先輩 3

朝練は週二回だけ

その日だけ優子先輩は一人で登校してくる

でも帰りは・・・・

「優子帰ろう(∵)」

「もうちょっと待ってて」

「早くしろよぅ」

仲良く二人乗りをして帰って行く

「メトロ方面行くぞ」

「はい」

陽菜はメトロ方面だから秋元先輩について行く

「小嶋さん」

帰り道秋元先輩に声をかけられた

「今日の朝優子と会ったんだ」

「はい、秋元先輩のお家に泊まってたって言われてました」

「そうなんだよ、連絡無しにいきなり夜にやって来て
合宿のことで相談があるんだけどとか言うんだぜびっくりするでしょ」

「優子先輩らしいですね(бвб)」

「まあ、そうなんだけどさ」


そう言えば夏休みに入ったら早々に一週間の合宿がある

インターハイに向けての合宿と
出れない人は強化合宿
うえの大学を借りてするらしく宿泊施設も整っている

ただ・・・マネージャーは陽菜しかいないから
どうすればいいのか全然わからない

食事も洗濯も全部マネージャーの仕事だと思うんだけど
一人でなんて絶対に出来ないし
一番問題なのが料理を全く作れないことなんだけど
優子先輩に呆れられたら嫌だな・・・(汗)

一年生は5人だけど交代で手伝ってくれるかな・・・


「マネージャー一人だし一年生も少ないから
お手伝いとして前田さんが来てくれる事になってるから」


前田さんて・・・・

返事に困っていると

「ほら、優子の幼馴染のあっちゃん」


知ってる・・・


「自分のクラブは・・・」

「弱小だから夏休みはほとんどしないらしいよ(笑)」


二人の仲いい姿を見せつけられるって事?
無理!心が折れちゃう(汗)


「実は去年も来てくれてるから
わからないことがあればあっちゃんに聞くといいよ」

「・・・・はい・・・」


どうしよう・・・田舎へ帰るとか
風邪ひいたとか言って休もうかな・・・
でも優子先輩とお泊まり出来るのこれが最初で最後だろうし・・



モヤモヤしたまま迎えた当日



「おはよう、えーと小嶋さん?」

「はい(бвб)」

「今日から一週間よろしくね」

「よろしくお願いします」

「・・・・(∵)」

「あのう・・・なにか?」

「ふわっとしてて可愛いね」

「そ、そんな事(汗)前田さんの方が可愛いです」

「アハハ優子にもよく言われる」


いいなぁ・・・

目の前で見たのは初めてだったけど
本当に可愛い


「猫みたいだからにゃんにゃんて呼んでいい?」

「え?私の事ですか?」

「そうだよ、私の事あっちゃんて呼んでいいから」

「先輩なのに呼べないです(汗)」

「クラブの先輩じゃないんだから気にしなくていいよ」

「でも・・・(汗)」

「呼んでみて」

「あ、あっちゃん(汗)」

「よく出来ました(笑)」

そう言って頭を撫でてくれる

初めて話したのに気さくでいい先輩・・・
優子先輩が好きになるのもわかる

「まずは・・・買い出しへ行きます」

「はい」

「ゆうこぉ〜」

「んあ?」

「自転車かして」

「いいよ、鍵はカバンの外のポケット」

鍵を取ると

「はい」

「え?」

「にゃんにゃん自転車乗れるよね?」

「はい」

「今日から一週間この自転車はにゃんにゃんの物です」

「でもまえ、あっちゃんは?」

「私も自転車で来てるから」


そうだったんだ・・・
一週間も優子先輩の自転車を使えるなんて嬉しい


「で、もう一台と言うかもう一人
雑用係として連れて来たチビ」

「誰がチビやねん(怒)」

「一番小さいからチビでいいの」

そう言えば見たこと無い人がいるなってずっと思ってた

「優ちゃんの反対隣に住んでる高橋みなみ
たかみなでいいよ
いわゆる腐れ縁て言うやつなんだけど
馬鹿だから一人だけ高校が違うんだよね」

「仕方ないやろ落ちたんやから・・・・」


受験に失敗したのか・・・・
確かにここは難しい方かも
陽菜だって何故受かったのか分かんないもん
先生にまで奇跡だって言われちゃったし(бвб) 

でもそのおかげで優子先輩に出会えたんだから
テストの点数が悪くったって気にしない


「こう見えて料理上手だから作ってもらう」

「こう見えてってなんやねん(怒)」

「ほら買い物行くよ」


あっちゃんが先頭で出発
陽菜を真ん中に挟んで後ろにたかみなさん・・・
さんでいいのかな?学年聞くの忘れた
まさか同い年じゃない・・・よね?

