今日は約束の日
でも夕方に来るから朝はゆっくり
優ちゃんを病院へ連れて行きコルセットを取ってもらった
帰りにスーパーへ買いだし
優ちゃんは外につないでおく
買った荷物を袋に詰めていると外にいる優ちゃんが見えた
・・・・地面に寝そべって首だけ器用に動かし・・・
変態犬(怒)
車に荷物を積み込みドアを開けたままにしてあげると
ヒョイって乗り込むけど
キュッて言う声が聞こえたからまだ痛むんだと思う
そんなにすぐに治らないよね(汗)
麻里ちゃんが二時間前に来て手伝ってくれる予定
ピンポーン
「お、ゆっぴー胴体取れたんだ(*`ω´) 」
「ウゥゥゥ・・・」(何しに来たんだ(怒))
あきらかな拒否反応(笑)
殆ど麻里ちゃんが指示を出し作ってる
陽菜は洗ったり切ったりまた洗ったり・・・
ほら、麻里ちゃんの家ですればよかったんじゃん
優ちゃんも動けるようになったし大丈夫だったじゃん・・・
約束の時間の10分前チャイムが鳴った
「こんばんは、お招きありがとうございます」
私が招いたわけじゃないけどね
「どうぞ、上がって下さい」
「あ、これどうぞ」
渡されたのは高級ワイン
「ありがとうございます、今日車じゃないんですか?」
「麻里子から飲むから電車で来いって言われまして(汗)」
もう・・・
「グルグルグル」(お前まで来たのか(怒))
「優ちゃん(汗)」
喉を鳴らし威嚇する優ちゃん
「俺、嫌われちゃってますね(汗)」
「男の子だからたぶん男の人が苦手なんだと思います」
「それだったらいいんですが」
「気にする事無いって
ゆっぴーは篠田にもこんな態度だから(*`ω´)」
「ワゥワゥ」(それはお前が嫌いだからだ(怒))
何故かずっと機嫌が悪い優ちゃん
コルセット取ってまた痛くなっちゃったのかな(汗)
「どうしたの?痛む?」
膝をついて目を合せ頭を撫でてあげると
気持ちよさそうに目をつむる
「クゥ〜ン」(大丈夫ぜ(-∀-`) )
「優ちゃんの仕事復帰のお祝いでもあるんだからね」
「ワン!!」
ひと鳴きすると陽菜の顔を舐めてくる
「こーら、お化粧取れちゃうからダーメ」
「クゥーン・・・」(あう・・ゴメンよ)
「さあ、犬は放っておいて人間同士で乾杯しよう(*`ω´)」
「グルルルル(怒)」(犬って言うな!犬だけど)
今にも噛みつきそうな勢いの優ちゃん
「もう、何でいっつも嫌われるような事言うのかな」
「だってゆっぴーをからかうの面白いんだもん(*`ω´)」
「いつか噛みつかれるよ」
「甘噛みだから大丈夫、ゆっぴーは賢いからね」
優ちゃんの事わかってるくせに
いつもからかって面白がってる麻里ちゃん
本当に嫌ってると思うから
いつか間違いが起きるんじゃないかと心配してるのに
「うわぁ〜これ全部作ったんですか!?」
「そう、頑張ったんだよねぇニャロ(*`ω´)」
陽菜はお片付けに頑張りました・・・なんて言えない雰囲気
「麻里子に手伝ってもらいながらなんとか(汗)」
「凄いですよ、感動だなぁ♪」
「突っ立ってないでそこに座れば」
「あ、ここ良いですか?」
「どうぞ(бвб)」
「ニャロもワインでいい?」
「うん」
「ゆっぴーは・・・飲めないもんね、残念(笑)」
「ガウゥゥゥ」(分かってるくせにくそー)
「それじゃーこれからの二人のために乾杯(*`ω´)」
「・・・・・・」
「ちょっ、麻里子何言い出すんだよ(汗)」
ワンワン!ウゥゥゥゥワン(怒)
(そうだそうだ何言い出すんだ馬鹿野郎)
「優ちゃんしっ(怒)」
「クゥ〜ン・・・・・」(だってぇー)
「今日は、犯人逮捕のお礼にと思ってたんですが
外食ができないとの事だったので・・・・
なのにこんなにしていただいて申し訳ないです(汗)」
「いいのいいの(*`ω´)」
「麻里子には言ってないよ」
「あははは」
1時間ほど仕事の話や警察犬の話
後はなぜか趣味の話や好きな食べ物を聞かれたという・・・
「今日はありがとうございました」
「いいえ、至らなくてすみません」
「今度はちゃんと奢らせて下さい」
「たまたまお役に立てただけなので
そんなに気にしないでください(汗)」
「いや・・・それはそれで・・・・」
「男ならはっきりすれば(*`ω´)」
「・・・・私とお付き合いしてもらえませんか」
「あのう・・・それって・・・恋人として付き合うってことですか?」
「はい!お願いします」
どうしよう・・・いい人なのはわかったけど・・・
「ワウ・・・・ワウン・・・」
いつもと違う鳴き方に優ちゃんを見ると
凄く悲しそうな顔をしていて・・・・
「今はまだ仕事を頑張りたいし
優ちゃんの面倒だけで大変なので・・・」
「ワン!!(-∀-`)」(にゃんにゃん俺も好きぜ♪)
何故かご機嫌になった優ちゃん
「友達からでもムリですか(汗)」
麻里ちゃんがいてくれたおかげで楽しかったけど
やっぱり二人だと気を使うし・・・・
「優ちゃんと麻里子と一緒なら大丈夫です(бвб)」
「それで十分です」
「それと、私気まぐれなので大変だと思いますよ」
「それは麻里子で慣れてますから」
それじゃー麻里ちゃんと付き合えばいいのに・・・・
また連絡しますね、と言って帰っていった