パパとママが旅行から帰ってくるのを待って実家に帰った

「あら、優子が帰ってくるなんて珍しいわね
ママが恋しくなったのかしら(笑)」

「そんなわけないでしょ」

「昔はママ!ママ!て泣いてたのにねぇ、あなた♪」

「そうだぞ、小さい時はパパ好き!て飛びついてきて
チュッチュッしてくれたのに今はちっともしてくれないし(怒)」

「当たり前じゃん(汗)いつの話をしてるんだよ
私何歳か知ってるでしょ」

「いくつになっても私達の子供に変わりはないんだぞ優子!」

「そうだけど・・・」

「小さい頃はだれかれかまわず抱き付いてキスしてたから
大人になった時に変質者にならないか心配してたけど
今はまじめすぎて面白くないわね」

「これが普通だと思うんだけど(汗)」

「私達の子供ならもう少し弾けてくれないとなぁママ♪」

「そうよ人前でだってこんな事できるのよ」

そういうと二人で抱き合いキスしだす

「ちょっと!子供の前でするのはやめてよ(怒)」

「仕方ないわね・・・ところで何しに来たの?」

「そうだ!忘れるところだった(汗)
パパ!小嶋陽菜って知ってるでしょ」

「誰だそれ?」

「・・・パパが作ったショムニ課のかわいい女の子」

「その子美人なのか♪」

「美人なんてもんじゃないよ、出てる所は出てるし
かわいいし、声も甘くて守ってあげたくなるっていうか
・・・・ハッ!(汗)」

ニヤニヤしながらこっちを見てる二人・・・

「あなた、優子が恋をしてますよ」

「これでやっと孫の顔が見れるな」

「ちょっと、私何も言ってないでしょ
ていうかまだ付き合ってもいないし・・・」

「何やってるんだ私の子供とあろうものがそんなに
奥手でどうする(怒)
パパなんかママと出会ったその日に押し倒して
次の日にはプロポーズしてたぞ!」

そんなドヤ顔されても・・・
それに普通逆じゃない?付き合ってから押し倒せよ

「パパ、かっこよかったわぁー」

初めて知った親の出会いに少しのショックを受けながら
また本題からずれていることに気づき

「だ・か・ら、小嶋陽菜!」

「いい名前だな♪」

「そうなの、陽菜って顔とあってるっていうか・・・・
ちがーう!パパは知ってるんでしょ」

「優子も知ってるぞ」

「私は会社であってるから知ってるだけで」

「忘れてるだけなのよ」

「・・・忘れてるってどういうこと?
麻里ちゃんもそんな事言ってた」

「篠田君か・・・そうか・・・逢ってもまだ思い出せないのか?」

「だから聞きに来たんじゃん」

「わかった少し待っていなさい」

そう言って部屋から出ていった