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死ぬまで恋をしていていいですか 3

授業が終わりお昼ごはん

食堂ではメニューの中から好きなものを注文



「おにぎり作って(-∀-`) 」

「沢山メニューあるよ」

「おにぎりがいい・・・・・」


そんな顔されたら作らないわけにはいかないじゃん


「あのう、おにぎり作ってもいいですか(汗)」

「作ろうか?」

「ハルナのがいい!」

「だそうなのですみません(汗)」


どうしてハルナが謝らないといけないんだろう・・・


「昨日の大きさでいいの?」

「うん(-∀-`) 」

「何個食べる?」

「今日はひとつでいい」


昨日は前の日から何も食べてないって言ってたもんね



「はい、どうぞ」

「ありがとう(-∀-`) 」


ハルナはオムライスを注文


「もぐもぐ・・・・それ、もぐもぐ・・・おいひいの?」

「オムライス?おいしいよ」

「・・・・・・・(-∀-`) 」


目が食べたいって言ってるよ


「食べる?」

「いいの?」

「一口だけね」

「うん、あ〜ん」


これって口に入れろって事?

みんなこっちを見てるんだけど
大きな口を開けて待ってるから
仕方なく口へ運んであげた


「んん!!美味しいおにぎりの次においしい(-∀-`) 」

「オムライス食べたことないの?」

「無い」

「何食べてたの?」

「う〜ん・・・飲み物?」

「栄養ドリンクとかサプリ?」

「そう、それ!でもたまに固いものはくれた」


固いもの?フランスパンか何かかな
お米は食べてなかったのか美味しいのに・・・・


「休戦日はいつも何してるの?」

「寝てる」

「ずっと?」

「うんすることないからずっと寝てたけど
今日は寝ないよ、だってハルナがいるもん」

「そ、そうだね、お引越ししなきゃ」

「うん、お引越し♪」

「部屋は何号室だったの?」

「何号室?う〜ん・・・・わかんない」



部屋の場所さえ覚えていたら戻れるけど・・・・


「ハルナ達の部屋は48号室だから覚えてね」

「48号室!わかった♪」


48、48って変なメロディー付けて繰り返してる


「荷造り多いなら手伝おうか?」

「ハルナは優しいね(-∀-`) 」

「そうかな」


普通だと思うけど


「すぐ取ってくるから部屋で待ってて」

「部屋分かる?」

「杖に案内してもらう」

「そんな事もできるの?」

「え、出来ないの?」

「むぅ・・使う機会ないから知らない」

「アハッ可愛い」

「え?」

「じゃーまた後で」


そう言うと住居とは反対方向へ走って行った


「どこへ行くんだろう」


まさか極度の方向音痴とか?そんなわけないか
方向音痴では戦場へ行けないから


死ぬまで恋をしていていいですか 2

血まみれの彼女が脳裏に焼き付き眠れない

それでも朝は来てまたいつもの毎日が始まる



「ふあぁ・・・・眠い」


あくびを極力我慢してるんだけどすればするほど涙が出てくる



(悲しいのかな)
(一応ルームメイトだったからじゃない)
(彼女は優秀だったけどハルナはねぇ)


「こそこそ人の悪口言ってる暇があるなら予習でもすれば」

「そっちこそ自分の事じゃないのに口を挟まないでよ」

「はぁ?みんな仲間でしょ(怒)」

「アツコやめときなって」

「サエだってそう思うでしょ」

「言いたい奴には言わせとけばいいんだから」

「でも」

「ほらミナミが心配してるよ」


みんな勘違いしてるけどそのままにしておいた
一応少しだけど寂しかったのは本当だから



「はい、みなさん席に着きなさい」


先生が教室に入ってきていつものように授業・・・
とはならなくて



「今日からこのクラスに入るユウコです
年は13歳ですが今までどこのクラスにも属していませんでした
空いてる番号のbVになるのでルームはハルナと同じね
面倒見てあげて」

「あ!おにぎり(-∀-`) 」


ハルナを指さしおにぎりと叫ぶ見覚えのある少女は昨日の・・・
ハルナが眠れなかった本当の原因の子

あの子とルームメイトになるって事?


「おにぎり?」

「なんでもないです(汗)わかりました」

「席も横がいいわねbSサヤカ、変わりなさい」

「はい」


才加が移動するとトコトコと走ってきて
ちょこんと椅子に座る


「エへへよろしくね(-∀-`) 」

「う、うん」


(ユウコってもしかして戦士ユウ?)
(まさかあんな子供なわけないでしょ)
(でも13歳で強い子は出動してるよ)
(小さすぎでしょ)


たぶんその想像はあってると思う
昨日血まみれだったのに
どこも怪我をしてなかったのが証拠


それにしてもいつも一つ二つ席が空いているのに
今日は全員揃っている


「今日は休戦日です」


だからか・・・・すっかり忘れてた(бвб) 


「なので午後からは自由時間ですが
羽目を外しすぎないように」

「はい」


月に一度だけ休戦日がある
誰も死なない安心していい唯一の日


毎日が休戦日だったらいいのに・・・・



この日からハルナの平凡な毎日が変わる事になった

死ぬまで恋をしていていいですか 1

「杖を出して机の上に置きなさい」

「・・・・・・・」

「8・・・・・bWハルナ」

「は、はい」

「杖を出しなさい」

「はい」

「・・・・・・まだまだ小さいわね」


魔法で杖を作ると身の丈に合った長さと太さの杖が現れる


「すみません(汗)」

(出動したくないからわざとなんじゃない)

