こんばんは(-∀-`)

後、数十分でお誕生日が終わっちゃいます
でも大丈夫、後夜祭、後々夜祭・・・・がありますから(笑)

しれーと0時に第一話を更新しましたが気づいてましたか?

もちろんめでたい日なのでもう一話更新しました


グッズ第二弾も解禁されオンライン生誕祭もあるなんて
私達は愛されてますね(-∀-`) 

インスタのいいね祭り
ツイッターまでチェック


きょうこさんと島田との3ショット
そのほかに誰がいるのか大いに気になりますが
誰かが載せてくれることを祈りましょう(こじゆう待機)


毎日の温度差にお体を壊しませんようお気をつけください


ぷーな

月の女神 2

お父さん・・・・起きて・・
痛いよ・・・怖いよ・・・お父さん!(泣)


「・・・・・・夢・・・・か」


また泣いてたんだ・・・


部屋の中はまだ暗く夜が明けてないのがわかった
きっとまだ宵の口だろう
暗くて時計が見えない


電気・・・・だめだ起きちゃうよね

部屋は二人部屋、当たり前だけどもう一人は寝てる


目が慣れてくるとカーテンから微かに漏れてくる弱い光
すぐに眠れそうにないから外に出る



「外のほうが明るいや」


月の光があたりを照らしている


「今日は真ん丸だねお月様(-∀-`) 」


空に向かって語り掛けるけどもちろん返事はない


少し散歩していると
まだ日が浅いのに加え広い敷地も重なって迷子に(汗)

そして目の前には


「礼拝堂まで来ちゃってたんだ」


あれ?灯り・・・


ドアの前まで行くといきなりドアが開き
学生が飛び出してきて目が合うと
おびえたような顔をしていてそのまま行ってしまった


少し衣服が乱れてたような・・
お化けか何か出たのかな・・・どうしよう
でも電気付けたままだと問題になるよね?

怖いけど問題になるのも嫌だから中へ入ると
目の前に女神がいた


「はぁ・・・また来た・・・
私、今日はそういう気分じゃないんだけど
どうしてもっていうならお姉さまは無理だけど
してあげるから早く脱いで」


してあげる?脱ぐ?


何を言ってるのか理解できなくてポカンとしていたら
壁に追い詰められ


「それともしてくれるの?」


どんどん近づいてくる顔
なんとかしなきゃと思った時手に何かが触れ
それを顔の前に置いて防いだ


「それに触れないでもらえるかな」


さっきまでとは違う声色
しまったと思いそれを見る


「これは・・・・・お母さん…(涙)」


無意識に涙があふれていた




「どうぞ、この紅茶リラックスの効果もあるんだよ」

「ありがとうございます・・あのう・・ここって」

「ん?陽菜の部屋」


・・・・・広い部屋に豪華な家具
キッチンや冷蔵庫まであるんだけど
これも寮なの?


「さっきはごめんね、確認せず酷い事言って」

「いえ、私も夜中にウロウロして迷子になったのが悪いので」

「迷子って・・・あなたもしかして噂の転入生?」

「あ、はい」


そんなに有名なんだ(;´-∀-)


「一般寮の生徒が夜中に出歩くと罰があるって知ってる?」

「はい・・・でも私暗い所や狭い所がダメで・・・
月が思いのほか明るかったのでつい」

「月があなたを見てくれている(бвб) 」

「だから独りぼっちじゃないんだよ(´-∀-)」

「やっぱりこの本知ってるの?」

「私、大島優子と言います、その絵本絵本を書いた大島麻衣は
私の母なんです」


あの日お母さんが打ち合わせの途中で倒れたと連絡を受け
子供だった私を一人家に置いておけないからと
お父さんが運転する車で病院へ向かっていた

山道のカーブでスピードを出し過ぎたトラックが
車線をオーバーして私達の車にぶつかり
その勢いでガードレールから二台とも落ちた

山道であったため発見が遅れ
お父さんとトラックの運転手は亡くなり
奇跡的に私だけ助かったんだけど
狭い車の中に閉じ込められ外は真っ暗で・・・
私は泣き疲れて眠り起きてはまた泣きを
繰り返していたのだけは覚えている

