初めは抵抗していたのに
言われるがまま、やられるがまま・・・・
「つまんない」
「え?」
「もういい、寝る」
「え〜と・・・私何かした?
言われた通りにしてるよ」
「それがイヤなの!」
「だって反抗すると陽菜怒るでしょ」
「そう言うことじゃ無いじゃん(怒)」
「ほら、怒ってる」
「おこって・・・はぁ、おやすみ」
「意味わかんない(怒)
私が何か言ったって最終的には陽菜の意見が通るし
と言うかとおさないと機嫌悪くなるし
仕事だって陽菜にはなーんにもかなわないし
私なんて・・・私なんていてもいなくても陽菜は困らないよね
私は陽菜のおかげで今みたいな仕事が出来て
陽菜のおかげでこんな良い暮らしが出来て
陽菜のおかげで・・・・クッ・・・もう良い
会社辞めてここも出て行く!」
「何・・・言ってるの本気じゃ無いよね?」
「冗談でこんなこと言えないよ(。-∀-)」
「そんなことさせない!」
「ほら、何でも自分の思い通りにしようとしてる」
「何でもじゃないし(怒)」
「とりあえず今日は一緒にいたくない」
そう言って服を着るとスーツケースを出してきて自分の下着や服を入れだした
「そんなにいらないでしょ」
「2.3日考えさせて」
「それ全部陽菜が買ってあげた服」
「あはっ、だよね・・・・
全部置いていくけど今着てるのは貸しておいて」
そんな顔しないでよ・・・・
「優子だって変わったじゃん」
「私は変わってない!」
「公園で会ってた頃は何でも相談してくれてたし
陽菜の事好きだって体から溢れ出てたのに
今なんて他の人に・・・前田さんや同期の子に相談してるし
陽菜に抱かれてても全然嬉しそうじゃないし
たまに嫌そうにしてるでしょ」
「それは・・・あの頃は会社の社長だなんて知らなかったし
陽菜だって私に気を使ってくれてた
でも今は自分の物みたいに思ってるでしょ
私は私の物で陽菜のものじゃない!」
「・・・・・・わかった、陽菜が出て行く
優子は行く所ないでしょ」
「泊めてくれる友達くらいいるもん」
「他の子の所行かれるのは嫌なの
それくらいの我儘聞いてよ」
「じゃー陽菜はどこへ行くの」
「私は社長室で寝るから」
「そんな事させられないよ(;´-∀-)」
「優子と付き合う前はここに戻ってくるのも面倒で
良く寝てたから気にしないで」
「でも・・・・」
「お互い頭冷やそう、仕事を辞めるにしても
今のプロジェクトが終わってからにしてねじゃー」
そのままの格好で下へ降りる
「はぁ・・・バカ陽菜」
優子を好きと言う気持ちが溢れすぎて自分を押さえることが出来ない
乗り気じゃないなって気づいてもいったん始めると止められない
「もう、どうしたらいいの!(涙)」
優子が出ていったらどうしよう
会社を辞めたらどうしよう
陽菜の事を嫌いになったらどうしよう・・・
グスン・・・ズズズ・・・チーン
「優子・・・・優ちゃん・・・・(泣)」
プルルル・・・プルルル・・・
「もじもじ麻里じゃん」
(泣きながらどうした?)
「陽菜じゃちょう辞める」
(座長?)
「ちがう!社長!」
(じゃー篠田が社長(*`ω´) )
「どうぞ、退職金として株売るから」
(それはダメー、会社を売る気(汗))
「だっでおがねいるじゃん」
(何があったの・・・・まあ、大体はわかるけど
明日会社で話を聞くから今日は寝な)
「わがった、おやすみ」
おやすみと言ったもののまだ寝る時間では無い
社長室にいるとどうしても仕事のことを考えてしまうから
ゆっくり考えるために外へ出た