陽菜



「ただいまぜぇー(-∀-`) 」

「お帰り(бвб) 」

「えーと・・・今日給料日でこれ明細」

「お疲れ様でした」

「佐江が奥さんに、まだ研修期間中だから少なくて
ごめんなさえって言っといてって・・・・
そのう・・・ごめんよ(;´-∀-)」


これで少なかったら満額っていくらになるの?


「頑張って節約するからもう少し働かせてください」


どこで覚えたのか土下座する優ちゃん
きっと社長の入れ知恵?


「一年は様子を見るって言ったんだから
気にしなくていいよ」

「おぉぉぉ!!にゃんにゃんが女神さまに見えて来たぜ(´-∀-)」

「いつもは違うの?」

「違わない!いつもいつでもにゃんにゃんは俺の女神ぜ♪」


目をキラキラさせて褒めてくれるから
なんか胸が痛い(汗)



優子



「ご飯冷めちゃうから早く食べよう」

「・・・・・・(´-∀-)」

「なに?」

「なんか、優しい(;´-∀-)」

「じゃー怒ろうか?」

「嫌だ!そのままがいい
ずっと優しいにゃんにゃんがいい(;´-∀-)」

「だったらしっかり働いて陽菜達を養ってね(бвб) 」

「お、おう!!」


絶対にこんな給料じゃやっていけないでしょ!
早くやめて仕事探してよね(怒)

て、怒られると思ってたのに・・・

優しいのは嬉しいけどなんか怖い(;´-∀-)

これを嵐の前の静けさとか言うんだろ?

嵐よ、来ないでくれ(;´-∀-)



「今日ユナをお風呂に入れてくれる?」

「いいぜ(´-∀-)」


先に入って全部洗い終わってから呼ぶ


「おーい・・・いいぜ」

「はーい(бвб) 」


「ぬおぉぉぉ!?」

「パパへんな声だね(笑)」


裸の陽菜がユナを連れて入って来たんだから
そりゃー変な声も出るぜ(;´-∀-)


湯船に浸かり陽菜がユナを洗うのを見守り
はい!と渡されユナを湯船につける

その間陽菜が頭を洗ってるんだけど
胸がプルンプルン揺れているのを
じっと見てたらつい手がぁー


「のわぁぁごめんよ(;´-∀-)」


また怒られる!と思ったのに


「それはユナが寝てからね」

な〜んて言いだすんだぜ


どうした?もしかして俺死ぬ?
だから優しいしお風呂も三人で入ってくれるし
触っても怒らないのか?


「にゃん・・・にゃん・・(。-∀-)」

「え、どうしたの(汗)」

「おで死にたくない(泣)」

「・・・・・バカな事言ってないで横空けて」


そう言って湯船に入って来た


「寿命が短くてももう少し生きていたい」

「短いの?」

「犬だったらもう死んでる年だから・・・」

「犬だったらでしょ、優ちゃん人間になったんだよ」

「そうだけどたまにしっぽ生えてくるし耳だって・・・
もしかしたら人間の半分?」

「ぁぁ・・・だったら40歳位か・・・後数年だね」

「ユナの成人式見たかった(泣)」

「はぁ・・・バカな妄想してないで
早く上がってくれないと
ユナがのぼせちゃうでしょ」

「うん・・・・」


怒られはしなかったけど呆れられてしまった

ユナの身体を拭きパジャマを着せて白湯を飲ませる


「これも後何回出来るんだろう・・・ごめんよユナ
パパの事忘れないでくれぜ(。-∀-)」


「あ、全部してくれたんだありがとう(бвб) 」


にゃんにゃんからありがとうって言われた

・・・・やっぱり俺一年ももたないのか?


「さーてユナは寝ようね」

「え・・・まだ九時だぜ?」

「赤ちゃんは寝る時間で―す」


そう言って寝室へ入って行った

いつもは早く寝かせると早く起きるからって
十時過ぎるまで起こしてるのに・・・

そうだ、死ぬまでにやりたい事を書き出そう


紙と鉛筆を用意して真剣に考える



「やっと寝てくれた・・・何書いてるの?」

「死ぬまでにやりたい事」

「そう言えばさっきから変な事言ってるけど
病院にでも行ってきたの?」

「あっ!」


紙を取り上げられ見られた


「返してくれよ」

「何これ・・・陽菜と一日中エッチ
旅行に行ってお風呂でエッチ
花に囲まれてエッチ
車の中でエッチ・・・・・・」


「か、かえせぜ(;´-∀-)」

「頭の中これしかないの?」

「だってどうせ死ぬんだったらいっぱいしたい!」

「病名は?」

「わかんない」

「誰に言われたの?」

「言われてない」

「だったらどうして死ぬかもって思ったの」

「それは・・・・・にゃんにゃんが優しいから…」

「はぁ・・・・優ちゃん来て」


両手を広げて来てと言われ胸に飛び込む


「陽菜怒ってばっかだったね」


首を横にプルプル振り


「おでが甲斐性ないから仕方ない」

「それもあるんだけど」


やっぱりぜ・・・・(。-∀-)


「育児をしてるとねついイライラしちゃって
優ちゃんにあたっちゃってごめんね」


おおん・・・そうなのか?


「俺は男だから・・・・大丈夫」

「今日のお給料は優ちゃんが一生懸命働いてくれた証だから
大切に使わせてもらいます」

「でも・・・足りないだろ?」

「まだ貯金もあるし・・・
来月はもっと頑張ってくれるんでしょ?」

「俺、スゲー褒められるんだぜ
みんなからも凄い凄いって言われて
優子が仲間になってくれてよかったって佐江に言われて
有華とか由依にもやるじゃん!て言われて
昔っからの仲間みたいで仕事が楽しいんだ
だからずっとあそこで働きたい」


「それは優ちゃんの頑張り次第かな(бвб) 」

「頑張る!死ぬ気で頑張る!」

「気持ちだけね、本当に死んじゃったら嫌だからね」

「・・・・・にゃんにゃん」


こ、これは、この雰囲気は・・・いけちゃう?

そのまま顔をあげ唇へ・・・・

うぉぉぉ目を閉じたぞ
よし、このまま押し倒して


「ヤダ(бвб) 」


やっぱりぜ(。-∀-)


「ベッド行こう」


やっぱりじゃ無かったぜ(´-∀-)

この勢いでもう一人♪


・・・・・それは許してくれなかったんぜー(。-∀-)