先輩 2

「陽菜まだ起きなくていいの」

「ん〜ん・・・・・え!?うそ(汗)」

慌てて下へ降りて行く

「もっと早く起こしてよ(怒)」

「何度も起こしてたわよ」

今日は朝練だったのにー(汗)

10分後に出ないと電車に間に合わない

髪をセットしてる暇も朝ご飯食べてる暇もなく
顔と歯を洗い制服に着替えて家を飛び出した

駅まで走らなきゃ間に合わないよ(汗)

必死で走っていたら自転車に追い抜かれ・・・

「あれ?小嶋さんじゃん」

「え、優子先輩(汗)」

「そっか小嶋さんこっち方面だったっけ」

「は、はい」

「小嶋さんが走ってるのってレアだよね(笑)」

「むぅ・・・そんな事無いです」

「アハッ(-∀-`) 小嶋さんでも怒るんだ」

「あ、すみません(汗)」

「今走ってるって事は遅刻しそうなのかな?」

「うっ・・・」

「アハハ正直だね、仕方ない大島さんのマイカーに
乗せて行ってあげる」

「い、いいです電車で行きますから(汗)」

「電車だと遠回りだから朝練に遅刻しちゃうよ
だって10分前に才加は出て行ったから」

「・・・・・」

「自転車だとまっすぐ行けるから意外に早いんだよねぇー
多分才加と同じくらいに着くよ」

「・・・・・・・」

「ほら後ろに乗って」

遅刻しないためだよね、ここは乗せてもらうしかないよね

自分にそう言い聞かせ後ろの椅子に座る

「飛ばすからしっかり腕を回しとかないと
振り落としちゃうからね
・・・だめだめ、そんなんじゃ落ちちゃう」

そう言って腕を前に引っ張られ背中に密着(汗)

「いっくよー(-∀-`) 」

すごいスピードでこぎ出した優子先輩

「そっか小嶋さん才加と同じ駅だったんだ」

「はい」

「じゃー毎日一緒に帰ってるの?」

「はい」

クラブが終わると結構暗くなってるから
同じ方面へ帰る人たちは一緒に帰ることになっていた

「くそー羨ましいぞ」

「え!?何ですか」

丁度車が横を通って聞こえなかった

「なんでもなーい」

「優子先輩はどうしてあそこにいたんですか」

「昨日才加の家に泊まってたんだよね
でも帰りに自転車無かったら不便だから
自転車で行って今登校中(笑)」

「あのう・・・前田さんは・・・」

「あっちゃん?あっちゃんとは朝練の日は別行動だよ
朝苦手だから朝練無いクラブに入ったのに
優子の朝練に付きあうわけないじゃんてね(笑)」

そうなんだ・・・

「小嶋さんはマネージャーしてて楽しい?」

「はい!楽しいです」


優子先輩の姿を見ていられるから


「そっかー、私は自分が動いてる方が好きだから
マネージャーって出来ないんだよね
だから出来る人を尊敬してる」

「そんなぁ(汗)」

「秋までの付き合いだけどよろしくね」

「はい!」


そう、三年生は秋の国体が終わると引退しちゃう
優子先輩も例外じゃなくって・・・・

あと半年もないじゃん

居なくなったらマネージャー辞めよう
元々運動は苦手だし
先輩もいなくなっちゃうし・・・


「あ、いたいたおーい才加」

「え、もう追いついたの?
て言うか後ろ小嶋さん?」

「レアポケモンゲットしてきた(-∀-`) 」

「髪の毛すごい事になってるよ(笑)」


そう言えば朝セット出来なかったし
風でめちゃくちゃになっちゃってるかも

こんな姿優子先輩には見せれないよ(汗)


「あぁ〜ごめん、私のせいだね」

「ち、違います(汗)
あ、降りて歩きますありがとうございまし、キャッ」

いきなり自転車が動いて落ちそうになる

「ほら、しっかりつかまって
ゲットした人は最後まで面倒見なきゃだから
才加先に行ってるね」

「部室鍵開けといて」

「ほーい(-∀-`) 」


結局学校まで乗せてもらい部室へも一番乗り

取りあえず急いで髪を結ぶ


「ありがとうございました(бвб)」

「みんなまだだし先に着替えて柔軟手伝ってくれる?」

「陽菜でいいんですか?」

「アハッ(-∀-`) 自分の事陽菜って言うんだ」

「あっ・・・しまった(汗)」

「陽菜ちゃんお願いします(-∀-`) 」


どうしよう、名前呼んでもらっちゃった(бвб)


