「今日から秋葉原高校でお世話になります大島優子です」

(やべぇ可愛い)

「保健医ですが心理学の勉強もしていたので
学業やクラブ活動又は家の事でも悩みがあれば相談に来てください」


(恋の悩みでもいいですか!)


「いいですよぉ片想いとか大歓迎(-∀-`) 」


(先生に恋しちゃう)


「こら、静かにしなさい(怒)」


教頭からのお叱りの一声


「では保健室で待ってますね」


まったく興味が無いのか
隣の何かのキャラクターに似ている女の子と話していたNANA

その三つ前で怖い顔をして睨んでいた彫刻顔の女の子と
一番後ろで見守る背の高いショートカットの女の子の
どちらかは使い道がありそうだ

今日は終業式だから誰も来ないだろう


「先生、足の骨折れた(汗)」


そう言って歩いて入って来たのは背の低い男の子


「折れてたらそんな風に歩けないわよ(笑)」

「そっか、そうやんな(汗)」

「君はお関西の人?」

「ちゃうでバリバリの東京は八王子なんやけど
関西の友達とおったらこんな話し方になってもたんですわ(汗)」

「アハハハハ面白いね名前とクラスは?」

「三年A組高橋みなみ」


A組か


「で、何していてこうなったの?」

「サッカー部なんすけどシュート打ちに行ったら
Gキーパーに上から乗られ足が逆むいたんちゃうか?
て言うくらい曲がって(汗)」

「う〜ん・・・・これはねん挫だね」

「全治一か月とか?」

「一週間見てたらいい所」

「そんな軽い?」

「はい、これで良しお風呂上がったらまた湿布貼って
朝貼り替えて来たらいいわよ」

「二週間後の試合間に合いそうで良かったっす」

「で、高橋君は恋の悩みとか無いの?」

「ウグッ・・・・そ、そ、そんなん言われへん(汗)」

「あぁぁ、あるんだ(笑)言うだけでもスッキリするよ」

「誰にも言わないっすか?」

「秘密厳守(-∀-`) 」

「同じクラスの小嶋さんに入学式の日に一目ぼれして
何も出来んまま今に至る・・・」

「そっか、その小嶋さんて子は可愛いの?」

「可愛いってもんじゃない!
話しかけたらふわっと笑ってくれるし
宿題見せたら喜んでくれるし
お昼だって俺にジュース買いに行って欲しいって言ってくれるんだぜ」


それはパシリと言うやつだと思うよ(;´-∀-)
良いように使われてるのか・・・なら大丈夫だな


「最後の年なんだから後悔しないように
告白した方がいいんじゃない?」

「そんな事してもしフラれたら(汗)」


もし・・・じゃなくて確実にフラれるでしょ(笑)

だって彼女は・・・・・


男性が嫌いだから