こんにちは(-∀-`)

昨日更新できなかったので今日は二話更新しました

七人の秘書
視聴率がまずまずで一安心

評判も上々で嬉しい限りですね(-∀-`) 

でも勝負は二話以降
下がらないことを祈ります


月の女神 10

夕飯は無事陽菜様の部屋で四人で食べ

部屋に戻ると珍しく指原さんがいた


「お帰りなさい」

「ただいま」

「大変ですね」

「ほんとだよ(;´-∀-)
そう言えば指原さんて毎日何してるの?」

「私ですか?
私は里英ちゃんと創作品を作ってます」

「創作品?」

「二人は美術部なんです」

「へぇーそうだったんだ」

「昨日が作品の締め切りだったので
やっと落ち着きました」


だから部屋にいるんだ


「大島さんはクラブに入らないんですか?」

「クラブがあるの?知らなかった」

「クラブと言っても入ってるのは特待生の生徒だけで
一般のお嬢様は入ってません」


だよね、ともちん達がクラブの話してるの聞いた事無いし
いつも一緒に寮へ帰って来てたから
行ってたら気づくよね


「運動部とかは・・・無いか(;´-∀-)」

「文科系しかないですね(汗)」

「だよね」


一応お嬢様学校だもんね


「でも、茶道や華道など必要な事は
土曜、日曜に自由参加でありますよ」

「へぇ〜・・・・」


さすがお嬢様学校(;´-∀-)


初めて、お帰り、おやすみ以外の言葉を交わし
一時間くらい話していた

指原さんもいい子で
同室が指原さんで良かったって思った


「今度里英ちゃんをお部屋に招待してもいいですか?」

「招待とか大袈裟
全然遊びに来てくれていいよ」

「一度大島さんとお話ししたいって
言ってたから悦びます」


お父さんお母さん、私にまた友達が出来そうです
それも二人(-∀-`)


「指原さんはどこから来たんですか?」

「私は大分県です」

「わぁ、結構遠くから(;´-∀-)」

「お父様がここ以外はダメだって
もし入れなければ結婚させるって言うから
頑張って勉強と美術の腕を磨いて特待生枠で入ったんです」

「結婚て・・・16歳で?(;´-∀-)」

「私には兄がいるので後継ぎはいらないから
会社の為になるところへ嫁がせようと必死で・・・
中小企業の辛い所です(涙)」


私のお母さんもそうだったのかな・・・
だから駆け落ちなんて・・・


「こうしてる間も着々と進んでるのかもしれません」

「酷い」

「それが私の運命なので諦めてますが
この三年間だけでも好きな事がしたい」


好きな事と言っても
この閉ざされた空間で楽しいんだろうか


「ここってさ携帯はあっても電波が無いでしょ」

「下界との連絡は絶たれてますね」

「テレビもないから今何が流行ってるのか
何が起きてるのかもわからない」

「先生方の部屋にしかテレビはありませんね
電話線も理事長の部屋にしか無いと聞いてます」


そうだよね、私達は三年間我慢すればいいけど
先生達は違うからテレビでも無きゃ
やっていけないか(;´-∀-)


「大島さんはどちらから?」

「私は・・・栃木に住んでたんだけど
今の家は東京かな」

「なんか複雑なんですね」

「色々あってさ、まあ今年一年よろしく」

「こちらこそよろしくお願いします」


敬語なんて使わなくていいよって言ってるのに
もう少し慣れるまでは、と言って聞かないから
好きにさせておいた

月の女神 9

「あぁー泣かしちゃった(∵)」

「こら、敦子(汗)」

「どうでもいいけど早く食べようよ
そこで立ってる人が持ってる料理冷めちゃうじゃん」

「ですよね、他の方が入りづらいのなら
あちらの方へ移動しませんか?」


入口から一番遠い場所を指さす由紀様


「そうだな、その方がみんな入りやすいだろうし
それでいいよな大島!」


頷けって目で圧をかけてくる才加様

仕方なく


「はい、あちらだったらみんなの迷惑にもならないし
一緒に食べましょう」

「優ちゃん一緒に食べてくれるの?」

「はい(-∀-`) 」

「ニャロ良かったじゃん(*`ω´) 」

「うん、これからも一緒に食べようね」


頷くしかないじゃんかぁ〜(。-∀-)


「はい」


「皆さんお騒がせしました
どうぞ入って来てランチを楽しんでくださいませ」


由紀様が笑顔でみんなを促すと
ゾロゾロと中へ入って来て
いつものように・・・とは言えないけど
賑わいが戻った


「お待たせいたしました
お口に合うかわかりませんが
どうぞお楽しみください(汗)」


女子高だから勿論男子は入れない

特別校舎が特別なだけで
ここの一般校舎には男性の執事は入れないから
いつもの料理スタッフが運んで来るんだけど

凄い緊張してるのがわかった


「ねえねえ、これ前菜なのにお肉入ってるよ(бвб) 」

「ここでは一品ずつじゃなくて
全部同時に用意されてるので
好きな順番に食べて下さい(;´-∀-)」

「そうなの?こんなの初めて(бвб)」


不味いって怒り出さないか
心配しながら見ていると


「変わった味だね・・・
初めて食べたかも・・・面白い(бвб) 」


楽しんで食べてくれて一安心

他の先輩方は無言で食べている中


「敦子もこれ食べてたの?」

「始めの数日だけかな
でもこんなんじゃ足りないから
特別に別のものも作って貰ってたんだけど
なんか物足りなくてさ
麻里子が妹に選んでくれて助かったよ」

「だよね、足りてないと思った(笑)」


流石学年一の財閥の娘
私は編入だから知らなくて当たり前か


「毎日ここで食べるのか?」

「優ちゃんがここが良いって言ってるんだから
ここで食べる」

「大島」


目で殺される(;´-∀-)

「あ・・・やっぱり明日からは
あの部屋で食べたいかな〜アハッ(;´-∀-)」

「むぅ・・・優ちゃんわがまま」

「ごめんなさい(;´-∀-)」

「でもいいよ、陽菜もいつもの方が落ちつくし」


ホッとしてる三人

黙々食べてる前田さん


やっぱりこの呪縛から私は逃れなれないんだろうか
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