31歳 お誕生日おめでとう

「あぁ、いたいた(бвб) 」


ギリギリに席についた陽菜
小さい人確認


「・・・・あれ?陽菜!」

「え?あ!優子どうしたの?」

「私は招待されたんだよ」

「私も招待されたの(бвб) 」

「なんだ、それなら一緒に来ればよかったね」

「ねぇ(бвб) 」


席は隣の隣の隣

近いけど触れれない距離


ショーは楽しくかった


「挨拶行くでしょ?」

「もちろん(-∀-`) 」


一緒に舞台裏へ


「あれ、二人一緒だったの?」

「ううん、偶然席が近かったんだ(-∀-`) 」

「へぇ〜」


ニヤニヤしながらこっちを見てくるからムカつく

久しぶりに写真を沢山撮った
だってお互い忙しすぎて休みが合わないんだもん
それに最近ダイビングに夢中で
趣味が同じじゃない陽菜には声がかからない


「夕飯食べた?」

「まだ(бвб) 」

「じゃー軽く食べに行く?」

「いいよ、陽菜の知ってるお店でいい?」

「大好きな陽菜がいるなら私はどこでもいいよ(-∀-`) 」

「いつもありがと(бвб) 」

「もう、相変わらずだな(;´-∀-)」

「ふふふ、それが嬉しいんでしょ」

「そうとも言う」


優子といるとどんな会話も楽しい


「車なんだけどどの辺かな、駐車場ある?」

「コインパーキングあると思うけど・・・車なの?」

「この服で電車はちょっと無理だからね(笑)」

「そうだよ、何背中見せてんの
て言うか誰に見せてんの(怒)」

「え、どうして怒るのかな
HLTだって背中開いてるじゃん(;´-∀-)」

「あれはファッション!」

「これもファッションでしょ」

「優子のは開き過ぎなの!」

「車に着替え置いてるからさ(;´-∀-)」

「早く着替えて!」


そう言いながらしっかり写真は撮った(бвб) 


「あそこのお店だから先に入って予約しとくね」

「車止めたらすぐ行くから
寂しいと思うけど我慢してね(-∀-`) 」

「・・・・・・・・」

「だからスルーしないで(;´-∀-)」


何も答えず車から降りて先に向かう


「いらっしゃいませ、あちらです」

「ありがとぅ(бвб) 」

「遅い!イチャイチャしてんじゃねえよ」

「してないし」

「証拠は挙がってんだからね
何なら見せようか」

「もう見ましたー(бвб) 」

「ほら早くしないと来ちゃうよ」

「そうだった(ΘωΘ)」



コンコンコン


「どうぞ」

「おまた・・・・」

『Happy birthday 優子!!』


パンパンパン!!!


「え?・・・・なんで・・・」

「前夜祭だよーん」

「でも偶然じゃー・・・」

「そんなわけないでしょ
用意周到、念入りに計画を練って今日にいたる(ΘωΘ)」

「嬉しい!ありがとうみんな(。-∀-)」

「全部はる「わぁわぁわぁ」

「誰でもいじゃんほら早く座って、主役さん」

「う、うん(-∀-`) 」


もちろん陽菜の席は隣

夜?

もちろんお持ち帰り・・・・したに決まってる

一番におめでとうを言うのは陽菜でありたい
今日もこれからもず〜とね



優ちゃんお誕生日おめでとう


こじゆうフォーエバー(бвб)人(-∀-`)



おしまい

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もう一度初恋 16 最終話

その日優ちゃんは家に泊った


引っ越してきた日は優ちゃんのベッドで一緒に寝たけど
今日は陽菜のベッドに優ちゃんが寝てる


「ねえ」

「ん?」

「いつから陽菜の事好きになったの?」

「それは・・・・物心ついた時かな」

「はぁ?なにそれ
じゃぁその時からずっと好きだったって事?」


コクンと頷く優ちゃん


「でも陽菜卒業式の日にフラれたよね」

「あれは・・・・次の日あそこを離れるのに
付き合う事なんて出来ないでしょ」

「どうして?遠距離とかあるじゃん」

「遠距離なんて無理だよ
高校へ行ったら他の中学の男子もいるし
男子が陽菜を放っておくわけないでしょ
その中にはかっこいい子もいるだろうし
どうせフラれるなら付き合わない方がいいかなって
傷は浅いうちがいいから・・・・」

「陽菜はフレれて深く傷ついて
ずっと引きずったまま今日まで来たんだからね
なのにまたフラれて・・・・
もう実家に帰ろうかって思ったんだから」

「あの時はまだ才加と付き合っていたから
陽菜の告白を受け入れたら二股になるでしょ
だからちゃんと別れて私から言うつもりだった」


真面目と言うか、責任感が強いというか・・・

と言う事は陽菜達ずっと両想いだったんじゃん
なのに優ちゃんは・・・・


「浮気された気分」

「え?」

「陽菜の事が好きなくせに違う人と付き合って最低」

「いや、だって陽菜はとっくに私の事なんて忘れてると思ってたし
いつまでも引きずってないで
新しく踏み出そうって頑張ってやっと恋人が出来たんだ
才加とは一年前に知り合って初めて付き合った人だったから」

「どうしてあんな浮気性な人と付きあったの
それに暴力まで振るわれて」

「趣味とかが同じで話があったんだ
私といる時は私だけを見てくれるし
浮気相手は全部遊びでお前が本命だって言うから」

「そんなの全員に言ってるよきっと」

「そうだよね・・・・
多分陽菜を忘れるのに誰でもよかったんだ
私こそ才加に申し訳ない事をしたと思ってる」


どこまで人がいいんだか・・・・


「別れられたの?」

「たぶん・・・・
抵抗も何もしなかったら面白くないって追い出されたから」

「でもまた来るかもしれない」

「だよね・・・・やっぱり陽菜は実家に戻りな」

「優ちゃんはどうするの?」

「才加に許してもらえるまで話してみる」

「話してわかるんだったら殴られてないって」

「そうかもしれないけど・・・」

「・・・・・・・・わかった!」

「何がわかったの?」

「ここを引っ越して二人で部屋を借りて一緒に暮らそう
それだったらパパたちも安心してくれると思うから」

「アハッさすが陽菜
ぶっ飛んでるね(笑)」

「そうかな?それしか方法は無いと思うんだけど」

「・・・・確かにそうかも
陽菜はそれでいいの?」


陽菜の初恋は優子

誰?初恋は実らないなーんて言ったの

そして優ちゃんの初恋も陽菜


「ねえ、もう一度初めから始めよう(бвб)」

「何を?」

「恋だよ恋!」



もう一度初恋から始めよう 


ねえ、優ちゃん





おしまい
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