(-∀-`)


私は男も行けるけどどっちかって言うと女性の方が好き

構内で初めて見た時は胸のインパクトの方が強くて
顔はちらっと覚えてるくらいだった

だっていきなり平手打ちだよ!
触ってもいないのにだよ!

叩かれたんだからもう一度くらい胸を見るよね(笑)

一応名前は聞いてたから次の日探したら

大人しそうで綺麗というか可愛いというか
両方を兼ね備えた人間がこの世にいるんだって思ったよね

絶対にこの子と友達になりたいって思ったもの

で、そんな陽菜はモテる
でも告白はあまりされないかな
みんな高根の花みたいに遠くから噂したり眺めたり

まあ、これだけの美貌なんだから普通彼氏がいると思うよね

なのに居ないのが私の中の七不思議だったんだけど
男に興味が無いって聞いて合点がいった

だったら私と!

頭で考えるより先に口走ってたよね
付き合ってみる?てね

陽菜はあまり乗り気じゃなかったみたいだけど
試しに付き合う事になった

付き合いだしたらやっぱり独占欲が出るもので
他の人に取られないように今まで以上に引っ付いた

調子に乗って学校でキスもした

軽いキスで済ませとけばあんなことにならなかったのに
少し進みたかった私は陽菜を煽り向こうからキスをさせた
必死な陽菜が可愛くてそして嬉しくもあって
もっともっと!と思ったのがいけなかったんだ

その現場を佐江に見られた

佐江ならたぶん言わないと思う・・・たぶんだけど

そしてその日、陽菜に手をつなぐ事を拒否され落ち込んだ

次の練習は三日後だけど佐江はどう接してくるだろうか


またフラれるかと思ったけど陽菜はいたって普通だし
何事もなく過ぎたものだから
調子に乗った私は練習の日、また失態を犯してしまった

誰もいない廊下で陽菜にキスをした
誰もいないからと手も無理やり繋いで曲がり角まで行った

まさか誰かに見られてたなんて思いもせずに



四限目
二人で講義室に入ると私達の事が噂になっていた


(わぁー二人で来たよ)
(廊下でキスしてたらしいよ)
(ヤバいどっちが男役?)


「みんな聞こえてんだよ(怒)
私が無理やりした事で、陽菜は関係ないんだよ
変な噂せずに堂々と聞けばいいだろ(怒)」

「優ちゃん・・・」

「私は誰とでもキスするし
なんならここのみんなとしてやろうか?」


(大島さんならやりそう)
(小嶋さん被害者なの?)


「おいよいよいなに叫んでんだ
どうかした?」

「佐江でもいいやキスしようぜ」

「はあ?お前何言ってるんだよ」

「だめ〜(汗)」

「しないから落ち着いてりんちゃん(汗)
いったいどういう事?」

「ここの全員とキスするからゆきりんもしよう!」

「こらー!佐江のりんちゃんに触る事はゆるさーん!!」


そんな会話をしているとベルが鳴ったからみんな席につきだした
佐江のおかげで助かったよ(;´-∀-)

一番後ろの席に四人で座る


「優ちゃん大丈夫?」

「アハッ平気平気♪」


高校の時今日みたいに付き合ってるのがバレて
私じゃなく相手の子が集中攻撃をされて
学校に来れなくなり転校して行った

私は彼女を守れなかったんだ
だから今度は絶対に守って見せる

講義中陽菜と筆談で相談し、放課後
サークルに行く前に佐江に思い切って言う事にした


「そっか二人付き合ってたのか」

「へぇ?それだけ」

「なんで?別にいいじゃん好き同士なんだろ
て言うかもっと早く言ってくれればよかったのに」

「でもさ偏見持つやつもいるだろ
現に今日だって・・」

「そうだよなーまだまだ住みにくい世の中だぜ(笑)」

「カル(笑)」

「才加と有華にも言った方がいいぞ」

「でもあの二人陽菜の事好きだし雰囲気悪くなったらいやだろ
チームとして成り立たなくなるかもだし・・・・」

「大丈夫だって!あいつら意外に物分かりいいから言ってみろよ」


佐江の言葉に勇気をもらい思い切って言うことにした



「今日の帰りご飯食べにいかない?」

「行く行く!優子から誘うなんて珍しいな
あ、もちろん陽菜ちゃんも行くんだろ?」

「うん(бвб) 」

「そっか、楽しみやわ♪」



サークルの帰りに五人で初めて食事に行く事になって

悦ぶ二人・・・期待させてごめんね