「陽菜早く起きなさーい」

朝起きて聞こえて来た第一声は
いつもの声じゃなくて久しぶりに聞いたお母さんの声

下へ降りて行き

「優ちゃんは?」

「どうしたのかしら今日は来なかったわね」

風邪ぶり返して休みなのかな


でも学校へ行くと

「大島先生おはようございます」

「おはよう、今日も元気がいいね(-∀-`) 」


お弁当仲間以外にはクールなのに
今日は機嫌がいいのかみんなにニコニコして挨拶している


「全然元気じゃん・・・・なんで?」

「どうかした?」

「あ、みーちゃんおはよう」

「おはよう・・・朝から怖い顔してるよ」

「そんな顔してないし・・・」

「まあいいけど、あ、先生おはよう」

「峯岸さんおはよう」


丁度生徒の姿が途切れ誰もいないと
にゃんにゃんおはよう(-∀-`)
ていつもハグしてくるから身構えていたら

「小嶋さんもおはよう」

ス〜と通り過ぎて行ってしまった

「なんかあった?」

「え?」

「今日はやけにあっさりと言うか・・・
他人みたいな感じじゃン」

「・・・もともと他人だけど」

「そうだけどさぁ」

その日は用事があるとかでお昼も来なかったし
夜帰っても家に来なかった

「今日優子ちゃん来ないわねどうしたのかしら」

「知らないし(怒)」


次の日も、また次の日も・・・

「まじで、先生どうしたの」

「さぁ・・陽菜の子守するのやめたんじゃない?」

「良かったじゃん、これで陽菜も彼氏作れるし
どんどん紹介してあげようか(ΘωΘ) 」

「そうだねぇ・・・」


ずっと望んでた事なのに・・・






「何なのよもう(怒)」

枕を壁にむかって思いっきり投げる

引っ付かれなくてせいせいしてるはずなのに・・・




「朝から暗いんですけど(ΘωΘ) 」

「寝不足なだけだし」

「カマッテ貰えなくて寂しいんでしょ」

「違うもん・・・」

「別にいいけどさ、一時間目からプールだから着替えに行こう」


(にゃんにゃんのスクール水着ヤバいよね(-∀-`) )


いつもなら覗きに来てたのに今日はいない・・・

何で陽菜がこんなにモヤモヤしなくちゃいけないの

本当に寝不足もあってか

ヤバッ足攣った(汗)
バシャバシャ・・・ブクブク・・・誰か助けて!

「はるなぁー(汗)」


バシャッ・・・・

水の中で見えた必死な顔
ゆう・・・・ちゃん・・・・?

「プハッ・・・早く引き上げて・・・」

「陽菜だいじょう・・・
キャッ大島先生(汗)」


プールサイドに引き上げてもらいプールの方を見たら
沈んでいく優ちゃんが見えた


(保健室)


「バカじゃないの、服着たまま、それも白衣を羽織ったまま飛び込んだら
プロの人でも大変なんだからね(怒)」

「だって、陽菜が溺れてるのに脱いでる暇なかったんだもん」

「て言うか・・・・見てたんだ・・・」

「当たり前でしょ!陽菜のスクール水着姿
見逃すわけにはいかないもん」


溺れてドヤ顔決められても・・・・


「何なの、散々恋愛の邪魔してたくせに
急に来なくなるなんて意味わかんないんだけど」


「押してもダメなら引いてみな作戦(-∀-`) 」

「・・・・はぁ?」

「見事成功(-∀-`) 」

「信じられない(怒)
変態、ロリコン、バカ!」

「アハッ少しは気になった?」

「気にするに決まってるでしょ
いきなり好きとか言っておいて
その後は知らんぷりとか・・・・」

「だったら作戦は大成功(-∀-`) 」

「何なのもう(怒)」

「好きだからだよ
ひとりの人間としても女性としても」

「ゆう・・・」

「例え陽菜が猫でも」

「え!?」

「犬でもサルでもマンモスでも」

「ちょっと(汗)」

「ミトコンドリアでも欲情する自信がある!!」

「ハァ・・・・・・教室戻るわ」

「陽菜は私の事どう思ってるの?」

「・・・変態」

「そうじゃなくて気持ち」

「知らない(怒)」

「なんで怒ってるの?」

「うっさい」

ガシャン

そのままドアを閉めた


私は優ちゃんの事なんか好きじゃ・・・

なく・・なく・・・なんかないじゃんかー(汗)