃがな
小嶋さんこれからよろしくお願いしようかの、長い付き合いになりそうじゃ」

「間さんこちらこそよろしくお願いします」

「担当はこの坊主にしてくれ、楽しいし優子ちゃんの話も聞きたいしな」

「爺には言わないし 」 

「これ、陽菜(怒) 」 

「あっ 」

「いい、いい将来が楽しみですな」  

「はあ・・・ 」

「優子ちゃん大会にはわしも応援に行ってもいいかな?」

「はい、ぜひ来てください! 」

「ぜひ、間グループにバックアップさせてもらえんじゃろか?」

「それは私の一存では・・・お義父さん? 」

「ぜひ、お願いします!」

「間と、小嶋グループがスポンサーだなんて凄いよ優子!」

「私、全然わかんなくて・・・すいません(汗) 」

「いいのいいの、優子ちゃんはそのままで、自分が走る事だけ考えてれば」

「そうだよ、今はオリンピックの事だけ考えてればいいから 」

なんか話がとんとん拍子に進んで・・・凄く仲良くなってるおやじ達

うーん・・・俺は役に立ったのか?それとも優子のおかげ?

まあ、優子を選んだのは俺なんだから俺のおかげだね

と言う事にしておこう

俺とお前と時々親友♂ U-28

優子

日曜日の練習、野呂姉が来てくれたから部室でマッサージを受けようと思ってたら

メールが来て、
(もう迎えに来てるから家でやってもらえ!)

なんて、勝手なことを言う陽菜・・・

野呂姉は陽菜の性格もよくわかってくれてるから快く家に来てくれた

せっかく家に帰って来たんだからシャワーを浴びて軽く汗を流してからベットへ

マッサージをしてもらいながら陽菜の話に耳を傾ける

「その爺が優子に会いたいって言いだしやがって、
またそこから話が長くなりそうだったし、余りにもしつこいから
大阪に来る時間は無い!て言ったら土曜の夜に家に来ることになった」

「私なんかと会ったって仕方がないのにね?」

「スケベそうな爺だったから会わせたく無かったんだけど
おやじの為だし我慢してくれ、ごめんな 」

「気にしないで、63歳でフルマラソンとか凄いし、私も会ってみたい 」

「ねえ、話の途中にごめんその人、名前は?」

「えーと・・なんだっけかな?・・・あっ、名刺貰ってたんだったちょっと待って
・・・・・・かん、かんぴら」

「はい?」 

「だから、かん、かんぴらさん 」

「そんな名前ないだろ(汗) ちょっと見せて・・・・・あ、やっぱり♪ 」

「野呂姉知ってるの? 」

「知ってるも何も、私大阪に2年いたんだけど
その時に寛平ちゃんのトレーナーしてたんだ 」

「寛平ちゃん? 」

「そう、はざま・かんぺい 」

「知ってたし・・・ちょっとふざけてただけだから(бвб) 」

「そうなんだ(笑) この人に気にいられたら西日本では怖いものなしだよ 」

「そんなすごい人なの? 」 

「そうだよ! 」

そんな人を爺呼ばわりする陽菜って・・・ある意味凄い人だよね(笑)