「これから陽菜ちゃんて呼んでもいい?」

「は、はい(汗)」



ヤバい、陽菜今絶対顔が赤いと思う


「ふーやっと着いた・・・あれ小嶋さんどうかした」

「どうもしないよねー
先に運動場いって柔軟してるから」

「わかった、私もすぐ行く」

「ゆっくりでいいから」

「なんでだよ」

「おっはよー♪」

「佐江おはよう、才加の相手してやって」

「なんかわかんないけど了かーい」


普通一、二年が早く来ないといけないのに
この三人は時間よりもだいぶ早く来て
練習を始めている

だからって下に強要はしない

実は陽菜も時間より少しだけ早く来るようにしてる
だって、少しでも長く見ていたいし
陽菜を見てほしいから

先輩 1

「小嶋さんタイム測るのお願い」

「はい!」

高校に入ってクラブに入るなんて思ってもいなかった
それも陸上部

もちろんマネージャーだけど
運動が苦手な陽菜が運動部だよ

中学から友達のみーちゃんが
嵐が来るからやめてよって言われたくらいレアな事

「山本さん12.16です」

「次優子」

優子さんだ・・・・・綺麗なフォーム
体は小さいのに大きなストライドで凄く速い


かっこいいなぁー・・・なんてったって私
この走る姿に魅せられ陸上部に入ったんだから

「小嶋・・・小嶋!」

「はい(汗)」

「今のタイムは?」

あっ・・・・スタート押すの忘れてた(汗)どうしよう・・・

「まさかちゃんと測れてないの(怒)」

「ん?どれどれ・・・あぁー12・21か
このタイムじゃ言いずらいよね
無しにしてもう一度走らせてよキャプテン」


00.00のストップウォッチなのに・・・
優しい優子先輩


「タイムトライアルは一日一度の決まりだから
例外は認めません」

「ケチゴリラ(-∀-`) 」

「な、なんだとー(怒)」

追いかけ合ってる二人

「次、佐江が走るんだから静かにしてよ
陽菜ちゃんタイムよろしく」

「はい」

優しい宮澤先輩とキャプテンの秋元先輩
それに・・・・・優子先輩

三人は心友トリオって言われてるくらい仲が良くて
いつも一緒に居る・・・・いいなぁー・・・・

クラブが終わると一年生が後片付けをする
マネージャーの陽菜も一年生だからお片付け

「お疲れ様でした」

部室に入るとスポーツブラとスパッツだけで
うろうろしている大きい人と小さい人

整った体でいつも見とれてしまう

ダメダメ早く着替えなきゃ

動作の遅い陽菜はいつも最後になっちゃうもん

Tシャツを脱ぎタオルで汗を拭いていると
視線を感じふと振り返ったら優子先輩と目が合って
慌てて向き直った

目が合ったって事は陽菜の方を見てたのかな?
ううん、きっと思い過ごし
陽菜の事なんて見てるわけないじゃん

だって優子先輩には・・・・

「優子まだ〜」

「今行く、じゃーみんなまた明日ね(´-∀-)
あっちゃんお待たせ」

「おそーい」

家が隣同士で二年生の前田敦子さん
行きも帰りも一緒で
二人は付き合ってるっていう噂もある

陽菜はそれを眺めてるだけ

でもね、前田さんはクラブが違うの
だからクラブの間だけは
陽菜が見つめていてもいいですか



こんばんは

ロスへ行っていた小嶋さん

インスタストーリーから帰ってくるまでの空白の時間

優ちゃんに会ってたんだと思いたいぷーなです


どうぶつの森が解禁になりなかなか繋がらないなか
頑張ってやりすぎて飽きてきているぷーなです・・・


コートダジュールNO゜10
良かったですね
可愛い優ちゃんが見れて幸せでした(-∀-`)
時間は短すぎましたけどね
もう終わり?最初とエンディング長くねぇ?
と突っ込みましたが歌も癖になる感じだし
エンディングの映像も毎回変わってくれれば・・・
見れないですけどね(笑)



書物もなかなか進まないんですが
終わりの目処はついてないものの
ストックも出来たので
載せていきたいと思います

止まった時はストック切れやがったな
と思って下さい

学園モノです


ぐっと寒くなり風邪が流行っていています

体に気をつけ元気に年末を迎えましょう

年末年始は戻ってきて目撃情報上がればいいなー
もちろんこじゆうで(бвб)(-∀-`)


ぷーな

こんばんは

書きかけの小説がなかなか進まないので

拍手文と過去拍手分を更新します


今日?明日?の0時からいよいよ始まる
コートダジュールNo10゜

私はどれにも入ってないので
今日の無料放送を見たら

ひたすら円盤を待ちます(涙)


皆さんは楽しんでくださいね


ぷーな
カレンダー
<< 2017年11月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
アーカイブ
カテゴリー