俺とお前と時々親友♂ U-38

 

野呂

「はあーどうしようドキドキして眠れない」

「優子でも緊張するんだ 」

「あたり前だよ!初めて出場するんだしいつもの・・・・」

「いつもの何?」

「何でもない・・・」

「でも、なんで今迄でなかったの?」

「高校総体もあったし、誰も出ろって言わなかったから・・・・」

そうか・・・結婚でちょっと叩かれてたな・・・

「ほったらかしだったもんなー」

「先生はちゃんと見てくれたよ!」

「陸連の事だよ!頭の固いおっさんばっかりだからね」

「そうなの?」

「明日早いんだから早く寝ないと!」

「うん・・・・」

「マッサージしてあげるからうつ伏せになって!」

「えっ、今から?」

「眠たくなるような気持ちいいのをしてあげるからさ 」

「野呂姉、なんかやらしい 」

「バーカ!ほら、早くうつ伏せになって!」

「はーい♪ 」

どこが寝れないんだか・・・(笑)
五分もしないうちにスースー寝息を立ててるし

上を向かせて布団を掛ける

ホントに可愛いよなー陽菜君が溺愛するのもわかる気がする・・・

両家族ともいい方達だし

それにしても陸連はバカだよね、もっと早くに優子を認めていれば
記録も狙えたし、世界大会だって・・・

まあ、今回も記録は狙ってるけどね

明日はいきなり一万mで一日空いて五千m

二種目にエントリーしてる

大会が終わったらまた注目が集まるだろうね

記録もそうだけど、西のドンと東の小嶋財閥がスポンサーになっていて
一緒に応援してるんだから・・・

この小さい優子を大きなバックが後押しする・・・か・・・

さてさて、どうなる事やら

俺とお前と時々親友♂ U-37

優子

まさか、こんなに上手くいくなんて思ってなかった

うんうん、すごく良い雰囲気だよね

話も合うし・・・スポーツ系だし・・・

私としてら野呂姉が本当のお姉さんになってくれたら嬉しい♪

ラグビーが恋人だー!なんて言ってたお兄ちゃんが
めっちゃ照れてるし

野呂姉も普段と全然違うじゃん

アドレス交換させなきゃ!

でも、私が人の恋愛を手助けするようになるとは・・・

あっちゃん達が聞いたらびっくりするだろうな〜

エヘ!私だってやる時はやるんだから
なんてったって結婚してるんだからね(´-∀-)

