「メインはこちらからお選びください」


そう言って渡されたメニュー


陽「優子はどれにする?」

優「お肉にしようか魚にしようか悩んでるんだよね」

陽「じゃー陽菜はお魚にするから半分こしない?」

優「いいの?」

木「私もどっちにしようか悩んでるから半分こしたい」

吉「私も!」

菜「私だって(怒)」

優「だったら私はチキンにするから四人で半分ずつしなよ」


其れだったら意味ないんだけど・・・・・
仕方ない


陽「陽菜がチキンにするから優子は誰かと半分こして」

優「でも陽菜はお肉のほうが好きでしょ」

陽「優子だってお肉のほうが好きじゃん」

優「私はいいから陽菜が食べて」

陽「優子が食べなよ(бвб)」

菜「もうさ、全員お肉でいいんじゃない」

吉「そうだよね、そのほうが丸く収まる」

木「じゃーお肉五つね」


せっかくイチャイチャしてたのにぃー(怒)
仕方ないもう一つ点数稼ぎ


陽「陽菜がここ見てるからみんな先に取ってきたら」

優「ありがとう、すぐ取ってくるから待ってて」


そう言うと一番に立ち取りに行く優子を追いかける三人

スマホで仕事の情報チェックしてたら目の前に置かれたスープとサラダ


陽「え?優・・・・ちゃん?」

優「これ好きだよね(-∀-`) 」

陽「うん、ありっがとう(бвб)」


とびっきりの笑顔で答えたらアハッて笑ってまた取りに行った
これは幼馴染の強み、好き嫌いをみんなより知ってるからねエヘン


吉「あれ?陽菜取りに行ったの?」

陽「優子が持ってきてくれたの」



どや顔で答えながら由里子の眉間にしわが寄るのを見ていると
優子が自分のスープとサラダを持って帰ってきて席に座った


吉「前菜いらないの?」


優「先にこれを食べちゃうあ、ドリンク忘れた(;´-∀-)」


陽「陽菜がとってくる氷なしのウーロン茶でいいよね」


優「アハッよくわかってるねお願いしようかな」


陽「任せて(бвб)」



優ちゃんに見えないように由里子にベッと舌を出して取りに行く


席に戻るとみんな戻ってきて座っていた


優「陽菜ありがとう」


ニコッと微笑んで椅子に座りスープとサラダを食べていると
メインのお肉がやってきた


吉「ん!?・・・美味しい」

菜「うん、美味しい」

木「これだけ美味しいと他のも食べてみたくなるね」

優「またくればいいじゃん」

陽「そうだよ、彼氏とくればいいじゃん(бвб) 」

優「え、彼氏いたんだ
そうだよねこんな可愛いのに居ないわけないか」

木「いない居ない(汗)陽菜こそ彼氏とくれば」

優「うそ、陽菜いつの間に出来たの?」

陽「変な事言わないでよ、陽菜彼氏なんていた事ないから
優子だって知ってるでしょ」


ずっと優ちゃん一筋なのにー文乃のバカ(怒)


菜「マジで?今まで一人もいなかったの」

陽「そう言ってるし(怒)」

吉「じゃー処女なんだ」

陽「ちょっと(汗)こんな所で言わないでよ」


優子だってそうだよね?彼氏いる所見たことないもん

チラッと顔を見たら凄い真面目な顔をして陽菜を見てるんだけど
これはどう受け止めればいいのかな?

でもすぐにフッと微笑むと立ち上がり


優「ほかのも見てこようかな」

陽「陽菜も行く!」

優「うん、行こう」


他の三人のお皿にはまだ料理があるからいけないよね


勝った(бвб)
心の中でガッツポーズをしたのは言うまでもない