一通り食べ終わりテーブルを端に寄せて

ハンカチ落としが始まった

 

もちろん私と先生も参加

あっちゃんは食べすぎて動きたくないらしいし

たかみなはせっせと片づけをしてくれてる

 

 

初めの鬼は伊豆田先生から

 

「・・・・・・・マジか(汗)」

 

普通子供に置くでしょ?なんで一番は大島さんなの(汗)

 

で、次に子供に置くと・・・・

 

また私に回ってきてそれが四回ほど繰り返されるから

 

「ちょっとみんな他の所にも置きなよ」

 

円もまあまあ大きいし二回に一回走ると

流石の大島さんでも息が上がって来る

 

それが面白いのかみんなワザと置くから困る

 

「はぁはぁはぁ・・・・」

 

六回目に優の後ろに置くと

優は他の友達の後ろへ落としてくれた

 

それが悪かったのか

動きが止まり

 

「優子もやれよ」

 

「いい子ぶるなよ」

 

みんなから攻められ泣きそうな優

 

 

「だって・・優子ちゃん可愛そうだもん・・・」

 

「そうだよ、みんなで遊んでるんだから

誰に落としてもいいけど

一人を攻めたら可哀想でしょ」

 

・・・・一番初めに置いたのは伊豆田先生

あなたですけど(汗)

 

その時いいタイミングで携帯が鳴ったから

 

「電話かかってきたから抜けるね」

 

そう言って円から抜け部屋の外へ出る

 

「もしもし」

 

『もうすぐ着くけどどんな様子?』

 

「今ハンカチ落とししててさ・・・」

 

出来事を説明しすると

 

『優ちゃん大丈夫かな(汗)』

 

「出て来る時はまた始まってたし

今も騒ぐ声してるから大丈夫だと思う」

 

『今角の信号待ち(бвб) 』

 

エントランスを抜けて外に出て覗くと

丁度信号が変わり曲がってきた車

 

「・・・・・おかえり」

 

「ただいま(бвб) 」

 

「才加さんもお疲れ様でした」

 

「大島さんも子守お疲れ様です(笑)」

 

「ほんと、子供のパワーには圧倒される(笑)」

 

「じゃーまた明日」

 

「ありがとう、バイバイ(бвб) 」

 

荷物を受け取り一緒に中へ

 

 

ゆっくりドアを開け中に入ると

 

「小嶋さんお疲れ様でした」

 

「こんにちは、今日はありがとうございました」

 

「いいえ、誘っていただいてありがとうございます

とても楽しかったです」

 

陽菜の方が面識があるから普通に話しをしてる

 

「そろそろお開きにした方がいいかと思うんですけど」

 

「そうですね一年生ですし早めに帰した方がいいですね

優子お願い」

 

「了解!はーいみんなちゅうもーく!」

 

一年生がそんな言葉で注目するわけもなく

 

「シュークリームがあるから一列に並んでくださーい(бвб)」

 

 

途端に動作を止め一斉に振り向き

袋を持ってる私の所に並び始めた

 

「にゃんにゃんお帰り(-∀-`) 」

 

そんな中、優だけは陽菜の元に走って行き抱き付く

その後ろから何故か伊豆田先生も嬉しそうについて行ってる(笑)

 

「小嶋さんお帰りなさい!お待ちしておりました♪」

 

公私混同がまだ抜けない新人先生(笑)

 

「こんにちは、混ざってたら先生か生徒かわからなかったです」

 

「いやぁ〜そうですか♪」

 

 

嬉しそうだけど・・・・褒められてないから(笑)

 

 

「これでお開きにしようと思ってるのですが

伊豆田先生から何かありますか?」

 

「写真を撮ってもらえれば・・・・なーんて(汗)」

 

「いいですよ、みんなで撮りましょう」

 

「あぁ・・・そうですね、みんなで撮りましょう(汗)」

 

残念そうだけど

あれは絶対ツーショットを期待してたな(笑)

 

「みんな写真撮るから背の順番に並んで」

 

そこは先生みたいに・・・あ、先生だった(笑)

全員を並ばせて私達は端に

 

写真はあっちゃんとたかみなが撮り役で

お母さん方と先生のスマホでも撮る

 

「あのう、この写真

SNSには載せないでもらいたいんですが」

 

「承知しています」

 

そう言ったのはお母さん達で

 

えっ、て顔をしたのは伊豆田先生

 

本当に大丈夫かこの先生(汗)

 

「私達が途中まで送って行きます」

 

「ありがとうございます」

 

お母さん二人と伊豆田先生を先頭に集団下校(笑)

 

私達はバレると面倒なので最後の片付けに回った

 

 

「あっちゃん、たかみな今日はありがとう」

 

「面白かったし沢山食べれたからいいよ(∵)」

 

「ねえねえにゃんにゃん」

 

「ん?」

 

「今日ね、ご飯一緒に作るの(-∀-`) 」

 

「夕飯?」

 

「約束したんだよねぇ」

 

「そう約束した、鉄板出てるし

みんなでハンバーグ作ろう」

 

「わーい!(-∀-`) 」

 

「あっちゃん達も食べて行く?」

 

「私達はいいや制作するのがあるし」

 

「忙しいのにごめんね」

 

「いいって、子供は好きだからいつでも言って」

 

「たかみなもありがとう

これお礼に買ってきたの」

 

そう言って箱を渡す陽菜

 

 

「わぁーここのケーキ美味しいんだよ

にゃんにゃん有難う」

 

「食べ過ぎて太らないようにね(笑)」

 

「買ってきた張本人が言うかな(笑)」

 

 

部屋にあがらず帰って行った二人

ホールの鍵を管理人さんに返して

自分達の部屋へ戻った