「優子先輩おはようございます」
「おはよう」
「今日早くないですか?」
「みーちゃんこそいつも朝礼ギリギリなのに早いじゃん(笑)」
「たまたま目が覚めたので早く来れました(ΘωΘ) 」
たまたまじゃダメじゃないかな(;´-∀-)
「課長おはようございます(-∀-`) 」
「おう」
いつもにも増して機嫌が悪そう
「大島ちょっと」
「はい!」
課長のデスクの前
「たまたま運が良かっただけでまだ成功してないんだから
調子に乗るなよ」
「はい・・・分かってます・・」
何も朝から言う事ないじゃん・・・
そんな事自分が一番わかってるのに
「控えめな振りしていつの間に上に取り入ってたんだか」
「そんな事・・・」
でも、言い返せない
社長に気に入られてるのは本当だから
「見てるだけで鬱陶しいから早くプロジェクトやらの部屋へ行ってくれ」
言われなくったって行くよでも
明日からなんだから今日はここしかいる場所がない
「明日から二カ月間あちらへ行かせていただきます」
「ふん、戻ってきても居場所は無いと思え」
「・・・・失礼します」
くそう、何なんだよ(怒)
「酷いですね(汗)きっと妬んでるんですよ」
「もう慣れたよ」
「課長より出世して見返してください」
「そこ!就業中にこそこそ無駄話をするな!(怒)」
「はーい(ΘωΘ) 」
ペロッと舌をだすみーちゃん
失敗したらマジで戻れなくなるかもしれない
そしたら会社辞めないといけなくなるのかな・・・
ダメダメネガティブは伝染するって陽菜が言ってたから
メンバーみんなに伝染したら成功するものだってしないよね?
頑張らなきゃ
「と言う事を言われたんだ」
「あぁ・・・あの課長あれ以上出世しそうにないよね
この会社には珍しい人物」
「だよね、良い人が多い中どうしてあんな人が課長になれたんだろ」
「取引先からどうしてもって言われて入社させたのに
自分は凄いって思ってるから困るって初めの頃
社長が悩んでたんだけどクビにも出来ないし
役職付けたら何もしなくていいからって課長にしたら
また勘違いして威張り散らしてるんだ」
「そんな経緯があったんだね」
「あ、個人情報だから内緒ね(笑)」
お昼前にLINEが来てちょっとだけ愚痴ったら
今日社長は打ち合わせで外に出ていて居ないから
ランチしようって誘われて愚痴を聞いてもらってる
「あっちゃんは愚痴とかないの?」
「あの社長だよ無いに等しいかな」
「と言う事はあるんだ」
「たまに時間にルーズな時があるでしょ
それが困るかな」
「あぁぁ・・・わかる気がする」
「それに予定にない事を突然入れたりするから
調整するのが大変」
「あっちゃんも苦労してるんだね」
「でもお給料が良いから許せる(∵)」
「私もこのプロジェクトが成功したら昇給するかな」
「するんじゃない?」
「よーし頑張るぞ!」
「優子はしてもしなくても上げてって言えば上がると思うけど」
「それはダメだよ、ちゃんと仕事して上がらないと」
「真面目だね、そこが良かったのかな?」
「え?」
「ううん、こっちの話」
なんか含みがあるけど、今はプロジェクトの事だけ考えないとだ