お父さんもお兄ちゃんも明日仕事だし
あまり遅くなってもって言う事で10時には別れて間さんの家に帰って来た

「只今帰りました!」

「おお!やっと帰って来たか、佳代ちゃん30分でいいから
マッサージしてくれんか」

「いいよ、優子は先にお風呂に入って寝てていいからね」

「はーい、今日はついて来てくれてありがとう」

「こちらこそ、楽しかったよありがとう」

「間さんおやすみなさい」 

「おやすみ」

部屋に帰りお風呂の用意をして浴室に向かうと

「あらん、優子ちゃん今からお風呂なの?」

「はい、お借りします 」

「私も一緒に入ろうかしらん 」

「えっ!まだ、入られてないんですか?」

「入ったけど優子ちゃんと入りたいわー」

「いや・・・二回も入らなくても(汗) 」

「背中ながしてあげるわよん 」

「けっ、結構です 野呂姉が間さんのマッサージしてるので
そちらに行ってあげてください」

「そお・・・残念だわ 明日は入りましょうね 」

「・・・・ おやすみなさい(汗)」

逃げるように脱衣所に入る

ふー・・・何考えてるか全然分からない ・・・

早く入って寝よっと

俺とお前と時々親友♂ U-36

野呂

「初めましてトレーナーをさせていただいてます野呂です」

「優子の父です・母です・兄です」

何故か優子の家族と大阪の有名な串カツ屋でご飯を食べてる私・・・

小嶋の家族とは何度もお会いしてるけど大島家は初めて

「いつも優子から野呂さんの話を聞いてるんですが
今日はおとなしいですね」

「ちょっと優子、どんな話してるんだよ 」

「えーいつも二人でふざけ合ってる話とかー、人前ですぐおならするとか
ガハハ!て笑う事とかー」

「ちょっと、もういいから(汗) 恥ずかしい 」

「良いじゃないですか、豪快な女の人って好きですよ」

いま、何故かドキッとした・・・

「お兄さんはラグビーされてるんですよね?」  

「はい!」

「私、平尾監督と知り合いなんですよ 」

「えぇぇ!そうなんですか、凄く怖い人ですよね 」

「ラグビーに対しては厳しい人ですけど
プライベートはおちゃめな人ですよ
あっ、聞いたこと内緒にしといてくださいね(笑) 」

「わー意外だなー、俺まだ三年目だし
あんまり気にいられてないみただから・・・
飲みにとかも行った事無くて(汗) 」

「結構照れ屋だからお兄さんから誘ってみたらどうですか?
意外に待ってるかもしれませんよ 」

「・・・今度誘ってみようかなー、野呂さんありがとうございます♪ 」

「その時は、野呂がよろしく言ってたと伝えてくださいね 」

「わかりました しかし、妹がお世話になってる人と監督が知り合いだなんて
なんか運命を感じますね♪ 」

「・・・・」

「べっべつに変な意味はないですから(汗)
今度関西に来られた時は連絡ください、三人で飲みに行きましょう!」

「そうですね楽しみにしてます 」

「でも、優子、本当にいい人についてもらえてよかったな 」

「うん(´-∀-) 今では親友にまでなってもらっちゃったもん 」

「贅沢だなー、俺の周りにこんな素敵な女性いないぜ」

「素敵だって、あぁー野呂姉赤くなってる〜 」

「あっ、変な意味じゃなくて すいません、初めて会ったのに
調子に乗っちゃいました(汗) 」

「い、いえ、面白くていいですよ私もそんな人好きですから 」

「・・・・・」

「わっ!お兄ちゃんも赤くなってるー 」

「ちっ、違いますよ、お父さんもお母さんもみんな好きって事ですから 」

もう・・・なんか調子狂っちゃう・・・

でも、男の人を意識したのって久しぶりかも・・・

こんな素敵な人だもん彼女いるよね・・・?あれ?この私が?まさかね (汗)

俺とお前と時々親友♂ U-35

優子

「野呂姉、明日の夜って外食してもいいかな?」

「なんで?」

「私の家族、仕事の関係でこっちに住んでるんだけど
久しぶりに一緒にご飯食べたいって言ってるんだ、みんなに会うの
久しぶりだから行きたいなーと思って」

「そっかー、出るのは明日しか無理かもね・・・いいよ!
寛平ちゃんに言っておくからいっといで 」

「野呂姉も付いて来てくれない?」

「遠慮しとくよ、せっかくの家族水入らずなんだから」

「でも、食べすぎたりしたらダメでしょ カロリー計算できないし・・・
いっぱい食べちゃうかもよ 」

「なに?脅してる? 別に行ってもいいけどさみんな嫌がらない?」

「大丈夫!野呂姉の話、電話とかメールでよくしてるから 」

「マジで(汗) 変なこと言ってないでしょうね 」

「それはどうでしょ(笑) 」 

「こいつー」 

「キャー」

なんてじゃれてる間に大阪に着いた

駅には迎えの車が来ていて・・・やっぱりリムジンなのね(汗)

