部屋に戻り一息ついた時いきなりドアが開き
入ってきたユウコ


「来たよ(-∀-`) 」


早い(汗)それと


「ノックもせず勢いよくドアを開けたら
ビックリするでしょ(汗)」

「あぅ・・・・ごめんよ」

「・・・・荷物は?」

「これ!」


手に持っていたのは中ぐらいのカバン一つ


「他の・・・制服とかは?」

「今着てるのしか持ってない」

「教科書は?」

「持ってない(-∀-`) 」


どういう生活をしてたの?とは聞けなかった


「ユウコのベッドはあっちで荷物はその横のクローゼットに入れて」

「わかった」


クローゼットを開けてカバンをポイっと入れ閉めてしまった


「・・・・・・中の服出さないの?」

「今いらないからいるとき出す」

「そう・・・・」


人には人のやり方があるから
ハルナがとやかくいう事じゃないけど・・・


ベッドにポンと飛び乗るとフカフカとか言いながら
転げまわってるユウコ

ハルナは机に向かう


「何するの?」

「今日の復習」

「どうして勉強するの?今日は休戦日だよ」

「ハルナは覚えが悪いから
みんなより何度も復習しないと出来ないの」

「覚え悪くなかったけどな」

「今日のは簡単だったから」

「ふーん・・・・」



今日は杖を使う魔法じゃなかったから簡単だった
ユウコはそれしか見てないからそういうんだろうけど
ハルナの杖を見たら何て言うだろうか

まだまだ小さくて細い杖を・・・・



「ねえ、ハルナのベッドで寝ててもいい?」

「どうして?」

「う〜ん・・・・どうしても」

「お布団とか同じだよ」

「せっかく二人でいるのに遠いもん」


遠いって・・・・数歩で行き来できる距離なのに


「ねぇねぇいいでしょ」

「別にいいけど・・・」


本当は嫌だけどキラッキラした目で言われると
断れないのがハルナの弱い所


「わーい(-∀-`) 」


そう言うと一度も床に触れることなく
ベッドに飛び移ってる


「魔法使ったの?」

「少しだけだよ、靴履くの面倒だもん」


少しだけか・・・

飛行の魔法は上級の者しか使えない高度な魔法
クラスの中にだって数名いるかいないかなのに

やっぱりユウコはあの・・・・


「ねぇ・・・・」


一瞬目を離しただけなのにもう寝ちゃってる

あどけない寝顔


それを見ていたら
昨日の出来事が夢だったのではないかと思わされる


「ハルナは勉強勉強」


自分にそう言い聞かせ
復習に集中した