血まみれの彼女が脳裏に焼き付き眠れない

それでも朝は来てまたいつもの毎日が始まる



「ふあぁ・・・・眠い」


あくびを極力我慢してるんだけどすればするほど涙が出てくる



(悲しいのかな)
(一応ルームメイトだったからじゃない)
(彼女は優秀だったけどハルナはねぇ)


「こそこそ人の悪口言ってる暇があるなら予習でもすれば」

「そっちこそ自分の事じゃないのに口を挟まないでよ」

「はぁ?みんな仲間でしょ(怒)」

「アツコやめときなって」

「サエだってそう思うでしょ」

「言いたい奴には言わせとけばいいんだから」

「でも」

「ほらミナミが心配してるよ」


みんな勘違いしてるけどそのままにしておいた
一応少しだけど寂しかったのは本当だから



「はい、みなさん席に着きなさい」


先生が教室に入ってきていつものように授業・・・
とはならなくて



「今日からこのクラスに入るユウコです
年は13歳ですが今までどこのクラスにも属していませんでした
空いてる番号のbVになるのでルームはハルナと同じね
面倒見てあげて」

「あ!おにぎり(-∀-`) 」


ハルナを指さしおにぎりと叫ぶ見覚えのある少女は昨日の・・・
ハルナが眠れなかった本当の原因の子

あの子とルームメイトになるって事?


「おにぎり?」

「なんでもないです(汗)わかりました」

「席も横がいいわねbSサヤカ、変わりなさい」

「はい」


才加が移動するとトコトコと走ってきて
ちょこんと椅子に座る


「エへへよろしくね(-∀-`) 」

「う、うん」


(ユウコってもしかして戦士ユウ?)
(まさかあんな子供なわけないでしょ)
(でも13歳で強い子は出動してるよ)
(小さすぎでしょ)


たぶんその想像はあってると思う
昨日血まみれだったのに
どこも怪我をしてなかったのが証拠


それにしてもいつも一つ二つ席が空いているのに
今日は全員揃っている


「今日は休戦日です」


だからか・・・・すっかり忘れてた(бвб) 


「なので午後からは自由時間ですが
羽目を外しすぎないように」

「はい」


月に一度だけ休戦日がある
誰も死なない安心していい唯一の日


毎日が休戦日だったらいいのに・・・・



この日からハルナの平凡な毎日が変わる事になった