「今言ったの誰
堂々と目の前に来て言いなよ(怒)」

「アツコ落ち着いて(汗)」

「ミナミは学級委員だろ
ちゃんと取り締まれよな(怒)」

(ユウだったら喜んで行くんじゃない)
(実在するの?)
(誰も見たことないんでしょ)


伝説の戦士ユウ

一人で何百という敵を倒すといわれているが

それが男なのか女なのかさえ誰も知らなかった




その日のいつもにもまして調子が悪いハルナ


「bW今日はもういいからbVの荷物を片づけてきて」

「わかりました」


慣れてるとはいえ
何年も共にしていたルームメイトの死はさすがに堪える


「少ない・・・・」


ここで何年も暮らしていても
普段は制服、出動のときは戦闘服

部屋着も全員同じものを支給されるから
私服は数枚で足りる


「はァ‥‥疲れた・・・・」


布団や教科書などを紐でくくるんだけど
勿論手ではしない

魔法を使うのがここでの決まり

それがなかなか上手くできないからすごく疲れる


「お昼過ぎちゃってんじゃん」


時計を見ると二時を過ぎていた

みんなはまだ授業中だから
誰もいない食堂に行って
おにぎりを作り部屋へ持って帰る途中
あまりにも天気が良かったから裏庭で食べることに


「よいしょっ・・・・うん、美味しそう」


ラップを外しかじろうとしたら目の前に人が現れた
・・・・というか降りてきたというほうがあってるかも


フードマントを被った小さな子供?


「何食べてるの?」

「え?」

「それ何?」

「これは・・・・おにぎりだよ」

「おにぎり?それ食べたい」


もう一つあったからどうぞと差し出す


ありがとう!とフードを取り前が少しはだけたその子の姿に驚いた


「大丈夫(汗)」

「なにが?」

「怪我してるんじゃないの」

「怪我?してないよ」


ということは返り血・・・・・


「いただきます♪」


私の隣に腰を下ろしむしゃむしゃ食べだした


「美味しい!こんなおいしい食べ物初めて食べた♪」

「普通のおにぎりだよ」


普段どんなものを食べてるんだろう


あっという間に食べてしまい
その子の目はもう一つのおにぎりにロックオン


「おなかすいてるの?」

「うん、昨日から何も食べてないんだ」


陽菜より明らかにお腹がすいてるだろうし
戦闘にで出てくれていたんだからあげないとだめだよね?


「もう一つどうぞ(бвб)」

「えw!?いいの、お姉さん優しいね」


おねえさん・・・・か
この子はいくつなんだろうそして何度出動しているんだろう
それに比べて陽菜はまだ一度も出動してないというのに・・・


「ごちそうさまでした・・・・クンクン」


ごちそうさまと同時に陽菜の首筋に鼻をつけ匂いをかぎだす


「ちょっと(汗)」


その時


「こんなところにいた」


後ろからする声


「ゲッ」

「戻ってきたらすぐ治療室に来いって
言ってあるでしょ(怒)」

「だっていい匂いがしたんだもん」

「ウロウロした後を誰が掃除して回ると思ってんの(怒)」


女の子を脇に抱え歩いていってしまった


「もう会うことないんだろうな」



何故そう思ったんだろう



「ユッピーが人とかかわるの珍しいじゃん」

「なんかねお母さんみたいな匂いがしたんだ」

「お母さんはこのマリコ様で十分でしょ」

「なんでおっさんがお母さんなんだよ」

「誰がおっさんだって(怒)」

「痛い痛い痛い(;´-∀-)」

「もう人前に出たらダメだからね」

「嫌だ!」

「あら、反抗期?」

「はぁ?いくつだと思ってるんだよ(怒)」




そんな会話がなされていただなんて夢にも思わなかったからかな

こんばんは(-∀-`)

皆様いかがお過ごしでしょうか


関西圏では緊急事態宣言が解除されましたが

私の仕事はまだまだ通常には戻りません(;´-∀-)


本社からチェックが入りOKを貰ってやっと再開


なんかもう邪魔くさすぎて辞めてもいいかな
なーんて思ってしまう今日この頃(笑)


やっと、一つ書き終わりましたー(パチパチ)


それも、また書いていたのではなく
新しく書き始めた小説なのです


勢いって大事ですよね(;´-∀-)


とりあえず感染者数は落ち着いてきましたが
まだまだ油断できません


皆さんもマスクをして細心の注意を心掛け
優ちゃんの映画が公開されるのを待ちましょう(笑)


では約一か月お楽しみください(бвб)人(-∀-`) 


ぷーな


P.S本編の追記も見てね

死ぬまで恋をしていていいですか プロローグ

いつもと同じ時間に起き、温かい食事を食べ学校へ登校

ただいつもと違ったのは
ルームメイトが帰ってこなかった事だった



「昨晩東地区において部隊が襲撃され
不運にもこのクラスから犠牲者が出てしまいました」


淡々と聞かされるルームメイトの死
ここではごく当たり前のことであり
涙する人は一人もいない



「彼女の健闘を称えるとともに
我々は日々一層の努力をし
魔力の力を向上させなければなりません」



”生きていたければ勝てばいいだけ”


誰かがそんなことを言ってたっけ・・・・




孤児を集め戦闘用の兵士を育成するための学校

生まれ持った能力(魔法)がみんな違うから
色々使えるように勉強する


その中で優秀な生徒は能力によって出動

何度も出動してる生徒もいる中
陽菜のように一度も出動していない生徒は数が少なかった


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