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死ぬまで恋をしていていいですか 7

「うう・・・ん・・・」



苦しさに目を開ける


・・・・苦しいはず
ユウコがハルナに抱き着いて寝ていたから

二時間ほどでって言ってたけど
腕はもう引っ付いたのかな・・・・

その左腕をしっかり腰に巻き付けてるから
治ってるんだと思う


そっと腕を外し離れさせてまた目を閉じる


「・・・・・起きてるの?」


またすぐ抱き着いてきたから起きてるのかと思ったけど
返事はなく、しっかり寝ていた


「寝れないじゃん・・・・・」


昨日もほとんど寝てないのに・・・はぁ・・・・

でもなんか嫌じゃない

ハルナより4つ年下で妹みたいだからかな?

前のルームメイトは同い年だったけど
しっかりしたお姉さんタイプだったから正反対だし
なんか可愛い


それでも睡魔が勝つわけで
いつのまにか寝ていて目覚ましが鳴った


「・・・・・・・」


全然起きないユウコ


「起きて・・・・ユウコ朝だよ」

「もう…少し・・・」


戦いで疲れてるのかな・・・


起きて先に用意をしてるんだけど
全く起きる気配がないから無理やり起こした


「・・・ハルナ・・・・おはよう・・・」

「おはよう、ご飯食べに行くから早く用意して」

「う〜ん・・・このまま行ってもいい?」

「だめ、朝食は制服でって決まってるでしょ」

「そうなの?」


ねえ、今までどこで暮らしてたの?


「ほら、早く脱いで」

「おぉ、治ってる」


腕をブンブン振り回して確かめてる


「よかったね、はい制服」


かけてあった制服を手渡すと
着ていた部屋着をポイポイっと脱ぎ捨て
制服に着替えてるんだけど


「逆だよ」

「なんか着にくいと思った(汗)」

「この前はどうやって着たの?」

「マリコが着せてくれた(-∀-`) 」

「マリコ先生でしょ」

「あんなの先生じゃないやい!」


意味が分からなかったけど
この時は先生だから面倒を見ていたのかなって思ってた


「朝ごはん、朝ごはん♪」


嬉しそうにスキップしながら歌ってる


食堂での朝は全員同じメニュー


「これ何?」

「サンドイッチだよ」

「おにぎりじゃないの?」

「今日はパンの日なの」

「おにぎりが良かった・・・・」


シュンとしてるから可哀そうになってくるけど
ご飯はお昼まで無い


「サンドイッチも美味しいよ
一口食べてみたら」

「ハルナこれ好き?」

「好き嫌いないから何でも好き」

「だったら食べる(-∀-`) 」


目の前のサンドイッチを口いっぱいにほおばりながら


「うん・・・これも・・・おいひい」

「おかわり欲しかったらさっきのところへ行ったらくれるよ」

「もぐもぐ・・・行ってくる・・もぐもぐ」

「待って、先にスープとか野菜も食べなきゃ(汗)」

「早く行かないと無くなっちゃうよ(;´-∀-)」

「沢山あるから無くならない」

「わかった」


何も知らない子供に
色々教えてるような気がするのは気のせいかな?
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