ここの高校の体育祭は九月の下旬
夏休み明けから練習が始まり準備もしないといけないので
九月は目まぐるしく忙しくなるから病人やけが人も多くなる

そうなるとお昼は保健室で食べれなくなるから
襲われる準備は夏休みにしておかないと・・・


ガラガラガラ


「やっと終わったー」

「こら、ノックをしないとダメでしょ
病人がいたらどうするの」

「テストだから誰も来てないでしょ」

「アハハハ確かにそうだ(-∀-`) 」

「明日から夏休みじゃん、優ちゃんも夏休み?」

「私は学校に来ないといけないんだ仕事だからね」

「そうなんだ・・・だったらここに来て宿題してもいい?」

「せっかくの夏休みなのにどこにも行かないの?」

「みーちゃん達と毎日遊ぶわけじゃないし
家にいても一人だから・・・」


一緒に住んでいるおばさんは仕事だもんね


「いいけど手伝わないわよ」

「えぇぇ〜」

「解き方を教えてはあげるけど自分の力でしないと身につかないから」

「いいよ、全部教えてもらうもん(бвб) 」

「あぁ・・・・その手があったか(笑)
ん・・・バイブの音」

「たぶんみーちゃんだからいい」

「そう言えば今掃除の時間じゃないの」

「ゲ、バレタ(汗)」

「早く行きなさい」

「じゃーさ、筆記用具と宿題おいて帰ってもいい?」

「家で全然しないつもり?」

「毎回しない(бвб) 」

「どこでしてたの?」

「みーちゃんや麻里子の家へ写しに行ってた」

「それでよく進級で来たわね(;´-∀-)」

「う〜ん・・・なんか無意識に解いてるみたいで
チャイムが鳴る頃には半分以上埋まってるの
陽菜天才かもしれない」


NANA・・・?


「いいわ、帰りに寄りなさい」

「やったー!そろそろ掃除も終わる頃だから戻りまーす(бвб) 」


そう言いながら保健室を出て行った


頭も良いのか・・・


ふぅ〜・・・・逸る気持ちを気持ちを抑えるのに一苦労だ


「よ、お疲れ」

「・・・・・お疲れ様です」

「なんだよ、誰もいないんだから畏まるなよ」


一息ついていたら入って来た
こいつ、東山春人
高校三年生の時に半年だけ付き合ってた彼氏

女性が好きなのがバレそうになり付き合った
最初で最後の男

大学進学の方向性の違いで別れを切り出すも
しつこいくらい理由を聞かれ
嫌いになったからで別れた
まあ、タラシでもあったからそれも理由に付け加えたら
以外にすっきり別れられたっけ

忘れていたのに連休明け産休に入った先生の代わりに
赴任してきたのがこいつ


「何か用ですか」

「今日ご飯いかないかなーと思って」

「行きません」

「即答かよ(笑)」

「生徒に嫌われたくないので」


チャラそうに見えて女生徒に人気がある


「優ちゃん!!あ、春人」


春人?今、春人呼びした?


「お、小嶋どうした」

「春人こそここで何してるの」

「なにって・・・お前こそ何しに来たんだ」

「小嶋さん先生の事呼び捨てはダメよ」

「え、でも春人が授業で俺の事は春人と呼んでくれって言ったから
みんな呼び捨てにしてるよ」


そうだったのか・・・焦った(;´-∀-)
もしかして陽菜を狙ってるなんて事無いよね


「まさか優ちゃんを狙ってるんじゃないでしょうね
陽菜知ってるんだよ、この前六本木を倉持先生と歩いてたの」

「いや、あれは同じ教科だから話を聞くためにだな(汗)」

「と言う事で出て行って下さい」

「小嶋も早く下校しろよ」

「はーい(бвб) 」


慌てて出て行った春人


「ところで小嶋さんはどうして六本木にいたのかな?」

「え、行ってないだけど・・・
なんか見た気がして・・・
夢かなーと思ったけどカマかけたらホントだったみたい(汗)」


まさかNANAが・・・
変な遊びしてないよね?


「陽菜帰るよ(ΘωΘ) 」

「はーい、じゃーまた明日(бвб) 」

「バーカ、明日から夏休みでしょ(笑)」

「ひっど、それくらい分かってるし(怒)」

「だったら、ってあんたカバン忘れてるよ」

「あれはいいの!」

「はい?あんたね重いからっておいて帰ったらダメでしょ
麻里子陽菜のカバン持って」

「だ・か・ら!良いんだって(怒)」

「ちゃんと説明して」

「もう・・・・ここで宿題するの!」

「まさか、先生にさせようって言う魂胆?」

「はぁ?違うし、教えてもらうだけだし」

「夏休みに学校来るの?
来るのが嫌で三年間クラブにも入らなかった人が?」

「毎日じゃないもん、優ちゃんが居る時だけだし」

「先生いいんですか?」

「私は構わないわ、あなた達も来る?」

「麻里子どうする?」

「来れる日だけお願いします」

「いいわよ(-∀-`) 」



次の日から交代で付き添って来た二人


そらそうよね三年の夏休みなんて塾で忙しいはずだから
毎日付き合ってられないわよね