「まさかこの人の前で爺とか言って無いよね 」

「あたり前だろ 仕事はちゃんとやってるし、言葉だって気を付けてるよ」

「野呂姉、土曜日時間あったら来てよ、知ってる人がいる方がいいと思うし」

「いいよ、丁度優子の所に行く日だったから一日空けてあるし」

「やったー凄い心強い(´-∀-)  」

「むう・・・俺だけじゃ不安なのか 」

「陽菜も、もっと気に入ってもらえて仕事も上手く行くかもしれないでしょ」

「そうだけど・・・」

「ヤキモチ焼いてるよ(笑)優子が愛しててそばにいて欲しいのは
陽菜だけなのにね〜 」

「野呂姉(汗) 」

「いつも惚気を聞かされるこっちの身にもなってよ 」

「そっそうなのか? 」

「違うもん、普通に話してるだけだもん(汗) 」

「はいはい(笑) はい、おしまい!せっかくほぐしたんだからあんまり
激しい運動はさせないでね、陽菜君 」

「ばっ、何言ってんだよ(汗) 」

「じゃー帰るね、今度は火曜日に行くから」

「ありがとう野呂姉♪ 気を付けて帰ってね」

野呂姉ってやっぱり凄い人だったんだね、私は本当に恵まれてると思う・・・

それもこれも陽菜のおかげ
陽菜、幸せをありがとう (´-∀-)

守ってあげる♂ 58

陽菜



そっか疲れてるのか・・・・

今日は無理かな、あんまりがつがつしてもなぁ・・・

いや、一回くらいなら大丈夫かも

風呂から上がりあれこれ考えているんだけど

それにしてもゆっくりすぎやしないか?
あいつ何十分入ってるつもりだ
いくらお湯を張って温もってたとしても遅すぎだろ(怒)

ゆっくりドアノブに触れ回すと・・・

おぉー鍵がかかってねえ(бвб)
もしかして入って行くの待ってるのか?

音がしないようにそっと開けて中を覗くと

・・・・やっぱりそうだよな、はぁ・・・

お湯につかり気持ちよさそうに寝てる優子


「おい!」

「えっ!?キャッ(汗)」


ビックリして沈みそうになる優子の腕を掴んで引き上げてやる


「ビックリするじゃん(怒)」

「寝てるお前が悪いんだろ」

「そうだけど・・・」


言い合ってるけど俺の目は優子の裸に釘付けで
それに気付いたのか


「もう、上がるから出てってよ(汗)」

「お、おう・・・」


腕を離しバスルームを出てベットに寝ころぶ

やっぱいい体してるよな・・・あれ見てお預けはきついぜ(汗)

でも出てきた優子はパジャマをしっかり着込んでる・・・

冷蔵庫を開け買ってきたペットボトルのキャップを開け
のどを鳴らしながらコクンコクント飲む姿が俺を誘ってるようで・・・

「ん?陽菜も飲む?」

じっと見てたから飲み物が欲しいと思ったのか
ペットボトルを差し出してくる

俺は優子が欲しいんだけどな

受け取って一口飲み返す

間接キス・・・おれは直接したい!

冷蔵庫に戻しテレビをつけベットにもぐりこんできた


「疲れ取れたか?」

「うん、少し寝ちゃってたしだいぶ楽になったかも(-∀-`) 」

よし!OKて事だな(бвб)

リモコンを取り上げテレビを消すと


「ちょっと、なんでけ、んん・・・」


それ以上言えないのは俺が口をふさいだから
もちろん唇で

キスしながらパジャマのボタンをはずしていくと

「んっ!!まって、陽菜(汗)」

俺の腕を掴み動作を止める優子

「・・・・・・・」

「きょ、今日もするの(汗)」

「・・・・・嫌か」

「い、嫌じゃないけど・・・」

「むぅ・・・けどなんだよ(怒)」

「したいだけなのかなーて・・・」

「そんな事・・・俺は男だからな
普段なかなかできないんだから
出来る時にしたいって思うのが男の性なんだよ」

「みんなそうなの?」

「好きな奴の裸見たりパジャマ姿を目の前にして
したくない奴なんて男じゃねえし」

「好きな奴・・・・」

「あっ!(汗)」

「あたしも好き!陽菜が大好き(-∀-`) 」

「知ってる(бвб)」

「アハッばれてた?」

「もう黙れ」

「んっ・・・・」


こいつがしゃべりだすと雰囲気とかあったもんじゃないからな
早々に口をふさいで黙らせる

明日は夜行バスで帰るし帰ったらまたなかなか出来なくなるから
心行くまで堪能するから覚悟しとけよ優子
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