結構、山の方?明かりが見えてきて・・・・凄い

うちも大きいけど、同じくらい大きいし敷地はここの方が広いかも

玄関にはやっぱり執事みたいな人が居て部屋に案内された

「いやーよく来てくれたね!待ってたよ 」

て言いながらハグされた

「コホン! 」  

「あっ、こっちはわしの嫁 」

「もう、なんて紹介の仕方なの 初めまして妻の恵みです 」

「初めまして小嶋優子です、今日からお世話になります」

「ほんとにかわいいわね 自分の家に居るつもりでいてくれたらいいからね 」

「はい!ありがとうございます」

「めーたん!おひさ〜 」

「佳代ちゃん何してたのよー遊びに来てねって言ったのに〜」

「ごめんごめん、忙しくてなかなかこっちに来れなくてさ 」

凄く仲良さそうに話してる・・・恵さん若いよね・・・?
寛平さん確か60歳過ぎてたはず

「あっごめん、優子ほったらかしだった めーたんとは大学の同級生でさ!
私が寛平ちゃんと知り合って紹介したのが運のつきっていうやつ(笑)
ちゃっかり後釜に座っちゃってたみたいな」

「ちょっと、言い方に気を付けてよね、奪ったわけじゃなくて
前の奥さんが亡くなって慰めてたらいつの間にか好きになってたんだから 」

「でもさ!こんな爺とねー・・・優子びっくりしただろ 」

「うん・・・あっ! ごめんなさい(汗)」

「うふふ、いいのよ好きになっちゃったんだから仕方ないわよね〜寛ちゃん 」

「アヘアヘ、ワシは幸せ者じゃ!わっはっはっ 」

なんかすごい展開・・・

「私の事はめーたんて呼んでね 」

「いえ、それは・・・」

「呼ばないと泊めてあげないわよ」

「そんなー(汗) 」 

「ハイ呼んでみて!」

「めっ・・めーたん 」

「うふっ、顔が赤くなっちゃって可愛いわよ」チュッ

頬にキスされた(汗)

「陽菜君いなくて正解だろ 」

「はい・・・ 」

「めーたん、優子の家族とか旦那の前では控えてよ」

「わかってるわよん 」

なんかお金持ちって・・・・変わった人が多いのか?

幼馴染♂ U-13

優子

「あー優ちゃんだぁ~
こらぁ〜中学生がこんな時間に
うろうろしてちゃだめだぞ」

「・・・・いい大人の女性が酔っぱらって
最終で帰ってくるのってのはどうなのさ(怒)」

「だってぇ〜新年会で盛り上がって
カラオケ行くぞーて連れて行かれちゃって
返れなかったんだもん」

「だもんじゃねえよお持ち帰りされたらどうしてたんだよ(怒)」

「ちゃんと帰って来たじゃんかぁー(бвб)」

「ほら帰るぞ」

「エ〜ン待ってよぉー」

行く時は一次会終わったらすぐ帰ってくるね
なーんて言って出て行ったくせに

メールで

(カラオケに来ちゃった)

(一曲歌ったら帰るね)

(三時間料金みたいで勿体ないからもう少しいるね)

(今から電車に乗りまーす)

てきたのが0時前・・・

駅から歩いてだし心配だから迎えに来たら
案の定酔っぱらってるのか頬を赤らめ
ふわふわした陽菜が改札口から出てきた・・・・

襲われたらどうすんだよまったく(怒)

「優ちゃぁーん(бвб)」

「・・・・・・・」

「歩くのはやぁーい」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・・」

急に静かになったから心配になり振り向くと座り込んでいた

「何してんだよ」

「むぅ・・・優ちゃんが意地悪」

まったくどっちが年上なんだかわかんねえし

「ほら」

「やったー♪」

手を出すとうれしそうに走ってくる陽菜

「ふふ、優ちゃんの手あったかーい♪」

くそー帰ったら襲いたいけどすぐ寝ちゃうんだろうなー・・・・

「クンクン、いい匂いするお風呂入ったんだ」

「当たり前だろ今何時だと思ってんだよ」

「湯冷めしちゃうよね、ごめんなさい・・・」

「っ・・・いいよ、あったかくしてきたし・・・」

「ふふ、明日はうっくりしようね」

「ああ・・・」

くぅーなんだこの魔性の女は・・・・

朝なら襲ってもいいですか陽菜さん








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