お母さんもそのまま目覚める事は無く
私は一度に両親を失った





「おはよう・・・
疲れた顔してるけど眠れなかったの?」

「あ、うんちょっとね」

「同室って指原さんだったよね、上手くいってないの?」

「指原さんは平気、と言うか
消灯ギリギリに部屋に戻って来て
すぐ布団に入っちゃうし
朝も早くからいないからまだ話せてないんだ」

「あの子ちょっと変わってるからね
北原さんの部屋に入り浸ってるらしいよ」

「そうなんだ・・・」


昨日は絵本の話で盛り上がって
陽菜先輩、優ちゃんと呼び合うまでになっていた

そして
気が付いたら外が明るくなりかけていて慌てて
部屋に戻ったから殆ど寝てないんだよね
先輩にあんないい人がいるんだなー
それにしても綺麗だったよなー
またどこかで会えればいいな(-∀-`)



月の女神 1

「うわっぷ・・・」

「ごめなさーい躓いて溢しちゃったのー(笑)」

「綺麗な色が混ざっているのに汚い色(笑)」

「センセー大島さんがお水こぼしてます」

「何してるの早く洗ってきなさい」

「・・・・・・・」



「くそーなんなんだ!
みんなお嬢様なんだろ?
やり方が陰険なんだよ(怒)」


新しい制服がぐちゃぐちゃになっちゃったじゃないか(怒)
洗っても取れないし・・・はぁ・・・

保健室に洗剤と着替えあるかな・・・


「コンコンすみません・・・・・」


誰もいないのかな、ドアに手をかけると開いていたから


「失礼しまーす・・・つっえぇぇ!?」


奥のベッドで怪しい動き


(あっ・・あっ・・・んっ)

「見てないで出て行ってもらえる」

「ご、ごめんなさい(;´-∀-)」


今のって・・・・タイの色からしたら先輩?
寝てた方は脱がされててわかんなかったけど・・・・


何なんだこの学校、お嬢様学校でしょ?
保健室であんな事する?
それもここ、女子高・・・・


キーンコーンカーンコーン


チャイムなっちゃったじゃん(;´-∀-)


「あ、こんな所にいた」

「私?」

「そう」

「えーと・・・」

「同じクラスの板野友美」

「ごめん、まだ覚えてない」

「いじめられててそれどころじゃないもんね
これ、友の体操服で良かったら使って」

「ありがとう・・・でもいいの?
わかったら板野さんまでいじめられちゃうよ」

「それは大丈夫、あの子達より家柄がいいから(笑)
ほら、人間て自分より下の人を見下したり
虐めたりする気質があるでしょ、だから一般の特待で転入してきた
大島さんに虐めが集中しちゃうんだろうけど
友はそんなの全然気にしないから」

「アハッこれから宜しくね
そうだ、さっき保健室で・・・・」


見た事を説明すると


「この学校にはねお姉様制度って言うのがあるの」

「お姉様制度?そんな事聞いてない」

「学校の規則じゃないからね
先生たちは暗黙の了解かな」

「ふーん・・・どういう制度なの?」

「上級生が下級生を指名して姉妹になるの
そうしたら色々教えてくれるの」

「いろいろ・・・」

「さっきのも含めてね」


嘘でしょ(;´-∀-)


「一年生は妹にしかなれないけど2年生は上にも下にもなれる」

「なるほど、一年で変えてもいいの?」

「お姉様が卒業したらいいけどいる間はダメ」

「ふーんだったら妹が欲しかったら姉を作らない方がいいんだね」

「そういう事、まあ、姉妹になる人は全校の三分の一ほどで
私もいないから」

「そうなの?じゃー作らなくてもいいんだ」

「でも上から指名されたら断れない」

「それ辛い(;´-∀-)」

「だから好きじゃない上級生の前では
なるべく目立たないようにしてる」

「私もそうする」


もし断ったらどうなるんだろう・・・

私には一生縁のない事だと思ったから聞かなかった

ここにいること自体不思議なんだから


「でもお姉様がいた方が守ってもくれるから
虐めはなくなると思うよ」

「これくらい平気平気(-∀-`) 」


転入2週間目にして友達が出来
一人で食べていたランチ(給食)を
今は三人のグループで食べている


「どう、学校生活には慣れた?」

「まだあれから一週間だからね・・・・」

「いじめは少なくなったんじゃない?」

「友ととも−みが一緒にいてくれるからだよ」


知らないことがまだまだ沢山あって二人が教えてくれる


お姉様制度では妹は何人でも作れるという事
私たちがいる校舎や寮は一般生や特待生の
普通の会社のお嬢様が勉強するところで

奥の綺麗な・・・外見しか見たことないけど
豪華な校舎は特別な生徒たちがいて
一般校舎の生徒たちは入ってはいけない

但し、妹に選んでもらえた人だけは
お姉様に呼ばれたなら入れるらしい

まあ、私には関係ないことだけどね
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